みなさんどうもです!
メルマガでお馴染みのウェアの民のターンです。
今回はこれから汗をダクダクかくシーズンに大切になってくるインナーについて紹介します。
今回は商品にフォーカスするのではなく、インナーの役目や種類を主に紹介したいと思います。
「インナー?素肌にジャージが1番でしょ!」な方も、こんな意味があるのか〜と興味を持っていただけたらと思います。
意外に自転車以外にも使い道があるのもポイントです。
それではいってみよ〜う!!
インナーってそもそもなんのために着ている?
インナー=肌着という意味合いかなと思うのですが、普段着の場合は「透け対策」「肌を清潔に保つ」「衣服の黄ばみ防止」「服の刺激からの肌の保護」「寒さ対策」「汗を適切に処理する」など様々な理由があります。
意味合いとしてはスポーツ時も大体同じような役割を成していると思います。
特に運動中は「汗を適切に処理する」に関しては、普段の日常生活よりも発汗する量が多いため優れている場合がほとんど。
また、↑に追加する要素とすると「コンディションの維持」というために着る場合もあります。
「汗を適切に処理する」と「コンディションの維持」の関係性
スポーツにおいて「汗を適切に処理する」というのは大切。
特に自転車ですと「体幹部分の汗処理」が肝になってきます。
体幹ってどこ?というのは↓
体幹部分は大切な臓器がたくさん詰まった大切な場所のこと。
自転車は足よりも上半身を動かすことが少ないので「汗による冷え(汗冷え)※」の現象は起こりやすくなります。
※汗冷えとは、身体が冷えて筋肉や関節が思うように動かせなくなること。 体幹が冷えると、腹痛や風邪などの様々な体調不良につながるため注意が必要です。 体調不良になると注意が散漫してしまい、思わぬ怪我や事故につながる可能性が…
なので必要以上にクールダウンしすぎないための対策が必要。
しかし、自分の体温でカバーするには限界が…そこで!カバーしきれない「コンディションの維持」を「着るもの」に一役担ってもらおう!ということなんです。
その一役を担う衣類こそ「インナー」です!
インナーってなんでもいいの?
運動時のインナーは、日常生活よりも発汗量が多いため「スポーツ用」を使用することが望ましいです。
※日常用ですと汗処理が追いつかずインナー自体が濡れて肌にくっつく現象が起こり、意味がないです…
汗を吸ってくれると言っても…「重ね着」。
夏は暑くないの?
店頭で接客する際も「肌着を着ると重ね着になるから、夏は暑いのでは?」という声を耳にしたりします。
これは、用途に合った素材のインナーをチョイスすることで「着てないよりも、着ていたほうが快適」になり、解決することができます。
さらに、スポーツの中でも自転車は特殊なので…その辺りを詳しく解説します。
普段着とは違うサイクルウェアならではの「隙間事情」
メインに着る自転車向けウェアは「風による衣服のはためき」を抑えるために、体に沿うようにぴったりめに作られていて、袖も裾もぴたっと体に密着しています。
ゆったりとした普段着とは違い、ジャージと肌の間に隙間がない状態。
さらに運動しているので「日常生活時よりも多量の汗をかいている」=濡れたジャージが肌にぴったりとくっつく。
肌にジャージがくっついてしまうと、風でジャージが乾いたそばから汗でジャージが濡れて全然乾かないという現象に陥ります。
これが、「汗冷え」。
字のごとく汗による体の冷えの原因へと繋がっていきます。
そこで!ジャージを着てなおかつ汗冷え対策をするためには「自転車向けインナー」の出番がやってきます!!
自転車向けインナーの特徴
自転車向けのインナーは、普段のスポーツ用のインナーとは少し勝手が異なります。
例えば表面。自転車インナーの表面はサラサラではなくあえて凹凸のある生地になっています。
↑こんなかんじ
自転車の夏インナーといえばこの生地のデコボコ感が最大の特徴です。
サイクルジャージは普段着よりもぴったりと着るので、インナー無しで1枚で着ると汗をかいた際に生地が肌から離れないので乾きにくくなります。
乾きにくい=ジャージしっとり=不快 という負のループ。
しかも、この濡れたジャージのまま下りや向かい風のなかを走ると…一気に濡れた生地が身体に張り付き体温を奪います。(汗冷え)
特に体幹の部分を冷やすと、体調を崩してしまう大きな要因になってしまうので注意が必要です。
そこで!この汗冷え対策に最適なのが自転車向けインナー!!
自転車インナー独特のデコボコの生地は、身体とサイクルジャージの間に強制的に隙間を作ります。
凹凸の生地は「毛細管現象※」を起こして、水分を表側に薄く広げることができます。
こうすることで、表面積を増やして乾きやすくするという効果があります。
※毛細管現象 液体が重力を無視して広いところから狭い(細い)ところへ移動していこうとする現象。
さらにこのインナーに使われている素材のほとんどは「水分を維持せず、受け流す性質(疎水性)」のあるものなので、一番肌に触れている部分から水分を遠ざけます。
これにより、
汗をかく⇒インナーが汗を吸う⇒インナーからジャージに汗の水分が移る
⇒ジャージは常に風を浴びているので移動してきた水分が乾く⇒インナーは水分を溜め込めない性質なので常に乾いている
⇒濡れた部分が肌に触れずに常時サラサラ⇒快適
というサイクルが完成します。
肌に触れているインナーは常に乾いているので汗冷え知らずになるというわけです(‘ω’)ノ
自転車用インナーの種類
自転車インナーの素材の種類は大きく分けて3つ
春夏
①薄い部分と厚い部分の凹凸…メッシュタイプ
夏インナーと言えばこの生地を想像する方が多いのではないでしょうか…!
薄めのつくりでいろんなジャージの下にサラリと着やすいのが特徴。
②生地のある部分と無い部分…網タイプ
登山など他のスポーツではお馴染みかもしれません、メッシュではなくて網目状の生地で凹凸を生み出しています。
少し伸縮性があるものも多く、シワが少なく身体に沿うように着られるのがポイント。
秋冬
冬は↑のインナーのような「適切な汗の処理」「コンディションの維持」に加えて「保温性」が大切になっていきます。
外気が寒いため体温の維持をするために、保温性の高い素材が合わさったインナーがおすすめです。
③汗処理+保温性に優れた素材を採用…保温素材
※日常生活用の冬のインナーは汗など水分を利用して発汗するものが多いですが、自転車などスポーツでは必要以上の汗をかくためビショビショになってしまうことも…
冬は冬で「スポーツ用のインナー」を用意することがおすすめ。
厳冬期は「網タイプ」と「保温」の合わせ技がおすすめ!
網タイプのインナーはメッシュタイプのインナーよりも生地自体の凹凸がはっきりしています。
厚みのある生地は肌とウェアの間に体温に近い快適な空気の層を生み出します。
さらにその層を保温効果に優れた冬インナーを重ねることで外気の冷たさが直接肌に触れないようにでき、冬インナー1枚で着るよりも更なる保温効果を生み出すことが可能なんです。
冬インナーよりも生地の凹凸がはっきりしていて、汗処理に優れた「網タイプインナー」を一番肌に近い部分に着用することで冬の暑くなりすぎた汗処理にも柔軟に対応でき汗冷えから身体を守る事が出来ます。
夏と共通して「汗でぐっしょり不快な感じ」というのを回避することはもちろん、上から冬インナーを重ねることで「暖かさを維持する」という効果も増大させることができるようになります。
ジャージの上に何か保温対策を重ね着するより、ジャージ自体のデザインも損なわないのもうれしいポイントです!!
インナーの注意点&お手入れ方法
インナーは1年を通して洗濯機で洗えるものがほとんど。
ただし
- ネットに必ず入れる(他の衣類と絡まりほつれる場合あり)
- 乾燥機は使用しない(縮んだり、部分的にとける可能性あり)
- 柔軟剤は使用しない(本来の吸汗性が落ちる場合有)
というのがポイント。
また、使用中はジップに噛んだり、マジックテープにくっつかないようにするとなお良しです!
インナー自体の素材が薄いので、穴が空いたりほつれたりするのを防ぐためです。
インナーの派生アイテム
上記のインナーは、シーズンやメーカーによりますが主に
「ノースリーブ」「半袖」「長袖」にカテゴライズされています。
さらには別素材を組み合わせたインナーも存在します。
よく見るものをメインにいくつか紹介します。
+アームカバー
夏インナーに見られることが多いアイテム。
タンクトップタイプのインナーとアームカバーを合体させたアイテムで、アームカバーを終始つけっぱなしにしている方におすすめ。
アームカバーによる腕への圧迫がないほか、ずり下がってこないメリットがある。
+防風フィルム
厳冬期用のウェアに見られるアイテム。
冬インナー本来の保温性の上に防風フィルムを重ねることで外気の冷たい風の侵入をブロックする。
+カップ※レディース
ブラジャーとインナーが一体化したアイテムで余計な重ね着を減らすことができる。
ワイヤーが入っていないカップが多く、運動中も圧迫感が少ない◎
シーズンや用途に合わせて、適切なインナーを組み合わせてみよう◎
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ウェアのお悩み解決がスムーズな問い合わせ方
・着る方の性別
・身長
・胸囲やウエスト(普段着ているウェアがあれば、ブランド名とサイズも明記)
・どんなふうに使うか(トレーニング・のんびりツーリング・部活で使うなど)
・好みの着こなし(ぴったりレーシィ・標準的なフィット感・普段着に近い)
・商品が決まっている場合は商品のURL
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