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最新の新型MADONE SLR&SL マドンとエモンダ所有のスタッフが徹底比較インプレ!!

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お茶の水店】関 和貴 24年07月12日

みなさんこんにちは、ワイズロードお茶の水店 関です。

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今、非常に注目の高いTREK新型MADONE!

すでに入荷しているモデルもありますが、かなり早いタイミングで試乗の機会を頂きましたので、ご紹介したいと思います!!

 

自分は第4世代MADONEと第2世代EMONDAに乗っているので比較と合わせてご紹介したいと思います。

 

 

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TREKジャージで気合十分!

 

MADONEの概要、どこが変わったのか、マドンとは、、、

▼こちらで紹介しています。まずはお読みください!!

スペック等は▲で紹介しているので、さっそく試乗!

 

 

まず乗ったのは、、

 

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TREK MADONE SLR アルテグラ仕様 (最新第8世代)

 

漕ぎだしていきましょう!

期待から自然と足に力が入ります。

 

初速からグンッっと加速します!!

ビックリしました!

誇張なしに電動アシストに乗っているような感覚で加速するので、気を抜いていたら体が置いていかれしまうかと思うくらいの加速感です!!

 

そして自分の普段乗っているMADONE7(2014)より間違いなく硬い!

硬いのは確実に間違いないのでこの硬さが気持ちい硬さか、硬いだけなのかチェックしなければなりません。

 

 

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平地での巡航、加速、ダンシング、スプリント、、、

 

 

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坂道も3か所で巡航とダンシングをチェック。

 

 

加速性能

まずは加速性能。

ハイエンドのレーシングフレームだけあって剛性はかなり高め。

そしてシャープな乗り味です。

 

硬くするだけならミドルグレードでもできますが、そういったバイクとは明らかに乗り味が違います。

硬いだけのバイクは伸びがなく、乗り心地も悪いですが、NEW MADONEは硬いだけでなくしっかりしなる!

バイクはしなりながら進むものなので、硬いだけでは進まないのです。

MADONEは踏み込んだ時に適度にしなるので気持ちよくグングン加速していきます。

 

 

自分の乗っているMADONE7はOCLV700カーボンを使用していて、OCLV600カーボンを使用するMADONE6より硬く感じましたが、新型MADONE SLRは新しく採用されたOCLV900カーボン!

より強度と剛性が高い素材を使うことで、より軽く、加速力の高いバイクを作れるようになりました。

 

数年前のモデルまでは硬いけど硬すぎない印象で、自分の脚力(体重58kg FTP240)で巡航速力から若干しなりを感じ、高速巡行や登坂巡行で気持ちよくしなる印象でしたが、新型マドンでは高速巡行~登坂巡行でややしなり、スプリントや全力登坂で気持ちよく加速する印象!

自分より体重やパワーがある方はもう少し低い速度域からしなるかもしれません。

 

 

巡行性能

驚くほどスーッと進み、ラクに速度を維持できます。驚くほどです。

TREKのバイクは前述のとおり硬いだけじゃないということで、巡航速度でも気持ちよく走れます。

というより加速が軽すぎて巡航のつもりでもどんどん加速してしまう!

同じパワーでも明らかに速い速度で巡航できます。

 

フレームの反応がいいので巡行から加速への切り替えもスムーズでロスなくアタックできます。

 

 

空力性能

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このバイク、完全なエアロ形状だった前作の第7世代MADONEと同等の空力性能を有するエアロロードですが、見た目はあまりエアロっぽくありません。

 

エアロ形状といえば、フレームが薄くてひらべったいよく断面形状。見た目は派手でカッコいいですよね。しかしこの形状では材料が多くなる分バイクが重くなり、横風にも弱くなります。いわば第一世代のエアロロードです。

 

次に現れたのがカムテール形状。よく断面の後端を切り落としたカムテール形状。(D型断面)重量や横風の影響を減らしつつ、よく断面に近い空力性能を発揮します。現在でも多くのモデルが採用する形状です。いわば第2世代。

 

新型MADONEの空力に対するアプローチは従来の物とは全く異なります!

従来の考え方では、パイプまたはバイク単体、ハンドル単体での空力をとにかくよくしようという物でした。

新型MADONEではライダーが乗ることをを考慮して、システム全体での空力がよくなるように設計されています!

 

つまり、従来のバイクは「空力の良いハンドルとフォークとホイールとフレームと...の集合体」だったのに対し、新型MADONE は「ホイール、フレーム、ハンドル、ライダーすべてをひとまとめに、一つの翼断面」になるように設計されています。

 

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例えばハンドル。あまりエアロっぽくは見えません。ハンドル単体ではもっと空力の良いハンドルがあるでしょう。

しかし、全体でみるとこのハンドルの方が空力が良いのです。

どういうことでしょうか??

 

ハンドルの空力が非常に良くても、ハンドルをスムーズによけた風が足やおなかに当たります。体に風が当たってしまうとどんなにバイクの空力が良くても、ライダーも含めた全体の空力はよくありません。

 

新型MADONE はハンドルに当たった風は上下にそれるので、体は空気抵抗を受けにくく、全体としては空力がよくなります。

 

 

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さらに、ハンドルは下ハンよりブラケット部が3cm狭いフレア形状になっており、従来より狭いハンドルが推奨されています。

これも空力を大きく高める工夫です。

 

 

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ダウンチューブもエアロ形状ではありませんが、これも全体としての空力を高めるとともに、快適性、軽さを両立します。

完全向かい風で、重量も、乗り心地も一切気にしないアワーレコードのような競技ならもっと空力の良いバイクはあるでしょうが、様々な風向きやアップダウンがあり、長距離を走って最後にアタックをするようなロードレースではバランスの良いこの形状が最適なのでしょう!

 

まさにこのエアロっぽくないエアロロードこそがバランスがよく、実際速い、最新世代のエアロロードなのです!!

 

実際に高速巡行や下りでも驚くほど風による減速が少なく、非エアロロードで感じる30km/h、40km/hの壁を感じることなくどこまでもスムーズに加速できます!

 

 

登坂性能

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一番最初に上りに入った時は硬くてテンポがつかみにくく感じましたが、すぐに慣れました。

どんなバイクも剛性によってペダリングや振り方は違うと思うので慣れは重要です。

 

やはり芯の通った剛性があるので、登坂性能もピカイチです!

やはりダラダラ上るよりはパワーウエイトレシオ4倍以上で漕ぐとグングン加速します。

3倍くらいでもシャキシャキ回すと軽く、気持ちよく上る事ができます。

 

 

バイクの重量も非常に軽いので、それも相まって上りは得意なバイクでしょう。

前作MADONEや人気のサーベロS5のフレーム重量は1000gを超えますが、新型MADONEは796g!!

新型MADONEはエアロロードの弱点を克服しました!

エアロロードで坂を上るのはツラい、、、MADONEは平坦も坂もどっちも速いので最強です。

 

 

安定性

エアロ性能や剛性はよく注目されますが、このバイクに乗って感動したのが安定性。

 

あくまでレーシングモデルなので、DOMANEのようなリラックスできる安定性とはちょっと違います。

普通、初めて乗るバイクでは完璧にポジションがあっているわけでもないし、重心位置もわからないので、どうしても若干不安定な動きをすることが多いです。

しかし、新型MADONEは全力で登坂ダンシングしても、下ハンスプリントしても、全力でブレーキをかけても、スピードが上がっても不安定さが全くありませんでした。

重心が若干低いのかもしれませんが、コーナリングの妨げになるような鈍重さもなく、ハンドルの可動範囲が狭いこともなく、誰でも安心して乗れるはずです。

初めてのTREK、初めてのレーシングモデルという方にも扱いやすいはずですし、レースやトレーニングでも全力でペダリングに集中できそうです。

 

 

ボトルケージ

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今回の大きなトピックスの一つが新設計のエアロボトル/ケージです。

 

プロのレースではエアロボトルが広まりつつあり、専用エアロボトルを設計するメーカーも増えてきました。

TREKからも満を持してエアロボトルが登場!

 

このボトルを2つ装備していることで、フレームに風が巻き込まれず、最高の空力性能を発揮します。

 

 

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着脱は結構しっかりしているのでボトルが落ちてしまう心配はなさそう。

 

 

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ボトルはひっかりもあり握りやすい形状。

 

 

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このボトルケージ、通常のボトルも装着可能!!

さすがTREKわかってる!

 

 

快適性

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従来のIsoSpeedに代わってIsoFlowが採用されており、くの字の部分がしなることによって好評だったIsoSpeedと同等の快適性を発揮しつつ大きく軽量化されました。

 

MTBのサスペンションのようにふわふわするものではないのでショックを吸収するわけではありませんが、路面の細かな振動を大きく軽減してくれるので、「スーッと」進む感覚に大きく貢献してくれているはずです。

 

 

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また、ダウンチューブなどがシンプルな断面形状になったため、フレーム全体で適度にしなる事ができるようになったため、快適性が向上しているといいます。

 

 

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IsoFlowの独特の形状は唯一無二で人気ですよね。

 

 

サイズ感

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今作からサイズ感と表記が変わりました。

自分は身長174、サドル高74、従来サイズで56で、新型マドンではMLサイズ相当。

実際に乗ってみると、試乗車はハンドルが高い状態でしたが、それ以外はドンピシャフィットでした。

従来52・54サイズの方はどちらもMサイズに統合され、その分調整幅が広がったので、サイズ選びが簡単になりました。

 

開発に当たっては、大きいサイズも小さいサイズも乗り心地が均一になるように調整されており、どんなサイズでも設計通りの乗り心地を味わうことができます。

TREKはレディースのチームもあるので、設計段階から女性やレディースチームがかかわっており、小さいサイズも自信作だそうです。

小さいサイズの適正身長が広がったことと小さいサイズでも見た目がカッコいいのがこだわりだそうです。

 

 

バイクの写真をまとめて紹介します

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MADONE SL 105仕様

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非常にコスパの良いミドルグレード。

基本的に形状は同じで、カーボンのグレードが違うので、剛性や重量が違います。

 

 

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シンプルなロゴと美しいカラーリング。

グラデーション部分もラメになっています。

 

 

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ノーマルハンドルながらワイヤーの露出はわずか。

エアロとメンテナンス性の高い設計。

 

 

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SLR同様のフレアハンドルを装備。

DHバーを装備したいトライアスリートにもSLグレードはおススメ。

 

 

SLR同様、加速も安定性も優れており、特に空力は全く同じ形状なのでSLR同等!

 

やはり、剛性と重量の違いからバイクを振った時の軽さや、加速のシャープさはSLRに及ばないが、空力、安定性、快適性はSLRと同等に感じる。

中でも快適性は(サドルの違いもあるが)相当高く、ロングライドメインで使いたい方にはピッタリかも。

トッププロにフォーカスした剛性感のSLRと違い、我々でも気持ちよく走れる剛性なのでクリテやヒルクライムのような短時間高強度の競技以外ではSLグレードでも相当よく走りそうです!

試乗車は105グレードでしたが、コンポやホイールなどカスタムすればさらに走るのは間違いないし、その価値はあるフレームです。

 

SLRグレードのハイエンドが200万なのに対し、約45万でこの性能は驚愕です!!

予算が限られている方や、快適性重視の方は間違いなく即、買いです!!!

予算ギリギリやちょっとオーバーかもという方も無理してでも買った方がいいバイクだと思います。

 

個人的なイメージですが、同等のバイクは他メーカーなら60万以上の物が多いですし、性能的には10年前の100万円のバイクに近いと感じるので、初めてのカーボン、初めてのロードバイクでこのバイクなら最高だろうなと感じます!

 

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以上、新型 第8世代マドン SL SLRのインプレでした!

 

間違いなく最高のレーシングバイクです。

自分も欲しい!!

試乗の感想や相談は当店まで、MADONEの良さやカスタム例など、どこよりも詳しくご案内いたします。

 

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当店でのメンテナンスは予約制です。お電話・店頭でご相談の上ご予約ください。

現在、おかげさまで多くのご依頼を頂いておりますため納期がかかる場合がございます。

状況により、自転車をお預かりすることができない場合がございます。

大変ご迷惑をおかけいたしますが、作業の可否、価格、納期等お気軽にご相談くださいませ!

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