2021年に新モデルとして登場し現在でも大人気のPINARELLO(ピナレロ)PARIS DISK(パリディスク)に試乗しました!
まずはPARISのご説明と外観の感想を述べさせていただきます
いつも川崎店店内で見ているのと違い太陽光で照らされているとより平面ではない複雑なフレーム造形が際立って見えます
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試乗車には販売用と同じWH-RS171ホイールが装着されていました
シマノホイールラインナップの中では低価格の耐久性に優れるのは良いのですが重量は重いホイールです
タイヤはVITTORIA(ヴィットリア)のZAFFIRO(ザフィーロ)で耐摩耗性には優れるもののグリップ力と衝撃吸収性が低い低価格なタイヤです
現在はこちらのZAFFIROかPIRELLI(ピレリ)のP7(ピーセブン)のどちらかがPARIS完成車には組み込まれています
P7の方がやや柔らかく乗り心地が良くなるので個人的にはオススメです
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フレームの進行方向後ろ側はスパッと切られたように平らになっていて走行時の空気抵抗を低減する効果のある形状となっています
シートステーのシートチューブ側は現在のいわゆるエアロ形状を意識しあたバイクよりもやや高めの位置で接合されていてシートステーをより長く、よりしならせる狙いが見てとれます
単純な直線でない2回の曲がりが特徴のピナレロがONDAシートステーと名付けた機能性と美しさを両立したシートステーです
光が反射すると他メーカーでは見られないような立体的で美しいフレーム造形がより良くわかりますね
メインコンポーネントはシマノ105となっています
ステムからフレームまで滑らかなアウトラインで造形されています
PARISは通常のピナレロのロードバイクよりもヘッドチューブが長めとなっていてハンドルを高めにすることができるようになっています
フルカーボンフレームですがただのカーボンではなく航空機向け炭素繊維シェア世界No.1で日本国内唯一の総合繊維メーカー「東レ」のT600UDカーボンを採用しています
またタイヤは30Cまで装着可能となっていて太くて衝撃吸収性と走行安定性に優れるタイヤが装着可能ですのでクロスバイクから初めてロードバイクに乗り換える方にもおすすめできるバイクです
さて乗ってみた感想ですが
加速感は装着されたタイヤとホイールにしては十分軽快でハンドリングもクセがなく乗りやすいバイクです
振動の感じ具合はトレックの一部モデル等と比べるややゴツゴツとした感触ですが十分にいなされているように感じました
路面状況からバイクのコントロールを判断するのにはこの程度がいいのではないかと思います
所有したことはないのに乗り慣れたような馴染む感じで安定感があります
エンデュランスモデル的な(加速重視の短距離レースよりはゆったり長距離向け)設計ですが加速もよくタイヤも太めの30cに出来たりと様々な用途に対応できそうです
アルテグラDi2にコンポを乗せ換えたりカーボンホイールにグレードアップする価値のあるバイクではないでしょうか
なんと言っても一目でピナレロとわかる美しいフレーム造形が魅力です
カラーリングが飽きのこなそうな渋いカラーなのも良いですね