どうもみなさんこんにちわ!
京都店の上田です。
とある奇跡が重なって、ツール・ド・フランスでも大活躍中のDOGMAに乗らせていただく機会がありました!
普段エンデュランスバイクでゆるーり乗っている私ではありますが、ガチガチのレーシングバイクってどんな乗り味なのか、、、
私なりにお話しできればなと思います。
お話は少し長くなると思いますがお付き合いいただければ嬉しいです。
では、今回私が乗った車体はこちら
PINARELLO DOGMA F SUPER RECORD EPS
[ysid 2022000000024]
完成車で買おうとすると200万は超えるような、まさに夢のようなバイクに乗らせていただきました。
造形がとにかく美しいですね。
私もライドに行く前、行った後、出先様々な場所でニヤニヤしながら眺めていました。
ハンドルはMOSTの専用カーボンハンドル。
エアロ性能ばっちりで、下に見えるダボ穴に専用マウントを取り付けることで、空力も意識しながらサイコンも見れますね。
見てください。このシートポスト。
たびたび見てはいたのですが、やはり細すぎます。
折れてしまいそうと心配にはなるのですが、当然ながらそんな心配は無用ですね。
空力も良いのですが、とにかくかっこいいです。
これだけでもこういうエアロフレームを持つ価値は十分にあるでしょう。
マットなカラーの部分にはしっかりカーボン柄がしっかりと露になっています。
これも良く見れば気付けるおしゃれなワンポイントかと思います。
ホイールは新型のFULCRUMのSPEED42
レースでも活躍している今をときめくホイールです。
そしてタイヤはPIRELLIのP-ZERO raceを装着。
F1タイヤも作っている超有名メーカーの自信作。
良く転がり、よく走ります。
完成車で付いているものが、憧れのCAMPAHGNLOの最上位モデル。
電動変速というのもあって、変速速度はほぼ瞬間的に行えます。
今回はこの変速機については割愛します。
今回乗った距離がおおよそ80㎞ほどとなかなかに短い感じになってしまいましたが、私目線で感じたこと、お話しできればと思いますので見ていきましょう。
ファーストインプレッション
まず乗ってすぐに感じたこと。
それは、「加速感が段違い」
漕ぎだしがびっくりするほどに軽い。
あっという間に速度30km/h出せちゃいます。
今回走ってコースが市街地なので、信号などで停止する場面が多かったのですが、都度加速する際もストレスなくとてもスムーズに加速してくれました。
順行性もとてつもない!
何もすごいのは加速感だけではなかったみたいです。
加速してからの順行性もとんでもなく良く、尚且つ減速しにくいのも初体験で驚いたことになります。
それが一番感じたのが京都から滋賀に向かうナイトライドでした。
三条大橋から国道一号線をまっすぐ突っ切って滋賀県の東の方まで走るルートになるのですが、時間を見てください。
私がいつも乗っているエンデュランスバイクだと、まぁまぁきつめに漕いで大体2時間半ほど時間がかかるのですが、DOGMAではなんと1時間半で走れてしまいます。
これには私、本当にびっくりしました。
加速してからはペダルを漕がずに走っていても減速しにくく、ホイールのハブの回転の良さ、タイヤの転がり抵抗の少なさに驚くばかりです。
ホイール、タイヤの走行性もぴかいち!
タイヤに関しては、名の通りRACEに起用されるほどの軽さ、転がりの良さを兼ね備えています。
実際に履いて乗ってみても、特に抵抗を感じることなくとてもスムーズに走ってくれたと思います。
自転車専用道にて少しだけスプリントのまねごとをしたのですが、理想の速度まで早い段階で到達できたのとグリップ感の強さもまた、驚かされた事案になります。
ホイールはFULCRUMの新型ホイール、SPEED 42
42㎜という絶妙なリムハイト、スポーク、ハブも一新されていることにより、走行性のエアロ、剛性、上りに重要な軽量性すべてが進化しています。
エアロ性は先にもお話している通り、ちょっと漕ぐだけで信じられないほどのスピードが出せるので、かなりいいとみて間違いありません。
次に剛性。
踏んだら踏んだ分だけパワーロスなく進んでくれる感じもしっかりあります。
それが上りにも影響していると私は感じました。
軽量のお話も一緒になりますが、パワー伝達と軽量性が良いので、上りで下に引っ張られる感覚無くスムーズに、そして上りとは思えないほどの速度で駆け上がることができました。
速く進むために、、、、!
この自転車、速く進むために作られているので、とても硬い。
走り出してしばらく(20kmくらい)は特に問題もなく走行できたのですが、私が違和感を持ったのはその後。
めいっぱい踏んでいるのに速度計を見ても表示される速度は20km/h以下。
全然思った通りに進んでくれません。
脚を使いすぎると、残っていないとこうなるのか、、、
と実感した貴重な体験となりました。
このフレームに乗って
今回は市街地のみなので、山には行くこともなく終わったのですが、機会があれば山も走ってみたいなと思いました。
最高速度が見たこともない数値になっています。
平坦でどれだけ頑張っても45km/hも出なかった私が大幅に超える60km/hオーバーも出てしまいました。
(自転車専用道にて友人立会いの下、安全にかなり配慮して走行しています)
あまり速度を出せない私でも見違えるほど軽快に走れています。
今回はガチガチのレーシングバイクに乗らせていただきました。
フレーム、ホイール共に硬かった印象を受けましたが、その分しっかりと進んでくれます。
タイヤサイズも700×28Cなので、硬すぎるということはなく、ある程度の乗り心地は確保できていたのかなと感じました。
これ以上進化させる箇所がないほどに完成されたロードバイク。
是非、体感してみてください。