予想外に気持ち良く走ってくれたデローザの「838」。
相変わらずだったリドレーの「FENIIX SLiC」。
今回はミドル機が面白いかもと思いながらサーヴェロのブースへ。狙うはリニューアルした「ソロイスト」!・・・なのにサイズが無い?!
乗れそうなのは54サイズのカレドニア。我ながらピラーの出代がスゴい。
23年モデルは電動・無線・12速の105
CERVELO CALEDONIA R7170 Di2 ¥748,000-(税込)
〇まずは見た目
「5」が付かない無印グレードなので、ケーブルの取り回し等に一部違いはあるものの、フレーム形状はほとんど同じ。
ソロイストやアスペロにも通じる、最新のデザインが導入されています。
〇乗ってみての第一印象
軽快感より重厚感。28Cというタイヤサイズ以上にどっしりした印象。
オンロードから軽めのオフロードまでOKというコンセプトから想像するよりも、グラベルテイストが強いように感じました。
バイクとの対話というよりねじ伏せる感じ
〇乗り心地
柔らかめのカーボンを使ったミドルグレード機で、太めのタイヤにも対応するイマドキのエンデュランスモデル・・・
なんですが、乗り味はかなりストイック。ロングライドを快適に過ごせるように乗り手をサポートしてくれる、そんな気が全然なさそうなハードな雰囲気です。軽く流しているだけでは良さが伝わりにくいかも。
〇加速性能
とりあえず踏め!話はそれからだ!というスタンスが実にサーヴェロで、いっそもうなんだか清々しい。
愛車のASPEROもそんな感じなんで、コレが「味」という気もします。
踏みごたえは正直それなりにアリ。ただバイクが求めてくるなりのパワーでペダリングできれば、骨太な加速を見せてくれます。
切れ味の鋭さや軽快感はありませんが、ゴリッとした力強いトラクション性能は不安定なオフロード路面では大きな武器となるはず。
彼ら曰く、新しいスタイルのモダンロード
〇総評
舗装路に特化した「R5」は当然オフロードが苦手。
グラベルバイクの「ASPERO」は舗装路での軽快感に欠ける。
どっちもOKなバイクがあればコースを気にせず好き勝手走れるはず!ということで、自転車好きなサーヴェロのスタッフが両者の良いとこ取りを目指して自分たちが欲しいバイクを作った感がある「カレドニア」。
ただ、元ネタは揃いも揃ってゴリゴリ踏んでなんぼのハード系レーシングバイク。開発者が一緒でその流れを受け継いだら・・・やっぱりそうなるよねとしか言いようがありません。
脚に自信があるライダーなら、かなり遊べる1台になるのでは。
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