2022年のツールドフランスで総合優勝、ポイント賞と圧倒的力を見せたチームユンボヴィスマ!そんなユンボの勝利を支えた新型S5。その新型の乗り味の感想を伝えたいと思います。
cervelo
S5 DISC
コンポーネント:シマノ ULTEGRA R-8170 Di2
ホイール:DT-SWISS
販売価格 完成車:シマノ ULTEGRA R-82170 Di2組(税込;¥1,606000)
シマノ DURA-ACE R-9270 Di2組(税込:¥2,145,000)
スラム RED eTAP AXS組(税込¥2,200,000)
スラム FORCE eTAP AXS組(税込¥1,639,000)
フレームセット:(税込:¥968,000)
一見見たらどこが変わったんだろう?と思う方がほとんどであると思います。しかしこのS5は、旧モデルと比べてより進化を遂げました。
フロントフォーク含め、ヘッド、ハンドル周りが変化!軽量!そしてよりエアロに!
S5と言えばこのV字ハンドル。今回このハンドルが改良されたため、ポジション調整がしやすく軽量化もされました。
旧モデルのフォークに埋め込まれたアルミ素材はなくなり、フルカーボンになりました。それにより、53gの軽量化と、ステアリング性能や乗り心地も向上しました。また、旧モデルではステム下のスペーサーの量によって違うサイズのボルトを使っていましたが、ワンサイズで共通になったため、サイズ調整がしやすくなりました。ハンドル角度も0~5°のの範囲でシムなしで調整できるようになりました。
ヘッドチューブとフォークは、UCI規定緩和によって、横から見るとボリューミーに、正面から見ると細くなりました。それによりエアロがより強化されました。
タイヤクリアランスアップによる快適性向上!
近年タイヤのワイドか進んでる中で、今回のS5は、旧モデルと比べてタイヤクリアランスを28Cから34Cまで対応できるよう拡張しました。完成車にも28Cのタイヤが標準装備されており、自分の好みの乗り味にできるよう幅が広がりました。
これにより乗り心地が良くなり、快適性向上に繋がりました。
あと細かなところだと、トップチューブ、シートチューブの接合部分には、フィンが付きました。これにより、脚で掻き乱れた空気を整える効果があると言います。またBB周りもよりボリューミーになり、剛性も上がりました。
試乗インプレ!
まずは何といってもその空力!踏めば踏むほど、どこまでもスピードが出る感覚でした。ハンドル周りも軽くなったのか、よりスムーズに、軽快なハンドルリングができました。僕が今回の新型S5に一番注目した点は、エアロ、剛性の向上もそうなんですが、快適性です。タイヤクリアランスを」34Cまで広げた効果なのか、とても乗り心地が良くなり、柔らかくなったと錯覚するほどでした。元よりcerveloは、その高い剛性故に乗り味が堅く、レーサー向けのバイクのため、乗りこなせるユーザーが限られてきました。しかし今回その快適性が向上したため、乗りこなせるユーザーの幅も広がったと感じました。新型S5は、快適性が上がって剛性が落ちたと感じる方も乗ってているかもですが、実際空力剛性は、落ちるどころかさらに伸びてく感覚でした。個人的には、何回もスプリントアタックができるくらい乗ってて楽しいバイクでした。旧S5は、登りは踏めなきゃ進まないという感じでしたが、新型S5は重量は大幅には軽量にはなってはいませんが、快適性が上がったせいか、登りでも軽快に登れちゃう錯覚を感じると思いました。
平坦スプリントが好きなユーザーや踏むタイプのユーザーは快適性も上がって軽量になった分、どこまでもスピードを出したくなるくらい楽しいバイクだと思います。また、堅くて乗れないと感じていたユーザーも快適性が向上したおかげで、ロングライドもできるくらいだと感じました。
現在メーカー在庫は、完成車はほとんどありません。フレーム売りはカラーとサイズによっては、在庫がまだあります。次の納期など、気になった方はお問い合わせください。