アメリカ3大ブランドとして良く比較される事の多いCANNONDALEとTREK。
両社のラインナップで人気のクロスバイクの違いを比較してみました。
CANNONDALE 22 QUICK3
販売価格¥99,900(税込)
[ysid 0884603841594]
TREK 23 FX3
販売価格¥129,690(税込)
[ysid 0601842575017]
比較対象はハイグレードなモデルQUICK3とFX3。
どちらも軽量で快適なスタンダードモデルですが、細かい部分には違いが見られます。
メインフレーム
どちらも軽量高剛性な高品質アルミを使ったフレーム。
漕いだ力を逃がさずしっかりと進んでくれます。
特にQUICK3のリアフレームはSAVE構造という縦にしなるように加工されていて衝撃吸収性が高いです。
フレーム全体がしなやかに振動を吸収してくれる感じで体にやさしいソフトな感触です。
フロントフォーク
両モデル共にカーボンフォークとなり、振動吸収性が良いのですが
FX3はフォークブレードがカーボンでコラム部は金属となっているのに対し
QUICK3はコラムまでカーボンとなったフルカーボンフォークとなっています。
フレームの特性と相まって、振動吸収が良く乗り手にやさしい乗り心地となっています。
FX3の金属コラムが悪いわけではなく、剛性があってしっかりしたハンドリングになります。
パワーをかけても受け止めてくれるガッシリした感触はFXならではです。
この辺りは好みで分かれる部分ですね。
変速機構
QUICK3は2x9の18段変速。
FX3は1X10段変速となります。
こちらの方が変速操作が右手のみで済むため直感的に操作出来、走る事に集中出来ます。
またフロント変速機構がない分、軽量となりチェーン外れのリスクが少なくなっています。
最大ギア比はQUICK3が約4.36,FX3が約3.64となるので最高速はQUICK3の方が出しやすくなっています。
最小ギア比はQUICK3が約0.94,FX3が約1.15となり、厳しい坂に対してQUICK3の方が対応しやすくなっています。
フロント変速がある分、ギア比の幅についてはQUICK3が有利となります。
ISOグリップ
TREKのFX3以上のグレードに採用されるISOグリップ。
ハンドルのグリップ部分を半分凹ませてそこにGELを内蔵した専用グリップ。
大きな衝撃に対しての振動吸収性はピカ一です。
TLRホイール
標準ではチューブが入ったクリンチャーと呼ばれる一般的な構造ですが、ホイールはTLR対応。
タイヤもTLR対応の物に交換してシーラントなどを使う事でチューブレスでの運用が可能になります。
チューブレスのメリットは空気圧を下げても抵抗が大きくなりにくいため、乗り心地が良くなる事。
また小さな穴ならシーラントが塞いでくれるため、パンクに対して比較的強くなります。
上記2点はFX3の強みとなります。
こうして書いても甲乙付けがたく、どちらも良いモデルだと思います。
個人的にはやはり変速機構の違いが一番大きいでしょうか。
普段使いが多くいちいちギアを変えるのが面倒、ということでしたらシンプルなFX3の方が走りやすいですし、スポーツバイクに乗って走るぞ! 変速操作も楽しんで積極的に行っていくならQUICK3の方をお勧めします。
当店にはFX3のMサイズが試乗車でございますので実際にお試し頂く事も出来ます。
クロスバイクをお探しでしたらワイズロード新宿クロスバイク館まで!