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【ワイズロードスタッフ試乗会】エルネスト・コルナゴサインのなくなったCとは?上山は訝しんだ。

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入間店】上山 翔 23年01月23日

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こんにちは、入間店上山です。
早速ですが上山はCOLNAGO C60乗りです。

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いつもC60でいろいろな場所を走ったりしています。
そんな上山が待ちに待ったCシリーズの最新モデルの更新、2022年4月のことでしたね。
その日流行り病のワクチン接種でゴロゴロしていました。
COLNAGO Cの血統Cシリーズ乗りとして心躍らないわけがありません。
当然あらゆる情報をかき集めいろいろな角度からの写真を調べました。

そこでこんな話を見つけました。
創業者エルネスト・コルナゴはこのモデルにかかわっていないためサインを入れていない。と
COLNAGOは2020年にアブダビの投資ファンドに大半を買い取られましたよね。

上山はこう思いました。
サインを入れないということは設計自体ををもう行っておらずCシリーズのCはCOLNAGOのCであったはずがこれからはCの継続モデルになってしまったのではないか?
半世紀の間多くの選手を表彰台に送ったレーシングバイクブランドが幕を下ろしたのだ。と

フレームセットが100万円に近づきハイエンドモデルがレース仕様に組みあがる頃には200万円前後、1台にここまでかけるからにはそのブランドとしての世界観が大事。
このサインがあることでフレーム作り、走りのへの拘りなどから設計師の情熱を感じどんなに疲れた日でも、また乗ろうと思えるのです。

COLNAGO C68 実際に乗ってみてどうか

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結論から行きます。
予想を覆すまさしく”Cの血統”バイクでした。

CシリーズはC60、C64と今回のC68すべてに乗らせていただいたことがありますがそのどのモデルにも言えることがあります。

”乗っていて楽しい”

これにつきます。
漕ぎ出しから加速や巡行、減速からコーナリングの低速域までどこをとっても乗り手の意思を尊重し、まるで自身の手足のような操作性能です。
C60、C64はそんな中でもトップレーサーチューニングが施されコーナリングなどはピーキーな部分がどうしてもありました。そんな部分もC68からは大きく改善しCOLNAGOらしいコーナリング性能を残したまま安定感が増したように思います。
これがCOLNAGO Cシリーズの目指した先ピュアレーシングバイクだと感じました。

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乗車後に全身の疲労感を持って物思いにふけます。
経営不振から海外ファンドが入ったCOLNAGO、買い取られた先はCOLNAGOのブランドとしての成長と創業者の意思を尊重してくれる素晴らしいところでした。エルネスト・コルナゴの自転車というものに対する魂を残したのでしょう。

上山の自転車という世界そのものだったCOLNAGOが幕を下ろした、と涙をのんだあの日の上山はすでにおらず。
これが新たなCの血統、新たなCOLNAGOがここに誕生したのだと思います。

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