アップグレードホイールとしてド定番のMAVICですが、粘性の低いグリスを使用しているためこまめなメンテナンスの実施がとっても重要です。
特に洗車や雨天時の走行後にそのままにすると、最悪ハブ内部がサビだらけになってしまい目も当てられない状態となってしまいます。
今回はそんなハブのメンテナンス(パーツ交換)のお話です。
ハブを開けて内部をチェックすると、、、、、
あらら、、、完全にサビだらけですね。
心臓部のラチェットギアもアウト。
これはラチェットギアをハブボディ側にかみ合わせるための重要なパーツですが、このパーツも完全にサビついてしまっていますね。
フリーボディのベアリングも傷んでゴリゴリになっちゃってました。
ハブシャフトもサビで荒れたラチェットのまま使用していたためか、削れて傷が入ってしまっている箇所がある状態。
ハンフリー側のベアリングもサビちゃっています。
結局、ハブボディ以外の内部パーツほぼすべて総とっかえとなりました。
今回のID360ハブO/Hのパーツ交換に必要な内部パーツ類です。
・ハブベアリング × 2
・フリーボディー
・ハブシャフト
・ラチェットギア × 2
・ラチェットスプリング
・ID360グリス
・ID360ハブシェルインサートロブ
・ID360ゴムパッド
ID360シールゴムパッドは生きていたためそのまま再利用しましたが、それ以外はすべて交換となりました。
今回はハブベアリングの打ち替えもあったため、なんとかかった費用はトータルで4.5万越え!!
カーボンリム仕様のトップグレードモデルのホイールだったためそのまま作業をご依頼いただきましたが、ID360ハブを採用している一番下のモデルであるKSYRIUM Sだと、あと1万も出せば新品のリアホイールが買えてしまうお値段です。
メーカー推奨のメンテナンス頻度が1000㎞走行毎、雨天や洗車で水気が内部に入った場合はその都度となっています。
メンテナンスを怠って高額出費になる前に、定期的なメンテナンスをおススメします。