エアロのMADONE、軽量なEMONDAその両方を妥協することなく融合させたのがMADONE GEN.8。
今回TREK JAPAN様から多大なご協力を賜り、今注目されている【TREK】の新型MADONE SLR・SLの社員試乗・勉強会を行いました。
MADONE GEN.8
MADONE GEN.8 に関して詳しくはこちらの記事をご覧ください。
各モデルを乗っての感想を紹介します。
今回試乗した車体
MADONE SL 5
今回のモデル中一番のバリュープライスの MADONE SL5。最上位のSLRと同じ形状のフレーム、最新の機械式2x12速の105を搭載しています。
試乗した感想は、ずばり「ホイール周りが勿体無い」です。
フレームの振動吸収性による乗り心地、105ギアの変速性能やブレーキは申し分ありません。しかし、ホイール周りが重く、せっかくの軽量な車両の能力が出し切れていないと感じました。
ただ、これは普段カーボンホイールを私が使用しているから感じたことで、初めてのカーボンバイクとしてはこのままでも十分です。
ただ、せっかくであればホイールのアップグレードを検討するのがいいと思います。
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MADONE SL 6
カーボンホイール、電動ギアと最初のパッケージとしてすごくコストパフォーマンスが高いモデルです。
なぜ高コスパなのかを説明します。一つ下のSL5が約45万円ですが、これにカーボンホイールと電動ギアで差額27万ですが、丁度ついている部品の差額分でアップグレードされています。
元々のSL5がかなりバリュープライスとなっていて、アップグレード分が差額でONされているのはすごく良心的です。SL5を買って後からアップグレードではこの差額ではできないことなので、色が気に入ればSL6は買いだと思います。
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MADONE SLR 7
今回試乗した中で一番好みでした。
加速の鋭さ、軽さ、高速維持の高さはさすが、ツールドフランスでトッププロが使用しているバイクです。
今まで前モデルのEMONDA SLRとMADONE SLRの試乗した感想と比べたいと思います。
EMONDA SLRは軽量ヒルクライムなモデルですが、そのコンセプト通り、必要なもの以外は削ぎ落とされて軽量となっているので、乗り心地はかなり固く感じました。
逆にGEN.7のMADONE SLRは、ISO FLOWにより乗り心地と軽量性と空力性能をバランスさせることに成功していましたので、個人的にも走りの鋭さと、乗り心地の良さのバランスという部分で非常に好みのバイクでした。
今回の新型GEN.8のMADONE SLRは細くなっているのでどうなっているか気になっていましたが、乗ってすぐにまさにMADONEのバランスがそのまま残っている感じがしました。
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新型MADONEについてレクチャーを受けました。
新しくなった新型MADONEについてTREK JAPAN様にレクチャーいただきました。カタログには描ききれていない内容を聞いてきました。
ボトル
このボトルと専用ケージを付けることでEMONDAの軽さのまま、MADONEのエアロ性能をそのままとなるようになる仕掛けです。
ただ、エアロボトルは大概脱着しにくいのですが、このボトルもそうでしたが、実は工夫されていまして、ボトル下側に指が引っかかるくぼみがあります。ここに指を引っ掛けて引っ張ると簡単に外せます。
丸ボトルもご覧のように差し込めます。
丸ボトルだと再度エントリーもできます。
ちなみにこのボトルケージはカーボン性で、非常に軽量にできています。
SLグレードは別売りとなっています。
サイズ
今回のモデルはサイズの見直しがされています。
しっかりとフィッティングを受けることをお勧めいたします。
で、今回はこの写真を見て欲しのですが、
XSとMLサイズの対比です。
一番小さいサイズでも結構格好いいバイクになっています。
サイズごとにバイク特性が変わらないようにするのは当然なのですが、サイズが違っても格好いいバイクであってほしいと思いますが、このバイクはそれができています。
シートマスト
サイズによりサドルの上下の幅が決まっています。ショートとロングマストがありますが、ご自身のサドル高とどのマストが付いているか調べてから買う必要があります。
また、最長、最短にする際は、シートマストの中に入っている部品を入れ替える必要があります。
フォーク
コラムとブレード部分がワンピースで作られています。通常は別々で作られることが多いのですが、SLRとSLのどちらも同じようにワンピースで作られているので強靭で軽量なフロントフォークとなっています。
今回一番やってみたかったこと
「MADONE SLフレームに上位グレードのカーボンホイールを装着したらどんなフィーリングになるかな?」ということが気になっていました。
特に、SL5はかなりのバリュープライスとなっています。その分、どうしてもホイールが重いのでせっかくの新型フレームの良さが薄れてしまっているように感じました。
MADONE SLR7に付いているBONTRAGER Aeolus Pro 51をSL6に付けて乗りました。
これが初中級者、レースに出ない方には最高の組み合わせでした。
先ほどSL5で乗った時に感じた悪い意味での重さがなくなり、乗り心地の良さと走り出しの軽さが出てきました。
SL5を買われた方は、ぜひ早い段階でタイヤやホイールを変えることをお勧めしたいです。
新型MADONE SLR・SLをご検討中のお客様は、実感を聞きにご来店ください。
チャットでのご質問もお待ちしております。