いつかは走りたい。そんな絶景パノラマロード「ビーナスライン」の人気の区間「白樺湖~霧ヶ峰」区間を走ってきました!前回この区間は雪崩の影響で通れなかったので、リベンジライドって感じです!!
ビーナスラインを満喫!
「ようこそ佐久へ」
大宮から新幹線なら1時間かからないぐらいのごく近い長野県佐久市、その玄関口ともいえる佐久平駅へ再びやってきました。
二年ぶりです
北陸新幹線に乗って長野観光をする一般の方の場合は上田や長野で降りてお城やお寺に行ったり、歴史のある街を楽しむのが一般的だと思います。
その他の景勝地などに行く場合はレンタカーや自宅から高速を使って車での移動が基本だと思います。
でも、我々はサイクリスト。走る為に来たわけです。
流石に自走で関東からいくつもの山を越えて長野に入ってそこから更に長野の景勝地を楽しむのは無理があるので
「輪行」という手段で目前まで来て、おいしい所だけを走るという贅沢なライドを今回は行う事に!
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佐久平駅からスタートです!
前回来た時から大幅にアプローチの道を変更して素直に駅前の44号線を真っすぐ走って254と合流したら途中右に抜けて望月トンネル(旧)を抜けて雨境望月線を走りました。
今日は全ての区間で「頑張らない」を目標にとにかく淡々と走る事に終始します。
頑張らないのはロングライドの基本の技術です。
いつもはロングライド&トレーニング的な感じで走っていますが、今日は観光地に高い交通費を払ってきているので楽しむ事をメインにしたペース配分をします。
雨境望月線のドン突きぐらいまで行ったところにある採石場の先から本格的なヒルクライム区間が始まり、ここから雨境峠という所まで平均9%という半端ない登り区間がやってきます。
ゆっくり登っているので写真を撮る余裕もあります
まぁ、きついのはきついですが、10%ぐらいならペースを抑えて1倍のギヤ比で走れば流石の私でも余裕ですわ。
この辺まではね、、、
峠みたいな区間を抜けて、本線と合流してトンネルというかロックシェッドみたいなところが本日の最高勾配
手前から登坂車線が始まりトンネルの中は終始13%と表示され続けて、私の場合普通に前進しているだけで200wは最低限必要になります。
クライム区間の後半に差し掛かっている為、サラ脚ではないので流石にきつくなってきました。
まぁ、見越して省エネでここまで来ているので体力の余裕はありますが、どうやってもここはきついですね。
立ち止まれる感じじゃないので流石に写真は無いです。
その先も登坂車線があるぐらいには斜度がありますが、9%が休憩みたいに感じられるぐらいキツカッタデス。
牛乳専科もうもう
トンネル的な所を抜けてしばらく走ると、蓼科第二牧場の辺りに牛乳屋さんがあります。
前回来たときはまだ冬季という事でやっていませんでしたが、流石にシーズンインしているのでやっていました。
ここのソフトクリーム美味いんよ
登りで熱くなった身体をソフトクリームでクールダウン。
登りの途中ですが小休止ですね。
余談ですが休憩中は積極的に靴の紐を緩めるように最近はしています。
ビンディングシューズは良くも悪くもしっかりとした生地で作られているので足への負荷は大きいですよね。
血流もそうですし、足への負荷を逃がす意味も込めて、休憩中は少しの時間でもダイヤルを緩めます。
雨境峠
一つのピークとなる雨境峠という場所に到着です。
既に1581mまで登ってきました。
この先は横移動&下りで白樺湖に向かいます。
白樺湖のローソン
ここだけにぎやかになっているローソンのある公園的な場所です。
軽く補給を済ませたら、この日のメインとなるビーナスラインの白樺湖-車山-霧ヶ峰区間の走行になります。
絶景ドライブ・ツーリング系の雑誌では必ず登場する憧れの絶景パノラマロードです!
雪解け後で舗装がガタガタになっているので気を付けて走りましょう。
ちょっと上るだけでもう絶景
少し走ると展望台みたいなスペースがあります。
八ヶ岳やさっきまでいた白樺湖が見渡せる良い場所です。
白樺湖の向こうに見えている富士山型の山は蓼科山です。
ちょっと雲がかかっているので遠くの景色はあまり見えませんね。
この先も、もう少し雲が無ければ文字通りの絶景パノラマロードで、南アルプスや富士山も進行方向左にチラチラ見えるはずなのですが、まぁ、晴れているだけ良い方ですね。
もうすぐこの日の最高地点が見えてきます!
白樺湖から9kmぐらいだったでしょうか、霧ヶ峰の最高峰車山の回りをグルっと回る感じで走るとやってくる、雑誌とかの空撮で使われているのがこの辺の区間だと思います。
初夏になるぐらいまではご覧のようにまだ草木も茶色ですが、もうちょっと暑くなると新緑で綺麗な緑色の山になって、夏になるとニッコウキスゲも咲き始めます。
その頃になると日陰のないこの区間は暑くて快適には走れなさそうですが、是非見てみたいものです。
標高は1800mぐらい
大体本日の最高地点に車山肩があります。
木製の車輪みたいなオブジェがあった記憶があるのですが、観光でもしばらく来ていない間に撤去されたのでしょう。
車山感が薄いですね。
新しいシンボル的なの作って欲しいな。
ここが今日の最高地点であとはずっと下り基調(だと思っていました)、霧の駅まで行ったら茅野方面に下ります。
エコーライン
八ヶ岳を左手に走る観光道路的な所ですが、私が思っていた以上にアップダウンの大きな高原道路。
何だかんだ1000m以上あるのは流石の長野。
折角900mぐらいまで一気に下ったのに1100m以上への登りをなんども繰り返すなだらかなアップダウンに地味に体力は削られます。
向かい風も強くペースも上がらないのでいくつか考えているうちの一番短いルート、小淵沢でお風呂入ってゴールのルートに決定しました。
まだまだ、エンデュランス能力も足りていないので、甲府とか、山梨市まで行くのは断念しました。(中央線沿いだからどこでも辞められるので選択肢が無数にあるのです。)
道の駅にある延命の湯
こっちの方にアウトドアレジャーした際にほぼほぼ訪れる道の駅こぶちざわの所にある温泉です。
ここから駅まで2km下るだけの立地なのでここで汗を流して着替えて電車に乗る事に。
駅そばが美味い
小淵沢駅で山賊そばというのをいただきました。
でっかい唐揚げの様な鳥が入った美味しいおそばです。
今日は走りがメインの工程だったので人里に降りるまではコンビニと補給食で味気なかったところにガツンときました!
さらば長野県(小淵沢は山梨県)
トータル1873mアップ、91km、距離は大したことなかったですが、殆ど登りと下りのみのコースで頑張りました!
帰りは時短の為に特急を使いました、早めに切り上げたので予定よりも随分早く帰ってこれましたが、やはり中央線沿いは電車帰宅だと時間がかかりますね。
あと、特急を使う場合は座席の幅が狭く横型の輪行バッグだと微妙に通路にはみ出してしまう(私のバイクだと3cmぐらい空中に飛び出す)ので注意が必要です。
機材的な話も少ししますが
今回の為に再び30cのタイヤに戻しました。
長野のこういった高原ルートは特に雪の影響もありアスファルトは基本的にボロボロだと思った方が良いです。
30cでもハマりそうなぐらいの大きなひび割れもたくさんあるので本音はグラベルタイヤであっても良いぐらいですが、速さと軽快さ乗り心地の良さのバランスを考えると30cはやはり優秀なタイヤサイズだと思います。
ヒルクライムメインだし28cで若干の軽量化も考えましたが、路面とのコンタクトを無駄に意識しなくていいという面での疲れにくさはやっぱり大事ですね。
一度慣れてしまうと、疲労を気にして30cタイヤを選びたくなってしまいます。
ただ、タイヤの設計はリム内幅21mm以上でないとこの良さを殆ど体感できないのでワイドリムホイールが必須ですがね。
こうやって太いタイヤ良いぞと普及していますが、そのうち32cとか35cのレースモデルもどんどん普及していったら30cも細いと言われるようになるのでしょうか、、、
というわけで
ビーナスライン(霧ヶ峰)を満喫してきました!(普通にも1年以上行ってなかったし。)
輪行をうまく活用する事で、憧れの絶景ロードを自分の足で漕いで五感で感じる事ができます。
エアコンの名前になっているだけはあって、空気も綺麗で呼吸するだけでも気持ちが良いので皆さんも是非チャレンジしてみてください!
もっと山岳コースを味わいたい人はビーナスラインをそのまま美ヶ原方面に抜けて上田から新幹線で帰るというパターンも考えられます。
若しくは霧ヶ峰をUターンして白樺湖の脇の大門街道まで戻って254号抜けての上田ルートなら登りは控えめですね。
そっちからなら新幹線で再び帰れるので帰宅時間も随分早くなる気がします。
あと、DI2の充電忘れだけはくれぐれもご注意ください。
集合場所で充電が無いとか言い出して、置いていったやつがいるのでそうならないようにお気を付けください。