完全に好みの話なんですが。エアロロードの乗り味がちょっと苦手です。
普段からそんな「絶対的な速さ」を求めるような乗り方をしていない事もあって、自分の中で上手く基準が作れない。
こういった場でも、普通に軽量なオールラウンド系モデルをチョイスしてしまいがちな傾向アリ。それなのに・・・・
好奇心を刺激しまくるこのルックス!
TREK MADONE SLR9 E-TAP ¥1,880,890-(税込)
〇まずは見た目
好き嫌いを超えた次元で、何かスゴそうだ!コレに乗りたい!乗らねば!と思わせる、有無を言わさぬパワーを感じます。
特にISO FLOWの部分。軽さとエアロと快適性の全部乗せを求めた結果の穴空きフレーム。乗り心地が気にならない自転車好きはいないでしょう。
〇乗ってみての第一印象
このフレーム形状でOCLV800。やはり硬質感がスゴい。
見た目ほどハードではない・・・気がしなくもないのですが、あくまでもエアロロードとしてはというレベル。
自然と真顔になってくるこの感じ。気持ちが引き締まっていきます。
SL「R」に相応しいレーシングテイスト
〇乗り心地
ボリューム感のあるエアロ形状のフレームにエアロホイール。ゴンゴンと伝わってくる反響音が、タダモノではない感を耳からも伝えてきます。
ロワーセクションのガッシリからくるものでしょうか。踏み応えはかなりのレベル。ただ乗り心地はそこまで犠牲になっていない気も。
そうは言ってもマドンはマドン、エモンダやドマーネ的な軽快さや快適性は初めから切り捨てている印象です。
〇加速性能
文句なし!「V4Rs」が前から引っ張られるような加速だったのに対し、こちらは後ろからグイグイと押し出されるような加速感。
ペダリングへの反応は、打てば響くというよりはちょっとした「タメ」がある感じ。これはフレーム形状&剛性に由来するのかも。
速度が上がるほど生き生きとしてくる特性はまさにエアロロード。踏めば踏むだけ速くなっていくのは間違いないのですが、今回はそのはるか前の時点で乗り手が音をを上げました・・・
突き抜けたキャラクターは称賛に値する
第7世代(G7)という事は、某〇ームストロング時代も込みということ。
その頃は今でいうところのエモンダのポジだったはずですが・・・
エアロロード界の最近の流行りは〇ロぺル路線。原点回帰とかなんだとか理由をつけて、エモンダと統合させる可能性もゼロではなさそうなのに、この新型を見る限りそんな気はサラサラない模様。実に良い。
先代(G6)が登場した時点で「結構やりつくしてしまったのでは?」と勝手に思っていましたが、ピュアな空力マシーンとしてひたすらに速さを追求していくスタンスは当分ブレることはなさそうです。
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