どうも京都店 吉野です。
さきに断っておきます。
今回ご紹介する洗浄方法は全くおすすめしません。
廃棄するジャンクパーツで、自己責任で行っています。
なにがあっても責任は取りかねます。
馬鹿なことしてるな。と暇潰しに生暖かい目でご覧ください。
ちょっと前から気になっていたチェーンをそろそろ洗浄しようと思いました。
ディグリーザーはあるのですが、家にある洗剤で洗ってみるか・・・!
ということで早速アレでやっていきましょう。
セスキ水でチェーンを洗う
鉱石から作られる天然成分で環境負荷も低く油汚れに強く最近はどこででも手に入るお掃除アイテムです。
炭酸水素ナトリウムと炭酸ナトリウムの複塩でアルカリ性。
ということは、アルミに対して高い攻撃性があります。
うーん、これはさすがの私も怖い。
ということでジャンクチェーンで試してみましょう。
まずはどこのご家庭にもある汚れたジャンクチェーンを用意します。
いい感じに汚いですね。
さて、セスキ水(アルカリ性)だけでは面白くないのでチェーンを切って比較用を作りましょうか。
本格的にキッチンマジックリンでチェーン掃除した話はこちら
[embed]https://ysroad.co.jp/kyoto/2022/01/21/88714[/embed]
※アルカリ性はアルミに対して高い攻撃性があります。腐食によるチェーンの破断に繋がる危険性があります。全くおすすめしません!あらゆる保証対象外です!専用品を使いましょう!
スプレーでどれだけ汚れ落ちが変わるのか・・・
まずは噴きつけてみましょう。
詰め替え用が泡じゃなかった・・・だと・・・
まぁいいでしょう。
セスキ水自体はサラサラなので複雑で立体的なチェーンに密着しません。
5分放置してみましたがこれといった変化はありません。
リンクに汚れが詰まったままです。
専用品の実力!No.92
待っている間に専用品の実力を確認しておきます。
こちらもさらっとした泡なので自転車にチェーンを取り付けたままではすぐに流れ落ちてしまいますがバットの上では関係ありません。
5分放置
泡が黒くなり、汚れが浮いてきているのがわかります。
ひっくり返してさらに5分放置
真っ黒ですねw
ブラシを用意し忘れたので
指で擦るだけにします。
詳しくはコチラもご覧ください。
[embed]https://ysroad.co.jp/kyoto/2022/10/06/97394[/embed]
指で擦っただけでこんなにきれいに!
表面の固まった汚れは簡単に落ちました。
さすが専用品。
水ですすぐといい感じにきれいになっています。
リンクに詰まった汚れも分解され、チェーン本来の動きを取り戻しつつあります。
まぁ取り戻しても再利用するつもりもないですし
すでに小間切れになっているので・・・
15分くらいでブラシで擦らずにある程度きれいになりました。
その頃、セスキ水は・・・
それに比べてセスキ水、お前というやつは・・・
専用品ではないですし、本来の用途とは違うので文句はありません。
浸け置きしてみる
ダメです!全く汚れが落ちる気配がありません。
では浸け置きもしていきましょう。
なにも汚れは落ちていませんがひとつはセスキ水で軽く洗浄したあと、軽く水ですすいで放置します。
浸け置きとセスキ水を軽く洗い流したチェーンを2時間くらい放置します。
・・・・あれから4日
すっかり浸け置きの存在を忘れていました。
どうなっていることやら・・・
どえらいことになりました。
セスキ水が中までしみこんでいるのがわかります。
それはもうキシキシどころの騒ぎではありません。
そう、セスキ水のげ原料はアメリカのワイオミング州グリーンリバーにあるトロナ鉱石から産出される天然ソーダの一種で、炭酸水素ナトリウムと炭酸ナトリウムの複塩です。
水溶性が高くpH9.9の弱アルカリ性。
セスキ水に含まれる炭酸ナトリウムと水道水に含まれていたカルシウムが反応して水分が蒸発すると、上の画像のように炭酸カルシウムの結晶ができます。
それが中までしっかりしみこんで固まっているのです。
キシキシにならないわけがありません。
軽く水洗いしたところ
思っていたよりもきれいにはなりましたが
リンク部分のキシキシ感は消えません。
再利用は難しいでしょう。
専用品をお買い求めください。
[ysid 4589873410018]
それでは。