横浜ワールドポーターズ店松野です。
スポーツバイクはシティーサイクルと違って軽量に作られているためデリケートな一面も。
「自分でメンテナンスしてみようかな!」という方にとても多いのが…ボルトの締めすぎor緩すぎ。
緩んで外れたら怖いからと言って強く締めすぎてしまうとパーツを破損したり、かえって緩みやすくなってしまいます。壊しそうで怖いからと言って緩く締めてしまうとパーツが固定できず、走行中に危険な状態になってしまったり。
そんな状態にならないためにもお求めやすくてコンパクトなトルクレンチあります!!
LEZYNE TORQUE DRIVE
販売価格:¥7,920(税込)
内部の棒(トーションバー)のねじれを利用した「直読式」のトルクレンチです。
2~10Nmまで計測可能なのでハンドル周りやシートクランプなど締め付けトルクがそこまで高くない部分のほとんどに使えます。ご自宅でちょっとしたメンテナンスぐらいの範囲に使えそうですね。
一通りのビットが付属してくるのですが、一般的な対辺6.35mmのビットなので必要に応じて入れ替えられます。
プレゼントにもおすすめ!
自転車が趣味の方へのプレゼントにもおすすめです。
ウェアだとサイズや好みが合わなかったりパーツだと互換性をよく調べなければなりません。
このトルクレンチならほとんどのスポーツバイクで使えるのでプレゼント用にもおすすめです!!
使用上の注意!
トルクレンチはとても便利なのですが使い方を間違えると意味がなくなってしまいます。
①緩める時にはNG!
締め付ける際のトルクを計測するための工具です。調整が狂うので緩める時には通常の工具を使用してください。また、床に落とすなど衝撃をくわえると狂ってしまう事があります。
②指定トルクをしっかり確認!
当たり前なのですが、それぞれのパーツの指定トルクに注意しましょう。
例として、ステムには「MAX 8Nm」等と記載があっても軽量なカーボンハンドルの場合最大5Nmなんてこともあります。
専用シートポストの場合滑り止めペーストの使用が指定されていることもあります。
③ボルトの状態を確認!
トルクレンチで計測できるのはあくまで「ネジにかかっている回転力」です。実は本当に管理したいのはトルクではなくネジが引っ張っている力である「軸力」なんです。
例えばネジ山が汚れていると摩擦が増えてしまうので同じトルクでも軸力が小さくなりますし、メーカーが想定していないボルトにグリス等を塗ると軸力が高くなりすぎてしまい、指定トルクを守っているのに破損させてしまう事もあります。
極端な例ですが、ネジ山にはロックタイト(緩み止めの接着剤)を塗ったうえでボルトの首下にはグリスを塗って〇〇Nmで締める、みたいな細かい指定がある場合もあります。
最近ではすぐに動画やSNSで調べてしまいがちなのですが「確実に信用できるマニュアルを探して調べる」と言うのもご自身で整備をするために必要な技術の一つですよ!
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