みなさんこんにちは。Y’s Road松山店 関です。
今回は2023 石鎚山ヒルクライムの様子をご紹介します。
前日受付!
今回は初めて前日受付に来ました!
去年までは前日まで仕事で当日受付でしたが、当日受付は朝も早いので今回はお休みを頂いちゃいました
(´ڡ`)
13:00の受付開始30分前に到着しましたがすでにこの列!
前日受付先着順に条件の良い駐車場が割り振られます。
受付が終わったら車で最後のコースチェックと路面の確認。
ここ数日雨が降っていないので路面の状態は比較的良好!
試走の時にあった大きな枝や石もなく安心して走れそう。
今回は160gの超軽量チューブラータイヤを使うので路面の状態は大切です。
路面を清掃してくださっている方々に感謝です。
今年何度も参拝した石鎚神社に最後のお参り。
レースの結果は自分でつかみ取りますが、パンクしないかだけは神頼み!
御朱印もいただきました。
前日は早めに夕食をとり、お風呂でリラックスして7時に就寝。
布団には入るもののやはり緊張で寝られない。
指先がピリピリしてきます。
それでも目をつぶって耐えるしかありません。
そのうちどのくらい時間がたったのか、今寝ているのか、起きているのか、わからなくなってきます、、、
活動量計によるとそれでも6時間は眠ることができたようです。
会場へ!
起床は4時。正直寝た気がしませんが、思ったよりスッキリ起きることができました。
前日受付のおかげで去年より1時間の余裕があります。
前日までに荷物の準備と予定表を作っておいたので慌てることはありません。
去年までは軽自動車でしたが、、
今年は車が大きくなったので車載も余裕があります。
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積み下ろしもこの通り超簡単で、車にも自転車にも傷や汚れが付きません!
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概ね予定通り出発。
途中、コンビニで朝食をとりつつ、予定通り7:10駐車場に到着。
先に到着していたチームメイトの青木くん・井上くんと合流し、急いで準備。
アップを兼ねてメイン会場に15分程移動。
会場はすでに賑わっています!
バイクを止めておくと(たまたま)TREKのバイクが一列に5台集結!これは心強い!!(?)
会場に着くとすぐに山頂行きの荷物を預けたり、ストレッチをしたりと忙しい。
スマホも山頂行きに預けてしまいましたが、予定表を印刷しておいたので落ち着いて行動できます。
松山店初代店長(現 東大和店)の兼信さん!
ライドに来てくださるお客様方
元松山店スタッフや以前一緒に走ったお客様たち
自分と青木とライドのお客様。
今年はサンデーライドでも石鎚対策としてたくさん走ってきました!
元スタッフ赤城さんも発見!
懐かしい皆さんに会えて緊張も少しほぐれたところで開会式が始まります。
開会式は聞き流しつつ、日陰で動的ストレッチで体を温めます。
(ここからはカメラを預けてしまったため写真無しです)
開会式が終わると、スタート位置へ移動して位置取り。
スタートの時が迫ります。
コース紹介!
改めてコースをご紹介。
石鎚ヒルクライムは11kmの第一区間と7.4kmの第二区間に分かれていて、途中の下り区間はタイムを計測しない、珍しいルールのヒルクライムです。
ゴールの標高は約1490mで、西日本最高峰のヒルクライムとされています。
第一区間は前半約5㎞は平坦基調。面河渓を過ぎると本格的な上りが始まります。
下り区間には休憩所もあり、水をもらうこともできます。
第二区間はひたすら上りの7.4km。
第一区間では平坦での駆け引きや体力。
第二区間では持久力や精神力が試されます。
難しそうなルールですが、ヒルクライムの途中で休憩できると思えば、初心者さんにもやさしいと考えることもできます!
チームメンバー紹介!
関(自分)
今回で5回目の参加。クライマー。
今年は最後の20代。
青木
レース初参加。愛車のEMONDA SL7は1か月前に納車したばかり。
練習では関と互角の走り。
オールラウンダー型で期待の新人。若い。
井上
幽霊部員?ロングライドを好む。
ロングライド後半の体力がすごい。
青木と同い年。
神山
石鎚HCには不参加ながら誰よりも真剣に練習した男。
スプリンターながらヒルクライムに目覚めつつある。
青木の1つ年上。
バイク紹介!
TREK EMONDA SLR
リムブレーキ最終モデルのエモンダ。
徹底的な軽量化を図り、ペダルなしの完成車状態で4.8kg
ペダル、ライト、サイコンなど石鎚仕様状態で5.3kg
詳しくはコチラで紹介
タイヤは今年新調。
トラック競技用の160gの激軽チューブラー
120gもありましたがさすがにビビッて160gに。
トラック用とは知っていましたが、届いてみてびっくり。タイヤ側面に雨NGの表記が!
確かに試走でも白線で盛大に滑りました、、
雨の多い石鎚HCですが、神頼みのかいあって今年は晴れでタイヤの性能を発揮できそうです。
スプロケットはTNI。
アルミ削り出しで、軽いギアが使いやすい「ロークロス」スプロケット。
多少重くてもパワーメーターは手放せません。
今年は故障で買い替えて痛い出費に、、
今年の目標!
今年の目標はもちろん悲願の表彰台!
去年は5秒の差で表彰台(5位)を逃しました。
今年は20代クラス最後の年なので、実力を出し切るべく、1月からトレーニングを進めてきました。
今年は練習仲間にも恵まれ、チーム3名での出場ということもあり、作戦の幅が大きく広がります!
レース初参加の青木くん・井上くんをトレーニングして、当日も走り方をレクチャーする代わりに平坦が速い青木くんに序盤を引いてもらう作戦です。
スタート!
いよいよスタートの目前!
隣で青木が目に見えて緊張している!!
去年は緊張で思うように走れませんでしたが、1年間のメンタルトレーニングの成果か、隣でもっと緊張してる奴がいるからか、落ち着いていられます。
スタート!
トラブルもなく順調にスタート。
作戦通り井上、青木、関の順で縦一列に展開。
スタート直後は速い選手がどんどん前に出て先頭集団を作るので遅れてはいけません。
自分が一時井上の後ろについてもっと前に出るように声をかけながら先頭集団前方まで上がっていきます。
1~2km進むと集団が落ち着いてきます。
ここで青木に前を変わってもらいます。
青木の乗る最新のEMONDAは空力の優れたエアロバイクですが、自分の乗るEMONDAは軽さに特化した旧モデルでエアロ性能は皆無!
平坦区間での独走は圧倒的不利です。
一方集団先頭では、去年も一緒に走った元スタッフの瀧岡くんが引っ張っています。
事前の意気込み通り素晴らしい走り!
(上位を目指すなら)平坦区間ではヒルクライムでは普通しないような駆け引きが必要になります。
集団内で温存するか、
飛び出した選手を追うか、
自分から飛び出すか、
事前に様々な状況をシミュレーションし、いくつかの作戦を立てましたが、結局はその場の状況によって素早い判断が求められます!
3kmを過ぎて例年なら逃げが出ても良いころですが、集団は落ち着いています。
3人チームだとこんな時に攻めて出ることも可能なくらい有利ですが、平坦でも一時FTPを越えるくらい踏んでいるのでこのまま集団内で温存する正攻法で行くことに。
大鳥居を越えてもう間もなく本格的に登坂開始というところで数人の選手が頭一つ抜け出していますが、ここまで来たらもう追う必要はありません。
先頭を視界にとらえつつ、登坂に突入。
周囲の選手(メイン集団)に合わせると300W近い(オーバーペースの)出力になってしまうので上り始めはあえてパワーを絞って先頭を見送ります。
第一区間の上りでは平坦での疲労に加え、休みどころのないコースが選手を苦しめます。
中盤まではメイン集団内を走り、一時はメイン集団先頭に出ますが、他の選手は皆速く、ジリジリを順位を下げていきます。
この競技はひたすらに苦しみを耐え、さらに負荷を上げていかないと勝てません。
去年と違い、精神的には冷静でまだ気力もあります。
が、毎度のことながら気持ちが悪い、、、
水分不足にならないように積極的に飲んだ水分のせいかおなかがタポタポして気持ち悪く、力が湧いてこない、、
それでも最低限のペースを保って踏み続け、最後に短くスプリントして第一区間のゴール。
下り区間
下り区間はタイム計測されないので乳酸を流しつつゆっくり下ります。
30~60秒あとから来た青木と合流。
休憩所に移動します。
休憩所で水をいただいてBCAAやジェルを補給。
シューズやヘルメットを脱いでリラックスし、足をマッサージ。
そして準備しておいた「粉」と「錠剤」を摂取。
今回は石鎚ヒルクライムとしては珍しく、晴天で寒さの心配もないのでゆっくり休憩。
チームメイトやライド仲間が近くにいるので心強かったです。
自分はしっかり休憩するタイプ。
水分や補給食が吸収されるのを待ちます。
第二区間!
しっかり休憩して再びコースへ。
残りの下り区間はペダルを回して体を温めます。
第二区間直前の直角コーナーは試走時に滑ったので要注意。
第二区間は最初から短い急勾配!
ダンシングで一気にクリアします。
一緒にスタートした青木やお客様もしっかりついてきているのが呼吸音でわかります。
第二区間は7.4km。勾配の緩い区間もいくつかあります。
このレースの面白いのは第一、第二と区間がわかれているので、ゴールするまで最終的な順位がわかりません!
第二区間では自分を信じ、最後まで全力で踏み続ける必要があります。
でないと去年のように5秒差で泣くことに、、、
1年間の練習成果を1時間で出し切る覚悟が必要です。
第二区間は体調も良く、軽快に飛ばします!
本来の力が発揮できている気分でどんどん踏んでいきます。
7回行った試走のおかげで勾配の変化にもバッチリ対応できます。
それでも残り2kmからは体との我慢比べ。
メンタルだけは強気に保って足を上げる・踏むことだけ考えます。
一瞬の下りが来たら残り1km。
しかしゴール前は最後の急勾配。
ここで仕掛けるのはまだ早い!
500m、、
300m、、
ゴールが迫ります。
残り100mで最後のアタック!
最後は全力を出し切ってゴール!!
皆さんも続々とゴール!
瀧岡くんは溶接の美しいアンカーのクロモリフレームで参加!
現代のクロモリバイクは乗り心地が良いだけでなく体に合わせて気持ちよく加速してくれます!!
結果
4位 54分07秒
自己新記録達成!!
ここ数年の記録が56:30前後
2017年に2位になった時の記録54:30より23秒も短縮することができました!
表彰台に立てなかったことは残念ですが、上位3人が速すぎました。
西日本最高峰のレースで4位になって自己新も出せたことに満足です。
ともに戦ってくれた青木くん、井上くん、神山くんには感謝しかありません!
瀧岡くんや篠山さん、兼信さん、一緒に走った皆さまもお疲れさまでした!!
青木くんも初めてのレースながら56分台でTOP10入り!
将来有望です!!
20代クラスをともに戦った戦友たちと記念写真。
下山!
みんなで下山!
長い下りの後は会場に戻ってうどんをいただきます。
協賛企業のブースで気になっていたコンプレッションウエアを購入!
表彰式の後はお楽しみ抽選会!
今年はじゃんけんじゃないのね、、、慌てて抽選権を提出。
フロアポンプ大当たり!
自分もソックスが当たりました!
何も当たらず悲しそうな人たち。
日ごろの行いが、、、
抽選会も終わってイベント終了。
この2人はいろいろあって自走で帰ります。
お疲れさまでした、楽しかったね。
彼らとは本格的にトレーニングして、本気で走れたのでとても楽しかった!
ありがとう!!
いろいろあって一人ぼっちになった井上を久万付近で(車で)抜かしたものの、あとからかわいそうになってきたので回収。
VERGOマジで便利です!
皆様お疲れさまでした!!
次は山ハーフですね!
今年行ったトレーニングやレースのデータ分析は後日別に紹介いたしますのでお楽しみにお待ちください。
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入荷情報やイベント、店舗の日常など色々紹介していきます— ワイズロード松山 (@ysroadmatsuyama) April 14, 2023
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