ワイズロード 新ポータルサイト

.

初めてのトライアスロン #15(最終回)レース後は必ず洗車&メンテナンスをしよう!

487
お茶の水店】関 和貴 24年09月11日

みなさんこんにちは、ワイズロードお茶の水店 関です。

S-_DSC7920

初めてのトライアスロン完走を目指してトライアスロンに挑戦する様子をご紹介していく企画。

日々の練習からおすすめアイテムなど、ゆるく、幅広く紹介していこうと思います。

 

 

今回は第15回 。 無事に初めてのトライアスロンに参加して、今回いよいよ最終回。

今回はトライアスロン後のメンテナンスをご紹介します。

 

 

自分は普段主に修理作業担当なので、メンテ相談はお任せください!

 

使い終わったトライアスロンバイク、放置しないで!!

必要なメンテナンス、ご紹介します。

 

 

 

 

 

 

ウエットスーツ

ウエットスーツはできるだけ早く洗って乾燥させましょう。

塩分や砂、汚れをシャワー等で洗い流します。

 

その後風通しの良いところで1週間前後陰干ししましょう。

直射日光はNGです。

 

また、細いハンガーを使うとウエットスーツが変形してしまうので注意しましょう。

できるだけハンガー等での保管が好ましいですが、折りたたむときはベビーパウダーなどをつけるとくっつきにくくなります。

 

 

 

バイクメンテナンスの重要性

トライアスロンバイクではレース前のメンテナンスと同じくらい、レース後のメンテナンスが重要です。

トライアスロンでは海水、汗、ドリンクなど、様々なものがバイクにかかります。これらは想像以上にバイクにダメージがあります!

サビます!!

 

トライアスロンが終わって、疲れが取れたら、バイクをしまう前にしっかり掃除、点検、注油をして次のライドに備えましょう。

掃除をしないとどんどん傷んで、次に乗りたいときにすぐ乗れませんよ!

 

 

トライアスロンやトレーニング後に必要なメンテナンスを、トライアスロン後の自分のバイク掃除と合わせてご紹介します!!

 

 

汚れを落とす

バイクについた海水、汗、ドリンクをしっかり落としましょう。

 

S-_DSC7841

ステムについたドリンクのベタベタ。

水ではないので放っておいても乾くことはありません。

 

 

S-_DSC7848

ステムがこれだけベタベタということは、ヘッドにも侵入している可能性大!

普段は見えないし掃除できないからこそ定期的なグリスアップが必要です。

 

 

S-_DSC7851

ボトルケージまわりは砂、ドリンク、汗、油、、全てで汚れる危険地帯。

長期間放置するとボトルケージ台座が腐食して最悪の場合廃車の一因に。

 

 

S-_DSC7844

シートポストにもなぜかドリンク(?)の汚れ。

高速巡行時に飛び散ったものか??

 

 

S-_DSC7843

足回りは砂汚れ。

砂と油汚れが合わさると駆動パーツがベチャベチャになり、動きの悪さや消耗につながります。

 

 

自分でやる場合

できるだけ早いタイミングで水洗い洗車しましょう。

シャワーで水をかけてOKです。(高圧洗浄機NG)

バイク全体を濡らしてからバイクシャンプーとスポンジでごしごしフレームを洗います。

 

同時にチェーン掃除もする場合は、先にチェーンやスプロケの掃除をしておくと良いでしょう。

 

ドリンクのベタベタが無くなったら水で泡をよく流します。

 

 

S-_DSC7879

屋外で水洗い洗車する環境がない方は「ワコーズ フォーミングマルチクリーナー」をフレームにスプレーして、タオル等で汚れと一緒に拭き落としましょう。

 

サビやすいポイントは、ボトルケージ台座付近、ヘッド付近、ハンドル付近、サドル~FD付近などです。

しっかり洗いましょう。

 

洗車の手順は、、、

チェーン掃除→チェーン注油→スプロケ・駆動部掃除→フレーム掃除→必要に応じて仕上げのチェーン注油→点検・増し締め

がオススメです。

 

 

チェーンもキレイに掃除しましょう。

海水がかかったままではサビてしまします。

 

チェーンは「ワコーズ チェーンクリーナー」を使って水洗いするか、チェーンクリーナー、通称ガラガラを使うと便利です。

 

 

S-_DSC7885

チェーンが伸びていないかも定期的にチェックしましょう。ご来店いただけば無料で点検いたします!

(スタッフの手が空いていればすぐにチェックいたしますが、その他修理相談などあれば電話でご予約の上、ご来店くださいませ)

 

自分のチェーンは残念ながら伸びていたので交換になりました。

 

 

S-_DSC7881

スプロケットも掃除しましょう。

汚れがひどいと、駆動抵抗、変速不良、摩耗の原因になります。

 

 

S-_DSC7883

おススメの強力な洗剤、No.92で水洗い。

 

 

S-_DSC7884

こんなにキレイになります!

掃除のご依頼もご相談ください!!

 

 

内部の状態をチェック

外観はきれいでも、内部がサビサビということも良くあります。

特に変速機やベアリングなど可動部は一度サビると交換するしかないこともあるので予防と早期発見が大切です。

ショップでしっかりと点検しましょう。

 

分解=交換が前提なパーツもあるので、まとめて消耗パーツ交換・オーバーホールもオススメです。

詳しくはご相談ください。

 

 

ハンドル・DHバー

S-_DSC7845

ハンドル回りのネジやDHバーの固定部はサビやすいポイント。

サビ止めのオイルを塗布しましょう。

特にDHパッド裏の固定ボルトは放置するとまずサビます!

 

 

S-_DSC7855

トップチューブバッグやストレージも補給食で汚れやすい部分。

しっかり洗いましょう。

 

 

ヘッド

S-_DSC7858

顔からの汗がかかってサビるポイント。

ハンドリングが悪かったり、フレームのすきまから茶色い粉が見えていたら要注意。

 

S-_DSC7860

サビてはいませんが、汚れがたまっていました。

 

 

S-_DSC7861

フレーム側もしっかり掃除・グリスアップしたうえで組み戻します。

ヘッドは頻繁にメンテナンスすることが難しいので予防が大切。

 

当店のオーバーホール等では、汚れや消耗具合に合わせてグリスの量や種類を調整しますが、汗かきな方、ローラー台で使う方、トライアスロンで使う方はお申し出頂けば、サビにくいよう念入りにグリスアップいたしますのでご依頼ください。

 

 

BB

体からの海水、汗でサビるポイント。

通常使用でも2~3年前後で交換推奨。

 

 

S-_DSC7882

クランクを外してBBを点検。サビや回転の異常が無いか確認します。

但し、BBは極端に劣化しているものを除いて、目で見たり、手で触っても異常を感知しにくい部分です。

2~3年使っているなら交換が無難です。

 

 

ホイール

ミドルグレード以上のホイールは定期的にメンテナンスが必要です。

必要なメンテの種類や頻度はメーカーによって異なりますが、雨天走行やトライアスロン後は水が侵入していないか点検した方が良いです。

特にMAVIC、次いでDT SWISS系はそこまで防水が強くないので点検とフリーボディーのグリスアップをしましょう。

*メーカーごとのメンテナンス内容や頻度は最後にご紹介します

 

 

S-_DSC7920

これはお客様のホイールですが、必要なグリスアップを忘れてしまうと、購入1年以内でもサビサビになってしまうこともあります!

 

 

S-_DSC7922

一度サビてしまうと修理費用が増えてしまうので、定期的に点検・清掃・グリスアップをしましょう。

 

 

動作確認

ギアチェンジやブレーキの動作確認、異音が無いか、がたつきが無いか点検しましょう。

 

ネジの確認

ネジのゆるみが無いか確認しましょう。

特に車、電車、飛行機等での長距離移動では振動でネジが緩むことがよくあります。

ネジのゆるみが無いようにしっかり増し締めしましょう。

 

注油

チェーンにしっかり注油しましょう!

海水がかかったままの状態はもちろん、掃除で脱脂したまま放置するとサビます。

必ず「チェーン専用のオイル」で注油しましょう。

 

駆動パーツの可動部にも必要に応じて注油しますが、間違った部分や間違ったオイルを使うと、むしろ悪化してしまうこともあるので、不安な方はショップにお任せください!

 

 

 

まとめ

自転車を良い状態に保つには、

海水、汗、ドリンクなどの汚れをしっかり落とし、

適切なオイルでコーティングすることが重要です。

 

トライアスロンでオンシーズンしか乗らない方は、放置すると来シーズンにはサビサビになってしまいます。

年間通してガンガン乗る方も、汚れや摩耗が蓄積するとこれも状態が悪くなってしまいます。

2~3年に一度はオーバーホールをしましょう!

 

シーズンの終わりにしっかり点検して、長期的に良い状態で楽しみましょう!

 

 

S-S__9912396_0

自分のバイクもピカピカになりました!

これでしばらく乗らなくても安心だし、次乗る時も気持ちよく動くはずです!!

 

 

メンテナンスのご案内

当店では、お客様のバイクの状態やご要望に合わせて必要なメンテナンスをご提案するので、何でもご相談ください。

ここでは、よくある簡単な例を紹介します。

 

 

・どんなメンテナンスが必要かわからない

まずはご予約の上、自転車を見せに来てください!状態を確認の上必要なメンテナンスをご提案します。

ご来店前に電話で作業予約をお願いいたします。

 

 

大きな異常はないが全体点検をしてほしい

・少ない予算や限られた時間で点検してほしい

・変速調整やチェーンの注油などのメンテをしてほしい

↳クイック調整

 

・チェーンやフレームをしっかり清掃したうえで注油等してほしい

↳清掃メニュー(応相談)

 

・数年間ホイールのメンテをしていない

・雨天走行したのでホイールの状態が気になる

↳ハブオーバーホール

 

・数年間乗ったバイクで全体的に消耗パーツの状態が気になる

・清掃やヘッド・BBなど内部のパーツも見てほしい

・パーツ交換と清掃でバイクを新品のように復活させたい

↳オーバーホールB

 

・徹底的に掃除して性能を復活させたい

・新品同様・新品以上の性能にしたい

・キズなどが気になる

↳オーバーホールA・レストア

 

 

メニューの紹介

クイック調整 ¥2,200~

全体点検です。変速・ブレーキ点検、チェーンの注油、各部ネジのゆるみを点検し、状態の悪いパーツがあれば交換を提案します。

レース前後、異変を感じたとき、半年・1年に一度などのタイミングでオススメです。

あまりにも消耗品の状態が悪い場合はオーバーホールなどを提案する場合もあります。

 

清掃メニュー

お客様のご要望に合わせて各部を清掃・注油いたします。

金額は清掃箇所、汚れ具合等によって変わります。

「フレームとチェーン・スプロケをキレイにしてほしい」参考価格 ¥11,000前後

「チェーンだけキレイにしてほしい」参考価格 ¥5,500前後

などなど、ご相談ください。

 

 

ハブオーバーホール

ホイールは定期的なメンテナンスをしないと、どんどん性能が下がってしまいます。

ざっくりとしたメンテナンス頻度をご紹介します。

 

シマノ2~3年前後に一度ハブオーバーホール

カンパ1~2年に一度ハブオーバーホール

DT系 前後輪:2~3年でハブオーバーホール(ベアリング交換) 後輪:半年~年に一度フリーボディーグリスアップ

MAVIC 前後輪:2~3年でハブオーバーホール(ベアリング交換) 後輪:1~3ヶ月に一度フリーボディーグリスアップ

*個人的な感覚です。メーカーの指示に従ってください。使用環境により異なります。

*専用グリス代やベアリングやフリー、ラチェットなど消耗がある場合はパーツ代が別途かかります。

 

ハブオーバーホール ¥9,900~(前後)

ベアリングの清掃・グリスアップまたは交換をします。フリーのラチェット掃除も含みます。

 

フリーボディーグリスアップ(MAVIC・DT系など) ¥3,300~

フリーボディーのラチェットのみ掃除とグリスアップをします。

サビの原因となるので定期的に行いましょう。

 

 

オーバーホールB

フレームからパーツを全て取り外し、清掃。消耗品を交換したうえで組み戻します。

清掃とパーツ交換により、新車のように動きがよくなります!

3年以上使ったバイクやパーツのサビや汚れが全体的に気になるときにオススメです。

工賃・パーツ代とも車体によって大きく変わりますが、納期2~4週間、目安は8~10万円前後です。

 

オーバーホールA・レストア

バイクやパーツを徹底的に分解・清掃します。

可能な限りの性能や美しさを追求します。

お時間・費用はご相談ください。

 

 

いずれの作業相談もお電話でご予約くださいませ。

お電話でもご相談いただけます。

☎03-5244-4948

 

車体をお持ちいただきましたら、必要なメンテナンスをご紹介いたしますのでお気軽にご相談ください。

納期は混雑状況によって変わります。レース前など緊急の場合は出来る限り対応いたしますが、余裕をもってお越しくださいませ。

 

ご相談お待ちしております!!

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

当店でのメンテナンスは予約制です。お電話・店頭でご相談の上ご予約ください。

現在、おかげさまで多くのご依頼を頂いておりますため納期がかかる場合がございます。

状況により、自転車をお預かりすることができない場合がございます。

大変ご迷惑をおかけいたしますが、作業の可否、価格、納期等お気軽にご相談くださいませ!

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

一覧へ戻る


LINE相談

Pageの先頭へ戻る