横浜店MTBコーナーから松野です。
お客様からダートジャンプバイク、GT LaBombaのカスタムをご依頼頂きました!!
GT LaBomba
手組ホイールでギア比改善
お知り合いから譲ってもらったというこちらのバイク。完成車からかなりカスタムをされた状態でした。
リアハブはBMXでよく見るフリーボディー一体のコグで、ギア比はなんと32T×9T=3.55!?
ダートジャンプバイクであれば一般的にギア比2.0前後が多いはずなのでかなり重たいギア比になっていました。
ギア比を軽くするためにはコグを大きくするかチェーンリングを小さくする必要があります。
しかし上記の通りフリー一体なのでコグは変更不可ですし、チェーンリングはSRAMダイレクトマウント規格なので小さくしても28Tや26Tが限界です。
幸いなことにLaBombaは10×135mmエンド対応なのでリアホイール丸ごと交換する事になりました。
と、いう訳で選んだハブはKUWAHARA DIAVOLO SSハブ!
少なすぎない72ノッチですがお値段¥18,480(税込)とお求めやすい価格が魅力的なのですが、10×135と12×142でしっかり作り分けられています。ラチェットの爪のスプリングがかなり強いので、バチっとかみ合う感触が特徴的です!!
リムはREVERSE COMPONENTS BLACK ONE TR 26インチリム。
ちょうどいい内幅30mmで、カラーもBLK or SILで選べる貴重な26インチリムです。精度もしっかりしているので組みやすいリムです!
半コマチェーンであるKMCのHL-1を使用し、コグは16Tを選択したのでギア比は2.0になりました。
フォークも交換!
作業している途中で気が付いたのですが、Fフォークのダンパーカートリッジが故障してリバウンドが調整できなくなっていました。
写真は撮り忘れたのですがMAGURAのXC向け27.5インチフォークでした。
いろいろ調べたけど内部パーツが既に廃番なので修理不可でした。
じゃあフォークを交換!となるのですが、ダージャン向けの26インチのフォークは選択肢がほとんどありません。
国内で普通に入手できるのはFOXの831ベースのMARZOCCHI BOMBER DJかROCKSHOXのPIKE DJぐらいです。どちらも性能は高いのですがいいお値段です。
松野も最近ダージャン熱が高いのでCrankworksのスロープスタイルを見てたのですが、SR SUNTOURのフォークで走っている選手が居ます。しかもブレースとタイヤのクリアランスを見る限り27.5インチフォークです。
…その手があったか!
と、いう訳でSR SUNTOUR AXON 27.5へ交換。トラベルは100mmです。
軽量なXC系フォークなので本来はダートジャンプのようなハードな用途には向いていません。本格的にジャンプ!と言うよりは、マニュアルなどの基礎的な動作の練習がメインとの事なので今回は交換作業をしましたが、ガンガン飛んだり跳ねたりする用途には向いていないのでご注意ください。
タイヤが細目の2.0インチ幅なのもあり、ブレース周りはかなりクリアランスがあります。
余談ですがSCOTTのVOLTAGEに付いてくるX-FusionのDJフォークもボトムケースが27.5と共通なのでこんな感じになります。
2.3インチ幅とかに交換すればスカスカ感も落ち着くはずです。
最後に実際に乗ってテストをしてみましたが、27.5フォークでも意外とバランスは悪くなさそうな感じでした!
既に乗っているバイクでも、これからご購入いただくバイクでも
ご予算に応じて色々なカスタムが出来ます!ぜひご相談ください!!
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