ワイズロード神戸店の盛山です!
「なぜ今パワーメーターが必要なのか?」
雑誌やネットで最近よく取り上げられている”パワーメーター”ですが、正直難しい用語や数字が多すぎてよくわからない・・・。 :-|
レースに出るような人にしか必要ないのでは?と思ってしまいそうですが、僕自身数年前に初めてパワーメーターを使い始めたときはまったく数字も見てなかったですし全力で漕いで何ワットでた、としか思っていませんでした。
ですが今はパワーメーターを買ってよかったと思っています!
こちらは今日出勤前にトレーニングで走ったコースをガーミンのサイトで記録したものです :-)
関西では定番のヒルクライムコース東六甲山、通称「逆瀬川コース」から神戸まで走りました。
自慢できるほどのものではありませんが、昨年のベストタイムは45:05、平均パワーは262W(ワット)。
☟:昨年
☟:今回
こちらが今日のタイムで54:05、平均パワーは233Wとなっています。
単純に冬場あまり乗っていなかったのでパワーが下がっているというのもありますが、仕事前なので今日は狙って1時間切り程度のペースで登った結果こうなりました!
その証拠に・・・
こちらは逆瀬川区間だけを切り取ったデータで速度とケイデンスは傾斜の変化や信号もありますので上下していますが、パワーはほぼ一定を維持していることが分かると思います。
スタート前から230W前後を維持するように狙っていました。
つまり!
長くなりましたが、
「パワーメーターがあれば自分の狙ったペース配分ができる!」
ということです 8-)
個人的にこれが最大のメリットだと思っています。
233Wは262Wの約9割ほどですので、タイムもだいたい1割ほど遅いタイムとなりました。
さらに応用して、たとえば似たような距離、傾斜の峠をこれから初めて登る場合。
タイムを狙っていくなら260W前後を最初から出していかなければいけませんし、温存するならそれ以下のパワーで漕げばそのさらに先まで体力を残しておけるという”予定”がたてやすくなります!
逆にもし今回まだ余力が残っていたのなら次はもう少しペースを上げてみるとさらに記録アップも狙えるかも!?
(ヒルクライムレースではこのパワーの差がそのままタイムの差となりますので、スタート前にほぼ自分の順位が分かってしまうという厳しさも・・・。)
同じように10分の峠のパワー、30分の峠のパワー、といった感じでデータを積み重ねていけばオーバーペースで走ることが無くなり、翌日の疲れまでコントロールすることもできるようになっちゃいました :lol:
こちらはまたガーミンのデータです。
この中でも特に疲労具合に関係するのが「TSS(トレーニングストレススコア)」。
今日のライドはTSS134。
TSS100~150程度は翌日には取れるくらいの疲労と言われていますので、あさってからはまたフレッシュな状態で自転車に乗れる、という“予定”がたてられます。
「なぜ今パワーメーターが必要なのか?」
それは、
「ラクに楽しく走れるペースを自分でコントロールできるようになるため!」
です!
わざわざ難しい用語を勉強したり、キツいトレーニングメニューに取り組まなくても十分にメリットを体感していただけると思います。
そしてここまでのデータはすべて片側計測のパワーメーターで充分取ることができます!
個人的なオススメは、やはり定番のコチラ
STAGES POWER
シマノ6800 アルテグラ
¥78,000+税
オススメな理由としては、
・センサー部分が薄く多くのフレームに取り付けられる。
・交換が簡単。
・比較的安価。
といったところです。
センサーは非常に薄型でボタン電池で稼働するのでメンテナンスも簡単です!
トレックのBB90やサーベロのBBRight、BB386EVOなどシェル幅の広いモデルだと取り付けできない場合もありますが、それ以外ならだいたいのフレームに取り付けできる汎用性の高さ。(フレーム形状などにより異なります。)
ご自身で交換していただくのに必要な工具は、BBエンゲージノブ、5ミリの六角レンチ、ペダルを外す工具のみですべて合わせても数千円で揃います。
105グレードならもう少しお安くなりますので、見た目さえ気にしなければ右クランクはデュラエースやアルテグラでも左だけ105という使い方も◎
ぜひ今年のシーズンはパワーメーターデビュー、してみませんか ;-)
ワイズロード神戸店
サンデーライド/フィッティング担当
盛山 新太郎
セイヤマ シンタロウ
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