こんにちは、お茶の水店の木村です。
昨日開催されたスポーツバイクデモの前日に行われましたワイズロード社内試乗会参加して参りましたのでそちらのレポートを書かせて頂こうと思います。
ご協力頂きましたお取り引き先様および関係者の皆様、貴重な機会を頂き誠にありがとうございました。
私事ですが、昨年SCOTTのエアロロードを購入して以降フィーリングが好みとマッチしすぎており、値上がり等も相まってしばらく買い換えないと思っていたのですが、あまりの性能につい値段を調べてしまったバイクがありますのでご紹介させていただきます!
WILIER TRIESTINA
FILANTE SLR
カラー
上のレッド以外にも、
マットブラック
グレー/グリーン
がございます。
価格
フレームセット
レッド・マットブラック ¥781,000(税込)
グレー/グリーン ¥891,000(税込)
専用ハンドルバー・シートポスト付属
完成車
コンポR9270/ホイールR9270 C36-TL ¥1,496,000(税込)
コンポR8170/ホイールMaddux RX1.0-D ¥1,050,000(税込)
普段乗っているバイク
私が普段乗っているバイクはコチラ。SCOTTのエアロロード、FOILがモデルチェンジする前のものです。エアロ性能、軽量性、快適性のすべての面で優れているなと感じており、ごりごりのエアロロードというよりかは、最近増えているエアロオールラウンダーに近い感触です。
乗ってみてどう感じたのか
漕ぎ出しがとんでもなく軽い!ホイールはwilierブランドの38mmハイトの物なので当然リムハイトの差からくる影響もあるのでしょうが、とんでもなく滑らかに自転車が進んでいきます。スピードを上げるためダンシングをしてみると、かなり振りが軽いです。その日乗った中でもトップクラスの軽やかさでした。カタログでの重量を見ると、ロードバイク全体で見るとかなり軽量な部類なのは間違いないのですが、ハイエンドの中で見ると一番軽いとは言えない感じなのですが、フィーリングは間違いなく軽量バイクのそれです。エアロロードという部類にはなりますが、見た目に反して登りも得意な辺りはFOILに通じるところがあると感じました。もちろんエアロ性能も体感できるほど洗練されており、足を止めても減速感が少ないです。角ばったデザインではなく、角を丸めた設計にすることで様々な方面の風に対応させ空力性能を損なわないように考えられているのは、風洞だけではなく現実世界での空気抵抗を考えてのことだそうです。
一番FOILと違うと感じたのは、下ハンを握ってトルクを掛けながら踏んだ時です。FOILでは、スプリントの際にスパッと飛び出せるような感じで、踏むとすぐに反応してくれる瞬発力が魅力なのですが、それに対してFILANTEでは、独特の溜めがあってからパワーを推進力に変えてくれるような感触でした。このあたりの味付けはイタリアンバイクらしい踏んでいるとつい楽しくなる感触ですね。
BB周辺部は最新のモデルほどマッシブではないですが、プロチーム御用達の老舗レーシングバイクメーカーの意欲作、というだけあって剛性はしっかりあります。これなら今期からアスタナに加入したカヴェンディッシュのスプリントパワーも余すことなく推進力に変える事間違いなしです。
そしてこのバイクがずるいところは、快適性の高さです。高い弾性を持ちながらも振動をいなす特性を持つ液晶ポリマーがフレームの素材に加えられていることで、エアロ&軽量性&快適性というすべての面で優秀な欲張り性能の実現に成功しています。
フレームが山岳も平坦もどんとこいな優等生なので、ホイールの選択次第でどんなコースでも行けちゃいそうです!独特のウィップ感が心地よいフレームなので、BORA WTOシリーズなんかを履かせたら相性良さそうだなと個人的に思います(笑)
どんな方にお勧めしたいか
誤解を恐れずに言うならば、「欲張りなあなた」です(笑)どんなコースもなんでも対応できるオールラウンドモデルなので、1台でレース強度のライドからカフェライドまでこなせるバイクをお探しの方には自信をもってオススメできます!そしてなにより、、、掲載している写真を見て頂ければわかる通り、塗装の高級感がとんでもない!WILIERというブランド自体分かっている方が乗られる硬派なブランド(個人的なイメージです)なので、あまり人と被ることもなさそうですし、所有欲を満たしてくれるでしょう!