みなさんこんにちは。とある実業団所属の、新宿本館コダイラです。
1/20に味の素スタジアムのあじペン広場にて開催された社内試乗会に参加し、世界最高峰のホイールを代理店のMany'S様よりお借りしました。
ZIPP 454 NSW
参考価格 : ¥785,000-(税込)
前後重量 : 1,358g (フロント631g/リア727g)
リムハイト : 53-55mm
リム幅 : 内側23mm/外幅28mm
スポーク : Sapim CX-Ray
ライダープロフィール
身長171cmちょいで基準体重は57kg。
JBCF(E1)のレースを中心にトレーニングライドをする形。
純粋なサイクリングはあまりしないですが、コースは幅広く乗っています。
使用機材(比較材料)
・MERIDA REACTO TEAM-E
・ZIPP 404 Firecrest
・SHIMANO ULTEGRA Di2(52-36/11-28)
・SCHWALBE ONE 25c
・Prologo SCRATCH M5 PAS NACK
いざ実走
試乗コースはコーナーを織り交ぜた平坦コースで、直線区間は長め。
乗り慣れた自分の機材にセットして試乗させて頂けました。
セットされていたのはVittoria CORSA N.EXT 28c。
最近リリースされたばかりの話題作で、何度か触れたことはあるのでその辺の感覚は概ね問題なく乗れました。
454 NSWで一番気になっていた平坦区間での加速・巡航性能。
項目わけして列挙します。
①加速性能・反応性
ゼロスタートやそれに近い状態からある程度速度が乗るまでのスパンは相応の脚力を必要としますが、その後の伸びは目を見張るものがあり踏んだら踏んだだけ加速してくれます。
下ハンを握ってパワーを掛けた際にもヨレなどは感じず、剛性感はバッチリ。
左右に動く挙動に対する抵抗感が無く、多少強引に振ってもロス感が少ないので次の挙動に繋げやすい印象でした。
ハイトの高さゆえ車体を振った際の反応が若干もたつくかなとも思いましたがそれすらもなく、素直な反応で好印象。
②巡航性能
加速後一定のペースを維持するシーンは非常にわかりやすく、速度が落ちる様子がありません。
むしろ一定パワーで踏んでいるはずが速度が伸びているような感覚がありました。
時折姿勢調整のためにダンシングも織り交ぜましたが、どんなポジションでも高速域を維持できるのは間違いなさそうです。
楽しくて『踏まされる』のは間違いないです。さらには脚を止めても減速感がかなり薄く、ハブスペックの高さを大いに体感出来ました。
トピック
パっと見では波打ったリム形状に目が行きがちですが、細部も明確に異なります。
これは私が普段使用する404 FCのリム。
対してこれが454 NSWのリム。
比較すると……
<リム>
404⇒丸型で全体的に入っているが一部加工のない部分がある。
454⇒六角形で波打った箇所にのみ分散して入っており、切り欠きのような溝が入れられている。
<ハブ>
404⇒ZR1搭載。耐久性に優れ、計66ポイントのノッチによって掛かりが良く軽量。
454⇒COGNITION搭載。Axial Clutchテクノロジー採用により脚を止めた際にラチェット機構が半分解放されハブシェルとフリー間の抵抗を削減。
ざっと挙げるだけでもこんなに違いがあります。
先に述べた、脚を止めた際の抵抗感の無さはハブスペックによるものですね。
初乗りで脚を止めた際にすぐ感じられる程に効果は絶大です。
SRAMのローター(F160mm/R140mm)が装着されていましたが、中々ビジュアルも良くて今度交換してみようかな?なんて考えたり。
ちなみに写真の仕様でご案内した場合、参考価格は概ね160万円程度かなと。
(※もしご希望の場合、詳細はスタッフまで。)
商品についてはお気軽にご相談ください!!
当店ではZIPPのホイール各種を取り揃えてお待ちしております。
ユーザーのスタッフもおりますので詳しくは是非問い合わせください。
このような機会を頂いたこと、この場を借りてお礼申し上げます。
ではまた。