こんにちは、植竹です。
毎月最新のシマノホイールをお借りしてインプレッションをしています。
第3弾はこちら!
WH-R9270-C60-HR-TU
前後セット:233,530円(税込)
最高峰のディープリムホイール
60mmハイトのディープリムホイールなので、超軽量とはいきませんが、チューブラーのため、フロント667g、リア770g、合計1437gとこのハイトにしては軽量です。チューブレスのDURA-ACE C60は前後セットで1609gなので、チューブラーならではの軽さがあります!ちなみにチューブレスのDURA-ACE C50は前後セットで1461gなので、50mmハイトよりも軽量です!
また、C50と比べるとスポークが太くなっていて、剛性が上がっています。このモデルはプロ選手が多く使用しているので、より剛性が高くなっているそうです。
同じハイトのULTEGRAは先月お借りしたので、どのくらいフィーリングが変わるか楽しみでした!
インプレッション
装着してバイクを持ち上げた時は、あまり重量の変化は分かりませんでした。見た目はタイヤがアメサイドなのもあり、そこまでゴツい印象はありません。
平坦中心に、細かいアップダウンのあるコースを走ってみました。
漕ぎ出しは普段使用しているDURA-ACEのC50 TLと同じくらいの加速感で、漕ぎ出しが重い印象は感じませんでしたが、ホイールの剛性の高さは感じました。勝手に漕ぎ出しは重くなるだろうと思っていたので驚きました。
風が強い日に乗ったので、ハイトが高くていつもより風に煽られてしまい、真っすぐ走るのが難しかったです。風の強い日はハイトの低いホイールの方が扱いやすいです。
チューブラータイヤ独特の乗り心地は新鮮で楽しかったです。
剛性はC50よりも高く、踏んだ分だけダイレクトに加速してくれる感じがしました。特に横剛性が高いのでダンシングは重めのギアでガシガシ踏むと良く加速してくれます。リムハイトが高いので35km/hくらいに加速すると巡行の維持は楽に感じます。巡行性能が高いので多少のアップダウンは勢いでこなせてしまいます。そのため短い登りではホイールの重さはあまり感じませんでした。
長い峠道の登りや急勾配の登り、ゼロからの加速や反応の良さはローハイトで軽量なC36に軍配が上がりますが、C60は巡行時に速度の伸びがあり、速度の維持がしやすいので、高速域で走る平坦基調のレースや、トライアスロンやタイムトライアルなどではC60が使い易そうです。横剛性が高いのでスプリントの掛かりも良さそうです。
踏める脚力があれば存分に力を発揮できるホイールだと思います!
こんな方にオススメ!
タイムトライアルやトライアスロンレーサー、平坦ステージの得意なスプリンター、平坦基調の道を高速巡行するのが好きな方にオススメです!軽量かつハイトの高いホイールをお探しの方にピッタリのホイールだと思います。コンポーネントが新型DURA-ACEで、 ホイールのアップグレードをお考えの方、ぜひご検討ください!
来月もシマノ様からホイールをお借りしてインプレしていきますのでお楽しみに!
過去のホイールインプレブログ
◆第1弾 WH-R9270-C36-TUのインプレ
◆第2弾 WH-R8170-C60-TLのインプレ