みなさんこんにちは。Y’s Road松山店 関です。
今回も「インドアサイクリング」や「Zwift」について楽しみ方や初め方を紹介していきます。
#1 いまさら聞けない「Zwift」って? 始めよう「スマトレ」!!
#2 「Zwift」始めるための予算は? 最低限必要なアイテムを紹介!
#3 「Zwift」用ローラー台選び 本当にオススメ スタッフも欲しい機種とは?
#4 「Zwift」が100倍楽しくなる!? 追加パーツとバイクを守るパーツ
#5 実際にZwiftでライド! 操作や画面の具体的な説明します!!
#7 Zwiftを使いこなせ! 本格的パワトレを手軽に体感する方法
#8 Zwiftの操作が手元で可能に! Companionアプリの使い方。
#9 【 Zwift】いまさら聞けない「RideOn」って? 用語や機能をおさらい
#10 グランツールのコースをZwiftで走れるって知ってた? 個人的オススメコースをピックアップ!!
#11 Zwift でも実走でも活用できる! 実践的トレーニングの始め方!!
今回は一番人気のスマートトレーナー SARIS H3の開封からセットアップまでを解説します!
スペック紹介
いや~ついに買ってしまいました、、 SARIS H3
今まで使っていたタイヤドライブ式のELITE RAMPAからの買い替えです。
SARIS H3はダイレクトドライブ式のスマートローラーで、再現できる最大勾配は20%!
Zwiftでもほとんどのコースの勾配を再現できます。
プロにも供給されているローラー台なので、パワーや体重がある方でも十分余裕をもって対応できます。
実際の使用感やタイヤドライブとの違いは後ほどご紹介します。
開封
H3は約21kgとめちゃくちゃ重いので腰を痛めないように気を付けましょう。
一回設置してしまえば重さ=安定性になります。
コンパクトに収納されています。
まずは箱から出して、、、
レバーを引きながら足を出します。
足と一緒に前輪用のブロックも出てきます。
付属品はコンセント類のほか、、
説明書やZwiftの30日無料券など
バイクの規格に合わせるためのアダプター
ロックナットの交換
お使いのバイクに合わせて、ローラーの金具を交換します。
初期状態はリムブレーキのロード用のクイックリリース130mmに設定されています。
ご自身のバイクの後輪ホイール固定規格を確認しましょう。
リムブレーキのロードのほとんど=クイックリリース130mm
リムブレーキのMTBやクロスバイク、古いディスクロード=クイックリリース135mm
ディスクロードの多く=スルーアクスル142mm
ディスクブレーキMTBなど=スルーアクスル148mm
などなど、ご自身の規格を確認しましょう。
図の金具に合わせて交換します。
説明書には左右も指定されているので間違えないように。
黒いパーツを交換します。
溝にモンキーをかけて取り外し。
緩むのは反時計回り。
外れました。
フリーボディーを引っ張ると取れてしまうので必要なければ触らないように。
ホイールと同じで極端に汗がかかったり、長期間使用するとメンテナンスが必要です。
自分の規格に合った金具で絞めなおせば完成。
スプロケットの取り外し
スプロケットをローラー台につけるために取り外します。
取り付け用に新品を用意する場合は作業不要
用意するのは、
モンキーレンチ スプロケ外し工具 ロックリング回し工具
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まずはチェーンの付いた工具をこのようにかけて、、
ロックリング回しを差し込み、、、
矢印の方向に回します。
勢いあまってけがをしないように注意。
ロックリングが外れたらスプロケットも簡単に抜き取ることができます。
薄いスペーサーをなくしたり、順番がわからなくならないように注意。
スプロケの取付
初期状態。
オレンジ色の輪ゴムとスペーサーを外しましょう。
8~10速スプロケをつける場合はこのスペーサーを使います。
基本的にH3は11速ホイールと同じだと思って、必要なスペーサーを選びます。
*1mmスペーサーは別売
スプロケットをはめていきます。
スプロケとローラー(フリーボディー)の溝に一か所細いところがあるので、それが一致するようにはめていきます。
工具をこのようにかけて、矢印の方向に締めます。
緩まないようにしっかり体重をかけて締めます。
完成!
スプロケットをつまんでゆすってみましょう。
がたつきがあれば、何かの締め付けが緩いか、何かパーツが足りていません。
車体を取り付け
ホイールを交換するときと同じ要領で車体を設置します。
車体を載せたらクイックリリースかスルーアクスルで固定します
固定できたらペダルをこいでギアチェンジをチェック。
相性によっては変速調整が必要な場合があります。
最後にコンセントをつなぎましょう。
コンセントを挿してペダリングすると本体のランプがついてペアリング可能になるので、Zwiftなどのアプリでペアリングしましょう!
使用感
実際に使った感想や今まで使っていたタイヤドライブの物との比較を紹介します。
今まで使っていたものと比べても非常にスムーズでストレスがない!というのが第一印象でした!
走行感
大型のフライホイール(負荷装置)がついているのでより実走に近い走り心地です。
具体的には加速していくときに、タイヤドライブやフライホイールの軽いものだと、踏み込みに対して負荷にムラがあるというか、グワァン グワァンと加速するイメージなのに対し、H3では高負荷でも実走のようにスムーズに加速できます。
また、タイヤドライブ式では、タイヤがローラーを回すので、急に高負荷でスプリントをするとタイヤとローラーがキュルッと滑って力が逃げてしまいますがダイレクトドライブでは構造上起こりません。
もちろんタイヤもすり減りません!
自動負荷調整
Zwiftやトレーニングアプリで勾配やトレーニングに合わせてローラー台の負荷が自動で変わる自動負荷調整機能も非常にスムーズです。
タイヤドライブのランパでは、負荷が変わると機械からカッカッカッと動作音がしていましたが、H3は無音で、負荷の変わり方も自然でスムーズです。
ランパは再現できる最大勾配が10%だったのでヒルクライムコースでは一定以上ペダルが重くならないことがよくありました。
また、下りや高速時に負荷が心もとないことも何度かありました。
H3では最大勾配20%まで再現できるので、ほとんどのコースを再現でき、高負荷時やきつい上りでも動作が安定しているので思いっきり運動することができます!
その点でもより実走に近く、トレーニングになります!!
パワーメーター
ランパもH3もパワーメーターを内蔵していますが、精度は全然違います!
タイヤドライブでは足で踏み込んだ力がチェーン→スプロケット→ホイールを経て、クッション性のあるタイヤを経由してローラーに伝わるので、構造上どうしても計測誤差が大きく、極端に言うと空気圧の違いでも若干の誤差が出ます。
(ローラー台でだけトレーニングする場合はあまり大きな問題になりませんが、実走で別のパワーメーターを使ったり、他人と比べるときに誤差があると困ります)
その点、H3は踏み込み→チェーン→ローラーという構造なので精度が高く、±2%と高性能です。
また、タイヤドライブ式はペダリングをやめても、しばらくタイヤが慣性で回っている間は踏み込んでいると判断される(パワーが表示される)のでそこでも誤差が大きくなります。
H3は踏み込む力の強弱に合わせて、よりリアルタイムにパワーを計測できるので 質の高いトレーニングが期待できます。
静粛性
動作音も非常に静かです。
高速で踏んでも音は静かで振動も少ないので近隣に迷惑をかけにくく安心してトレーニングできます。
静かさの理由は高精度でバランスがとられたフライホイールのおかげのようです。
メンテナンス
基本的に特別なメンテナンスは不要です。
ただし、ホイールと同じで数年に一度はフリーボディーのグリスアップや交換をお勧めします。
また、ローラーでの運動は想像以上に汗が滴るので、自転車の防御や洗車はもちろん、ローラー台にも汗がかかっていないか、汗がたまっていないかチェックして、必要に応じて拭き掃除しましょう。
タイヤがすり減ることはありませんが、チェーンやスプロケットはすり減ります。
実走と同じく、定期的な注油と交換をしましょう。
SARIS H3 非常におすすめのローラーです。
機材のカスタムには限度があるので、速くなるにはやっぱり自分を鍛えるしかない!!
皆さんもZwiftでトレーニング始めてみませんか?
ご購入は是非ワイズロード松山店で!
H3のほかにもスマートローラー多数在庫中!!
トレーニングについては松山店 関にご相談ください!
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Zwiftの連載はいったんこれでお休み。
またポチポチトレーニングブログなど上げていきますので、皆さんも自分と一緒にトレーニングしましょう!
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