これまで13歳未満の子どもには保護者がヘルメットを着用させる努力義務がありましたが2023年4月1日に施行される改正道路交通法によって自転車に乗る全ての人にヘルメット着用の努力義務が課せられることになり、対象の範囲が大きく拡大されました。
※愛知県では21年10月1日より条例改正で自転車乗車時に『ヘルメット着用努力義務』となっております。
改正内容
今回改正されるのは、道路交通法第63条の11
(改正前)
【児童又は幼児を保護する責任のある者の遵守事項】
児童又は幼児を保護する責任のある者は、児童又は幼児を自転車に乗車させるときは、当該児童又は幼児に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない。
(改正後)
【自転車の運転者等の遵守事項】
1.自転車の運転者は、乗車用ヘルメットをかぶるよう努めなければならない。
2.自転車の運転者は、他人を当該自転車に乗車させるときは、当該他人に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない。
3.児童又は幼児を保護する責任のある者は、児童又は幼児が自転車を運転するときは、当該児童又は幼児に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない。
3は改正前と同じで1,2が追加されました。
「努力義務」???
スポーツ自転車ならともかく、ママチャリでヘルメットは・・・という方も多いでしょう。
そもそも今回、なんでヘルメットを被らないといけないことになったのか?
その背景に自転車利用者の増加に伴い、自転車事故の増加があります。自転車は転倒すると頭から地面にぶつかる割合が非常に高く、ヘルメット着用の有無により致死率が大きくことなります。ヘルメットを被っていれば助かったという事例は多数存在し、実際被っていたおかげで助かったという声は私たちは幾度も耳にし、そして目の当たりにした事もあります。
アクティビティとして楽しんでいるロードバイク・マウンテンバイクユーザーならヘルメットを着用するなんて当たり前、むしろ被っていないと怖くて乗れません。
ですが、毎日の通勤通学で自転車に乗られている方はどうでしょう? 見る限り着用している方はまだ少ないと感じています。
スピードの出る出ないではなく、警察庁の発表では、2017~2021年に自転車事故で亡くなった約2000人のうち、約6割の人が頭部に致命傷を負っていたとのことで致死率もヘルメット着用者が0.26%だったのに対し、非着用者はの0.59%と約2倍の致死率となっています。死亡事故を減らすためにもヘルメットを着用しましょう!といった感じです。
ただ被るだけでは意味がない!?正しいヘルメットの被り方
サイズが非常に大事になります。大きすぎるのも小さすぎるのも良くはありません。ジャストサイズ。これを探すのが大切。ヘルメットと一言でいってもメーカーによって形状も機能も様々です。
共通して言えるのは眉毛の上に掛かるくらい深く被り、後頭部のアジャスターをしっかりと締め、あご紐も指1本入るくらいに調整し、留め具でしっかり止める。
ここをしっかりしていないと万が一の時にヘルメットだけ飛んで行ってしまい頭を打ってしまい何のためにヘルメット被ってのか?となります。
ヘルメット需要が増えている今、『正しい被り方』ができていないまま自転車に乗っている人を街で散見します。
「ヘルメットの正しい被り方」と「正しいサイズ選び」については、お気軽にスタッフまでお声がけください。
まだ被っていない方は法改正を待たずに今からかぶり始めてみる、というのはいかがでしょうか。
欲しい機能をしっかりおさえた店長おすすめヘルメット
kabuto RECT(レクト)
[ysid 4966094578534]
kabutoのエントリーグレードといえばこれ!という定番のRECT。お世話になったことのある方も多いのではないでしょうか。私もその一人です笑
丸っこい形状でスポーティ過ぎず、カラーバリエーションも多いので車種を選ばず被れる優等生です。
うっかり蚊柱に突撃してしまうなんてこともしばしばあるため、小さな虫の侵入を防ぐ、A.I.ネットが標準装備されています。
ダイヤルで頭の周長に合わせられることはもちろん、上下にも4段階動かせるため、細かいフィット感の調整が可能です。
サイズ展開はM/Lのみですので、サイズ選びで悩む必要がないのもうれしいポイントです。
カラー展開は、
BLACK
G-1 MATTE BLACK
G-1 MATTE BLACK RED
PEARL WHITE
の4色です。
ワンランク上の快適性を求めるなら...
kabuto VOLZZA(ヴォルツァ)
[ysid 4966094600853]
トップグレードであるIZANAGIの弟分に当たるVOLZZAは、効率的に空気を取り込めるように計算されたベンチレーションと、頭と触れる部分を最小限にとどめた内部構造によって、同価格帯の中では最強レベルの快適性を誇ります。
アジャスターはIZANAGIと同じトップグレードのものが搭載されています。頭全周を繊細かつ均一に締められるため、どんな頭にもフィットしやすくなっています。
現在、店頭で在庫しているカラーは
マットブラックガンメタル
ホワイトシルバー
ホワイトブルー
マットトランスパープル
G-1 ブラックホワイト
G-1マットブラックレッド
サイズ展開はS/M、L/XLサイズの2種類です。
他にもヘルメットを豊富に取り揃えております。もちろん全品試着可能です。是非店頭でご覧ください。
推奨ヘルメットとは?
写真のように安全基準を示すマークがあり、下記に紹介しているマークがヘルメットにあれば大丈夫です。
[ysid 8057099219990]
SG:一般財団法人製品安全協会が安全基準に適合することを認証。
JCF:公益財団法人日本自転車競技連盟が安全基準に適合することを認証。
CE:欧州連合の欧州委員会が安全基準に適合することを認証。
GS:ドイツ製品安全法が定める安全基準に適合することを認証。
CPSC:米国消費者製品安全委員会が安全基準に適合することを認証。
ヘルメット被って、ビシッと決めよう。
かっこいいぞう。