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【時代はローハイト!】高級だけどサンデーライダーでも扱えるホイール三選!【巡行速度30km/h組】

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上野アサゾー店】石川 康輔 23年01月29日

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初心者、もしくは平均速度30km/h以下でロングライドしている方におすすめしたい超高級ホイール三選を紹介します!!

ローハイトカーボンリムこそ万能

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個人的に45mmハイトのホイールと30mmのホイールを使い分けているのですが、巡航速度が速くない場合は圧倒的にローハイトリムの方が好みの石川です。

ディープなのは確かに踏むと速いのですが、ゆっくり走っていると少しかったるい気がしてしまいます。ですが、ローハイトなホイールは走り出しが軽いので低速でだらだらと走っていても違和感ないですし、そこから加速したり、土手の坂道など加速が必要な場面でも軽やかに加速してくれます。巡行スピードも遅いという事はなく30km/h以上であっても実際問題なく走ってくれます。

しかも公道で風にあおられるリスクがある冬の関東平野ではディープなリムはデメリットしか感じません。(格好いいのと速いのは確かにディープな方がいいですが)

実用性という点においてローハイトは輝けるホイールなのです。

1,FULCRUM RACING ZERO CARBON CMPTZN DB

FULCRUM ( フルクラム ) ロードバイク用ホイール(ディスクブレーキ用) RACING ZERO CARBON CMPTZN DB 前後セット シマノフリー

というわけで、私が履いているというのもありますが、個人的に最強のホイールだと思って高いけど買っちゃったホイールから紹介します。

ただの真っ黒なリムではなく、フルクラムらしい素敵なリムと2to1スポークパターンで非常にバランスの高い完成された一本です。

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特徴としては乗りやすいリムの硬さと、体重のある私でも応えてくれる強固なスポークとハブという所です。

一般的にホイールの剛性はリムハイトの高さが大きな基準を占めますが、それ以外にもホイールの構造物はニップルやスポーク、ハブとその中身で構成されています。

リム自体は強度を高くするためにニップル周りをカーボンで補強した30mmハイトのリムを採用。ハイトはカーボンリムとしてはかなり低いですが、ガッチリと組むための強度を出していることもあって、柔らかいという感じはありません。ですが、路面からの突き上げなどの衝撃はローハイトリムらしく軽快にいなしてくれる感じがあるので、乗ってて疲れるという事もありません。

スポークニップルはこれまでのレーシングゼロシリーズで培ってきた極太なアルミスポークとそれをガッチリと固定する専用のニップルです。

振れ取りできるスポークホイールの中では最強クラスの強度でパワーロスが少ないスポークでしょう。

ハブに関しては、ワイドフランジで剛性の高い設計の専用設計です。

組み方が左右で2対1のスポーク本数にする事で左右でスポークテンションの均等化を図っています。これにより左右のブレに強いガチッとした踏み心地が実現します。

硬く組まれたホイールは乗り心地が悪くなるわけではなく、踏み心地が硬くなるだけなので、パワーロスが少なくなるという点でむしろ省エネで走れるので慣れると非常に楽に走る事ができます。

更にはこのコンペティツィオーネモデルに関しては、カルトベアリングを採用する究極のハブベアリングが採用されています。ノーマルベアリングの9倍の回転性能ともいわれる回転性能は、一般的なホイールメーカーの中でも群を抜いて滑らかな回転を実現します。

下り坂やコーナーでの減速が非常に少ないので、スムーズにコース取りをできれば減速少なく走れるので再加速が少なく済むのでかなり省エネで走れる要因にもなります。

ローハイトで一番硬いホイールだと個人的に考えている唯一無二の存在はあなたのロングライドを快適なものにしてくれる事でしょう!!

踏み心地だけでなく乗り心地すら硬いという意見もありますが、先入観とアルミスポークの高反発なフィーリングに体が慣れていない為でしょう。

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アルミのコンペもありますよ

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2,Campagnolo BORA ULTRA WTO 33 DB

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続けて、私も悩んだホイールの一つBORAシリーズ最高のBORA ULTRA WTOから33mmハイトモデルの紹介です。

引き続きULTRAと名前の付くBORA最高峰のモデルはカルトベアリングを採用した最高クラスの逸品です!

BORA WTOシリーズの特徴はエアロダイナミクスと高い剛性バランスにあると思います。

レーゼロは良くも悪くも踏み応えのあるガシッとした走りが特徴ですが、BORAは過去のモデルから共通して扱いやすいけどすごく速いバランスの良い設計が特徴です。

人気なのは見た目も良いので45mmハイトのモデルの方が数は出ていると思いますが、先述したように私のようにゆっくりと走って長時間長距離ライドをこなす事が目標の人にとってはハイトの高さはデメリットにもなる場合があるという事です。

確かに格好いいですし、実際多少リム剛性が高くても45mmぐらいのモデルであれば扱いきれますし、走れる人がインプレッションしているメディアのインプレ記事では45とか50が万能と言われるので買いたくなっちゃうのは私もわかります。現に45ハイトホイール何本も買っちゃってますから。

ですが、冷静になってください。

あなたの楽しむ領域はどこですか?

平地の巡航速度は30km/h以上ですか以下ですか?

峠道を越えるコースは良く行きますか?もしくは行きたいですか?

鼻水垂らしてハイペースで走るのもロードバイクのスポーツ面での魅力ですが、私のようにラーメンを目当てに山を越え谷を抜けと走るゆるゆるロングライダーさんは最適なホイールは格好良さを抜きに考えると30mmハイト台の比較的ローハイトなホイールではありませんか?

ちなみに、この33ハイトのモデルはリムの内幅が21mmと若干広くなっており、エンデュランスなロードバイクに最適な30cにも最適な設計となります。設計上25c~となっていますが、内幅21mmなので28c、30c、32cあたりのタイヤから選んでいただくのが良いでしょう。

個人的にハイペースで走るわけじゃないのであれば30cタイヤをお勧めします。

BORA ULTRA WTOの良さはバランスの良さとも言いましたが、それ以上に見た目!!圧倒的な高級感があなたの車体を今以上に美しくしてくれることでしょう。

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おススメのチューブレスタイヤも貼っておきます

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3,ZIPP 303 FIRECREST フックレス

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最後は、これまでの二つと少し毛色を変えて、ZIPPのホイールをご紹介。

超高級なホイールとして353NSWを選択したい気持ちもありましたが、初心者でも乗りこなして使いやすいホイールとして、ZIPP 303FIRECRESTをチョイス。(以前は202があったのですが、復活求む!!)

40mmハイトあるのでローハイトと呼んでいいか微妙なラインですが、最近は50mmで普通みたいな空気があるのと、このホイールに関して使い勝手はローハイトに近いのではないかと個人的には考えているので三選にエントリーしました。

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ディンプル加工が特徴のこのホイールですが、これまでもレースユーザーから厚い支持を受けているレースホイールの系譜です。

NSWシリーズという更なる高級ホイールが登場したことでミドルグレード感ありますが、値段的には先の2つと並ぶ高級っぷり!!

プロもレースや好みによってはこちらを選択する抜群の性能を持ったハイクラスホイールです。

このホイールの一番の特徴は間違いなくフックレスリムという今までロードホイールではありえなかったリムの最終形状。太いタイヤで低圧での運用が必須のシステムなので、航空機や自動車、モーターサイクルでは一般的でありながら、自転車ではMTBぐらいでしか採用されていないリムの形状です。

ロードバイクも、ようやく低圧で太めのタイヤが効率的だというデーターが揃ったことで堂々採用するメーカーが増えてきていますね。

フックレスリムのメリットはいくつかありますが、リム単体としては成形が容易で精度の高いリムになる事。リム形状が単純になるので強度が高くかつ軽量とメリットしか見当たらない最新の設計です。

ですが、すべてのブランドが採用しない理由としては、おおむね5barぐらいが上限気圧になるのでタイヤに関して28c30cぐらいが最小サイズになるうえ、チューブレスタイヤのみ(かつ対応する製品)とタイヤ選択のハードルの高さもあります。

フレームもエンデュランス系や最新のレース系フレームでないとその太いタイヤにマッチしないこともあるので、選ぶ際には注意が必要です。

内幅が25mmとグラベルホイールの様なワイドなリムのおかげもあって、適正気圧がかなり低く乗りがよく疲れにくいのも特徴です。

更には非常に軽量なリムのおかげで走り出しも軽快で初心者でも楽しくロングライドできる点もローハイトホイール的な雰囲気が感じられる要素です。

でずが、元々エアロホイールとして長きにわたって活躍してきたホイールなだけに、エアロダイナミクスは過去のZIPP45mmハイトモデルを上回ると言われるぐらい高速域の走行にも長けております。

太いタイヤで楽に高速に、そして軽快に。

新しい時代のフックレスリムを採用したホイールを最後にご紹介させていただきました!!

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高相性のタイヤはGP5000STR!

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まとめ

個人的にローハイトモデルの超高級なホイールをピックアップしてみました。

ホイールを変える事は「速くする事」「軽くする事」「快適にする事」そして「格好良くする事」が選択する際に重要になってくると思います。

日本人が一番好きな高スペック商品という点では確かに軽量でエアロな45mmぐらいのホイールが最もつけている感がありますし、速いのは事実です。

ですが、快適にすることを疎かにしてしまうと、我々週末まったりサイクリストは週明けの出社に疲れを残す事にもつながり翌週は筋肉痛になるのやだから行くのやめよっかなとなってしまう事もあると思います。

出来るだけ速くする、できるだけ軽くする、でも快適であることが一番楽しく走る秘訣であると個人的には考えているので、自分自身がどうやれば疲れないで走り続けられるのか、その答えがこの中にあるかもしれませんよ?

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