今日から始まった「FULCRUMカーボンホイール試乗会」!
早速「SPEED40C」を借り出して、いつもの通勤ルートで試乗してみました。
〇まずは見た目。
普段使っているのが同じくフルクラムの「QUARTTRO CARBON」。
リムハイト40mmは見慣れた感じなので、普通に収まっているというか
自然な佇まい。
見た目から「スゴい速そう」な感じはありませんがバランスは良好かと。
〇ゼロ発進。
40mmというハイトを考えると拍子抜けするくらい普通に走り出します。
感覚的に30mmくらいのローハイトなホイールのようです。
乗り心地はかなり硬めでコツコツくる部類ですが、クワトロカーボンと
比べるといくらか衝撃のピークが丸い感じ。
〇加速。
これは文句なし!
極低速時に軽めのギアで強くペダリングをするとフロントが浮きそうになる
くらい後輪が地面を蹴飛ばす力が強い。
これこれ、このフルクラム感!!
レーシングゼロにも通ずる、前から引っ張られるかのような抜群の加速の良さ
がこのSPEED40Cにも備わっています。
そのまま足を回していけば面白いようにスピードが上がり、あっという間に
30Km/オーバーの世界へ到達。
〇巡行。
ここは「BORA WTO 45」のような、最新のワイド&ラウンド系リムの方に
分があるかもしれません。
40mmなりの振る舞いは見せてくれるのですが、中~高速域の伸びの良さや
速度の維持のしやすさ、空力的な安定感といった面では多少差をつけられて
いる感じがします。
ですが、間違いなく速いことは速い。
エアロホイールの様にある速度域から急に速さを感じようになるのではなく
ゼロ発進からシームレスにずっと速くてスムースな印象です。
〇ブレーキング
使い込んだ非AC3リムと比べるのもアレですが、若干ブレーキングの時の音が
違うような気がします。
よく見るとカーボンの編み方も違うので、きちんと進化しているのでしょう。
制動力は十分。
ブレーキの効き方もナチュラルで、アルミリムから乗り換えたような場合でも
それほど違和感を感じないのでは。
〇総括。
某M社が「今の時代は40mmくらいのリムハイトが標準ホイール」と語って
いたのを、乗りながら思い出していました。
最新のフレーム形状や重量、レース界のトレンドを考えると、30mm以下の
リムハイトは今やヒルクライム専用くらいに考えた方がいい、的な話も。
この「SPEED40C」に乗った時、まさにそれを強く感じました。
見た目からはエアロホイールにカテゴライズされそうですが、その中身は
エアロ要素も持った「スーパーオールラウンダー」。
ローハイトリムのような扱いやすさを備えながら、どの速度域でも確実に
速く、まさに「これ1本でなんでもいけるホイール」を体現しています。
最近のお気に入り「BORA WTO 45」はエアロディープリムのカテゴリー。
若干毛色が違うので、単純比較は難しく思えてきています。
可能であれば両方欲しいんですが・・・
サーキットでレースみたいなケースなら、高速巡行が強い「BORAWTO45」。
それ以外では、取り回しの良さやキレの良さが活きる「SPEED40C」。
といったところでしょうか。
どちらか一本となったら、相当悩むヤツです。
そんなスーパーホイール「SPEED40C」が、ご自身のバイクで体験できます!
試乗期間は23日(月)まで。
そこそこ期間もありますので、ぜひこの凄さを実感してみて下さい!!