こんにちは!大阪本館の金子です!
先日東京にて行われたスタッフ向け試乗会『ワイズロードスタッフ試乗会』
数多くのメーカー様にご協力いただき、普段では乗れないバイクや出来立てホヤホヤなバイクなど、様々な自転車の試乗をさせていただきました。
ご協力いただきました各メーカー様ありがとうございました!
今回は日本の自転車競技界を牽引する歴史あるメーカー、ブリヂストンのスポーツバイクブランド【ANCHOR】より、
新作のオールラウンドバイク【RP8】に試乗したインプレッションをお届けします!
BRIDGESTONE ANCHOR RP8
105 Di2 MODEL 価格¥550,000 (税込)/ FRAME SET¥308,000(税込)
このRP8はハイエンドバイクのRP9の兄弟車、ミドルグレードのバイクです。
バイクの設計はRP9を軸に、カーボン素材のグレードを変えることにより低価格を実現。
しかし乗り味や重量など、RP9に引けを取らない素晴らしい仕上がりとなっております。(空力は同等、フレームセット重量1450g/無塗装/小物類込/490mm、RP9対比剛性90%)
RP9は電動コンポーネントのみの対応となりますが、RP8は電動・機械式共に対応しておりますので、現在お持ちのバイクからの載せ替えなどがしやすいユーザーライクな仕様となってくれました!
試乗した感想
さすがRP9とほぼ同等な剛性バランスを持つだけあり、初速こそRP9に軍配が上がるものの、そこからの伸び方が非常によく気持ちよく加速をしてくれました。また、速いスピードから更に踏み込むような場面では、一瞬タメを感じるまでも、そこからばねの様に伸びてくれる感覚があり、脚残りが良くも進むように感じ取れました。エアロ効果も高く、スピードの頭打ちになるような場面でも踏ん張りが効き、速度が落ちていくことが少なく感じました。脚に余裕があればそこから更に素直に伸びていくかと思いますので、レース中の縦一列棒状に伸びるトップスピードに到達した時にもこのエアロ効果が大きなアドバンテージになると思います。
クリテリウムやアタック合戦が多いようなレースに対応する為に高剛性のホイールに替えてあげれば、おそらく反応性が良くも伸びやかな総合力に優れたバイクに化けるだろうと思います。
この価格でここまで総合力の高いバイクは他メーカーではあまりないかと思います。
かと言って必ずしもレースユーザーにのみおすすめのバイクかと言われれば、否。
決して脚が削られるような嫌な硬さではないので、ロングライドでも脚残りが良く最後までライドを楽しめるかと思います。
高回転で脚を回す走り方でも、高トルクでじっくりパワーをかける方でもリズム良くスピードが乗ってくれるので、バイクに合わせたペダリングスキルを要求されません。
海外メーカーのミドル〜ハイエンドバイクは多少なりともバイクに合ったペダリングスキルや進ませ方を要求されますが、ブリヂストンのバイクはそのようなクセがなく乗り手に合わせた進み方をしてくれます。
これはブリヂストンのバイク作りの中でも重要視されている部分で、国内プロチームの『チームブリヂストンサイクリング』のフィードバックを元に、プロフォーマットという研究開発技術を用いて幾度とないテストを繰り返しバランスを調整し、無駄なくバイクが進む設計がなされているからなのです。
ブリヂストンの歴史の中でも名車と謳われるRP9。その血を分けた兄弟であるRP8。
受注予約が開始されましたら情報発信を致しますので、楽しみにお待ち下さい!