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【BROMPTON】軽くてよく走る夢のようなバイクを体現した、T LINEは金額以上に価値のある最高峰フォールディングバイクでした。
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- 【横浜ワールドポーターズ店】宮崎 貢輔 24年11月19日
いつもワイズロード横浜ワールドポーターズ店をご利用いただきありがとうございます。
今回はバイクデモの前日行われた社内試乗会にて一番気になっていたバイクに乗ってきましたので改めて車体の仕様とインプレ擬きをご紹介いたします。
この度は貴重な機会をいただきましたお取引先さま、誠にありがとうございます。
BROMPTON T LINE URBAN MID
税込価格¥852,500
チタンとカーボンを使った最軽量BROMPTON
BROMPTONのラインナップシリーズで日本国内で取り扱っているのはC LINE/P LINE/T LINEの3種類。その中でも今回個人的に一番気になっていたシリーズT LINE。メインフレームやリアバック、ステムはチタン。フロントフォークにはカーボンを採用したカタログ値8kgを切る最軽量シリーズです。車体のシルエットや折り畳み機構はほとんど同じですが快適性や走行性能は全くの別物でした。
足回りも他シリーズよりアップグレード
まずはホイールですが以前当店のスタッフがご紹介したNEW SUPERLIGHT WHEELを標準装備。
リムハイトが現行P LINEと比べ高くなりバルブも仏式対応、前後で949gと現行P LINEに採用されている米式対応ホイールと比べ100g以上軽量なものとなっています。タイヤは純正ラインナップ中最軽量SCHWALBE ONE(重量160g)に、ロードバイクではトレンドであるTPUチューブTubolito S-tubo(重量34g)を採用しています。
タイヤとチューブを合わせても片方200gほどと鬼軽いです。
クランクやシートポストもカーボン製
クランクはBROMPTONオリジナルのSUPERLIGHT CARBON CRANKSET。スタッフ宮崎も現行モデルでいうところのC LINEに使用しています。重量は純正のスクエアテーパークランクと比べ多少軽くなる程度で、大幅な軽量化にはなりませんがアームは太くカーボン製、軸は30mmとなり剛性はかなり高くなります。
シートポストも写真に写っていませんが、サドルを上げ下げした時の摩耗にも耐えられるようカーボンを0.3mmのスチールで保護したSUPERLIGHT CARBON SEATPOSTを採用していますスチールの純正品と比べ70g以上の軽量化を果たしています。サドルは約200gと軽量なカーボンレールを採用したSUPERLIGHT CARBON SADDLEです。ペンタクリップはカーボンレールに対応したものがP LINEやT LINEには採用されています。
ハンドルバーもT LINE専用で軽量なカーボン製が付いています。
変速は外装4段と+α
現在T LINEは外装4段変速の「URBAN」と外装4段+内装3段合わせて12段の「EXPLORE」があります。上記画像は外装+内装ギアのEXPLOREです。ギアの選択肢が多く、一番重いギアでは平坦を30km以上の速度で走ることも脚力次第ですが余裕です。また一番軽いギアではヤビツ峠くらいならいけそうです。
総重量はURBANの方が約1kg軽量なので輪行することの多い自分はURBAN一択です。輪行の頻度が少なければEXPLOREのギアの多さは魅力的です。
実際に乗ってみて…
本当にBROMPTONなのか疑いたくなるほどC LINEやP LINEとは違います。まず漕ぎ出しの軽さ。ギアに関してはURBANのフロントチェーンリングが56T、普段通勤で使っているC LINEも全く同じ56Tとスプロケットもロー側は1T違いで差はそこまでないはずですが圧倒的にT LINEの方が軽いです。フレームの剛性が高いおかげかレスポンスも良くパワーロスは他シリーズより確実に少ないと感じました。
これはホイールのおかげかもしれませんが速度もいくらか落ちづらい気がしました。
ハンドリングに関しては試乗した感じ特に違いを感じることが出来ませんでした。おそらくカーボンかつブレードがストレートになっているので他シリーズよりきびきびしていそうです。
純正のまま乗ってもいいですがカスタム次第でさらに化けると思うとかなり面白い一台と言えます。価格はP LINE2台分とお世辞にもお求めやすいとは言えませんがこの金額だけの価値はあります。
おまけ
DAHON K3の2025年モデル、マンダリンオレンジとピーコックブルーです。今までのK3にはない明るいカラーリングですね。
重ねてになりますが今回ご協力いただいたお取引先さま、誠にありがとうございました。
当店ではBROMPTONに乗っているスタッフが多数在籍しています。修理やカスタム等お気軽にご相談ください。
2024/11/19 宮崎