こんちゃーす!
コニシでーす(`・ω・´)ノ
DT SWISSハイエンドホイールを一気乗り
DT SWISSと言えばスポークをはじめリム、ハブ等を手に掛けるハイエンドブランドですよね。
今回の開催場所が味の素スタジアムという事で、府中在住の僕からしたら自転車で家から10分少々で行ける!
だいぶ嬉しいロケーションでした。
そこで過去何回も車で開催場所まで行っていたので、今回は自前の自転車にホイールメーカーのホイールを試したろ!ってことが出来ました。
今回試したのはARCシリーズ(※ARC1400)を除く。
ARC 1100 DICUT DB 50
自分の自転車につけた写真を取り忘れていたので、ちょうどつけていた新宿本館那須店長の愛車を…
DT SWISSのホイールで最高峰のモデルでリムハイトが3種類。50、62、80とあります。
今回僕も試したのが50mmハイト。リムのデザインは同じくSWISSにあるSWISS SIDEという風洞実験施設を持つ企業とのコラボ。
近年では空力のベンチマークになるようなホイールですね。
重量:1472g
価格¥424,000+税
インプレ:漕ぎ出しからわかるDT180ハブのセラミックベアリングからくる重量感を感じない進みだし。
すーっと30㎞半ばまで加速します。40㎞ちょいまでしかコースの都合により出せませんでしたが、高速域のスピードの維持がしやすいように感じました。50mmハイトはどんなコースプロファイルでも万能に対応できると思います。先述してますが、TLタイヤをつけて約2㎏と考えても重たいなとは思いませんでした。
純粋にヒルクライムだけを考えるのであればDT SWISSの中だとPRC 1100DB モンシャセラルの方が良いかもしれませんが一日を通じて距離を走る事を考えると巡航性が劣る。登りしか走らないってことはないでしょうしね。
DT180ハブは36Tのスターラチェットで心地の良いラチェット音が響いてきます。
ただうるさいだけではなく、掛かりの良さはやはり爪のラチェットとは違いパワーロスが少ないなと思うところもGOOD。
個人的に万人にお勧めできるいいホイールと思います。
ARC 1400 DICUT 80 DB
二本目に80mmハイトを履かせてみました。間の62mmはどうしたって感じですが特性が違い過ぎるので乗って違いを確かめるのには一回飛ばすのもアリです。
"1100"と"1400"で何がどう違うのか。具体的に言うとリムは一緒、ハブ、スポークが違うというところが全てです。1100にはDT180という最上位グレードのハブで1100用に設計されたスポークで組まれてますが、
こちらの1400にはDT240というセカンドグレードのハブで組まれています。
端的に違いを言うと重量、ハブ、フリーハブのラチェット数です。
重量:1837g
価格¥347,000+税
インプレ:TLタイヤ付けて約2.2㎏くらい?なので漕ぎ出しの重さは多少感じた。が巡航スピードにのると徐々にスピードが上がっている感覚がある。おそらくリムの遠心力等によるものと思います。TTバイクや高速巡航をメインにしたエンデューロなんかだと他を圧倒できると思います。
ただハイトが上がったので50mmの物に比べるとパリッと剛性感が高く感じました。使い慣れるまではやや脚の張りが気になるかも。よっぽど風が強い日以外は怖くないと思います。
ARC 1400 DICUT 62DB+80DB MIX
この記事を書くにあたって写真を見直していたところ試乗会で純粋に62mmの前後セットって履いて試せてないじゃん!と今更ながら書いてて気づいたコニシがこちらです。
コチラの仕様はフロント62mmリア80mmになります。
DT SWISS は前後セット売りではないのでこのような仕様でも購入することができます。
在庫状況等によりお受けできない場合もございます。
重量:1795g
価格:347,000+税
インプレ:この組み合わせはちゃんと扱えるハイトで横風もそんなに怖くなく、平地最速を目指すのには打ってつけと思います。リアは先ほど同様高剛性の80mmしっかり踏み込むとどんどん加速していく。フロントはハイトが低く約40gほど軽くもなっているのですがハイトの違いでハンドリングの感覚が全然違うなぁと思い、これくらいまでなら僕のようなアマチュアでもちゃんと扱えると思いました。DHバーを付けてトライアスロンをされるような方に是非お勧めしたい組み合わせと思います。
ARC 1100 DICUT DISC
はい、なぜこんなことになったのかと言えばDT SWISSのブースのメカニックさんに50も80も乗ったんだったらコレも試してよっ!と言われたのがきっかけです(笑)ロードバイクにディスクは個人的に趣味に合わないので。
仕様はフロント62mmリアはこちらのディスク。
意外と知られていることといてはLIGHTWEIGHTのディスクホイールと全く一緒。DT SWISSがLIGHTWEGHTのディスクホイールを作っているからですね。またこのホイールは非常に生産するのが難しいらしく1日に4本程度しか作れないそうです。それは高くなって仕方ないよなぁ。
リアホイールの詳細
重量:1074g
価格¥440,000+税
インプレ:圧倒的存在感。絶対にTTバイクにオススメしたい。このホイールは午後試乗コース解放と共に走り出したのですが、ホイールの反響音が凄いらしいです、※乗っているときはわからん。同店舗のバイト君に"コニシさんさっきすごい音で走ってましたね"と言われたくらいでした。
で、実際のところどんなもんかというと。回りだしたら止まらない。誇張しすぎかもしれませんけど。ペダリングをやめなければずっと加速していくような感覚。シッティングで淡々と漕ぐだけで背中から押されているような感覚に陥ります。昔のディスクホイールに乗った時は快適性なんてものはほぼ無いものと思ってましたけど。このホイールはチューブレスレディに対応してるので思ったほど乗り心地は悪くありませんでした。
剛性感に関してはパリっととかそんなのは通り越してゴリゴリのカーボンの板って感じです。走り方を知らずに乗るとすぐに脚を削り取られてしまします。まさに知らないで乗った僕は瞬殺されました(笑)
コースの折り返し地点でダンシングを多用したのが主な原因と思っています。
レバーフード薬指小指で握ってエアロフォームで淡々と漕いでいてたらそんなことはなかったはずです。まぁ何にせよコニシの経験値がまた少し上がりました(笑)
個人的にベストバイは1100DICUT50DB欲しい過ぎるー!
ちなみにFOILにはこの1100DICUTの先代である1100DICUT48が付いているのでDT SWISSの良さは知っていたのですが新しくなったリムデザインはもっと良くなっているんだと発見でき、これがあるからスタッフ試乗会は為になる。