大きくモデルチェンジをした第7世代MADONE!その性能や試乗した感想と共にお伝えしたいと思います。
試乗車紹介
TREK
MADONE SLR 9 GEN 7
コンポーネント:シマノDURA-ACE R9200
ホイール;BONTRAGER AEOLUS RSL 51
販売価格 完成車
シマノ DURA-ACE R9270 Di2組(税込¥1,770,890)
シマノ ULTEGRA R8150 Di2組(税込¥1,397,990)
シマノ 105 R7170 Di2組(税込¥1,243,990)
スラム RED eTAP AXS組(税込¥1,880,890)
スラム FORCE eTAP AXS組(税込¥1,529,990)
スラム RIVAL eTAP AXS組(税込¥1,314,390)
基本性能と前モデルからの違いは?
まずカーボン素材は、同社の軽量モデル「EMONDA」で採用されているOCLV800です。前作のMADONEと比べて大きくバージョンアップした点は、フレーム重量が150g軽くなり、旧MADONEと新MADONEで1時間で同じ出力で走り比べると、新型の方が60秒早く走ることができる空気抵抗の削減ができる点です。
新たなテクノロジー、ISO FLOW!
今回旧MADONEに採用されていたISO SPEEDは、無くなり、ISO FLOWへと変わりました。この穴の効果は?
ISO FLOWのこの空洞の効果は、前方から流れてくる空気を流すことで、シートチューブ周辺の乱流を抑えることができます。さらに、この切り吹き部分がしなることで、振動吸収性も確保しています。ISO SPEEDからISO FLOWに変わったことにより、軽量化にも繋がっています。
ハンドルもステム一体型の新設計!
第6世代と比べると、ドロップ部のリーチが長くなりました。さらに、ブラケット幅が3㎝狭まるように設計されているので、ブラケットを握った時には正面からの投影面積が減るため、さらなるエアロ効果があります。重量も約150g軽減されているので、フレームと合わせると300gほどの重量削減を達成しています。
試乗インプレ!
まずはとにかく軽い!エアロロードとは思わない軽さです。足回りも軽く、軽快なペダリングがでした。 足回りが軽いバイクは、トルクかけて踏んだ時の推進力があまり出ないことが多かったですが、新型MADONEはぐんぐん進みました。エアロバイク特有の巡行維持もでき、スプリントでも脚が残りやすく、どこまでもスピードが出せそうな感覚でした。ISO SPEEDからISO FOWに変わったため、乗り心地の硬さが気になりましたが、非常に良い乗り味でした。メーカーが言うには、ISO SPEEDの一番硬い硬さと言っていましたが、硬いというのがあまり感じませんでした。新しいISO FLOWの乗り味は、想像以上に良かったです。その乗り味と軽快性からロングライドでも脚が残りやすいと思われます。また人によっては、山岳は、EMONDAよりMADONEの方が良いと言うユーザーも出てくると思われます。個人的にはMADONEだけで山岳もバリバリ行けると感じました。TREKユーザーはもちろん、どのユーザーにも扱いやすく、速くなれるバイクだと勧められます。。最高に速いエアロロードバイクとして、気になった方はご注文お待ちしています。現在プロジェクトワンもやっています。自分だけのドリームバイクに興味のある方は是非。
現在店舗在庫はありませんが、納期は今注文していただいてから4~5ヶ月程で届く予定となっています。期間は長いですが、待つかいがある車体であるのは間違いないと感じました。