【ピナレロ通信】生まれ変わったら令和時代の王子だった件

: 【ピナレロ通信】生まれ変わったら令和時代の王子だった件

4829: 【川崎店】石田和也 23年02月13日

PINARELLOを世に知らしめた名車“PRINCE”の現代版！今なお愛され続けるネーミングに負けない性能を有している人気モデルです！

PINARELLO 2022 PRINCE DISK

SHIMANO 105搭載モデル

販売価格￥528,000-(税込)

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SHIMANO ULTEGRA搭載モデル

販売価格￥583,000-(税込)

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名車の名を冠する人気モデル

PINARELLOの礎を築いた名車“PRINCE”の名を冠する人気モデル

PRINCE DISK

PRINCE DISKの特徴をピックアップしていきます

東レT700

PINARELLOは東レのカーボンを採用しており、カーボンのグレードごとにその繊維の特徴を踏まえたモデルを展開しています！

以下PINARELLO JAPANホームページより引用

CARBON T1100

世界最高レベルの高強度/高弾性カーボンファイバーに、東レ独自のナノアロイ・テクノロジーを組み合わせたエクストリームパフォーマンスカーボンファイバー
CARBON T900

優れた反応性と減衰能力、軽さのバランスが取れた競技者向きの特性を持つカーボンファイバー
CARBON T700

TORAYCA T700カーボンの特徴は、反応性と性能を維持しつつ、路面からの振動を吸収する高い減衰性にあります。レースからサイクリングまで幅広い用途に適した特性を持つカーボンファイバー
CARBON T600

ユニディレクショナル仕上げで快適性を向上させたカーボンファイバー構造は、路面からの振動を的確に吸収し、心地よく快適な乗り心地を実現します。グランフォンドやブルべなど長い距離を快適に走る事に適した特性を持つカーボンファイバー

T700が採用されているPRINCEに与えられた役割はオールラウンダー、ロングライドからファンライドまで幅広いシチュエーションでの活躍が見込めます！上級レースグレードよりも脚辺りはマイルドな剛性感、切れ味勝負のような瞬発的な剛性感は求めず、長い距離を速い速度を保ちながら、しっかりとスポーツ的な運動強度でロードバイクを楽しみたいという方にはストライクゾーンど真ん中のようなモデル♪このクラスの価格帯でご検討されている方々の一番多い使用用途になるかと思います！

空力性能

PINARELLOの誇る歴代屈指のレーシングマシーン“DOGMA F12”の血脈を継承するPRINCE DISK、空力性能もしっかりと受け継いでいます！

ピナレロらしさを見て感じ取ることができるコンケーブチューブデザイン、空力性能を持ちながら横方向からの風圧は軽減する優れた形状！フォーク上端とダウンチューブのセットで考え抜かれたエアロ形状、そしてPINARELLOのタイムトライアルバイク“BOLIDE”シリーズから受け継がれるフォークフラップ、PRINCE DISKにもしっかりとレーシングブランドの基礎が盛り込まれています！

シートチューブも勿論エアロ形状となっており、シートステイとの繋ぎめはフィンのような形状となっており可能なかぎり徹底した空力の計算がされています！

エアロ形状の専用シートポストはカーボン製、フレームカラー毎にシートポストもカラーを合わせてくれているのが嬉しいポイントですね♪

また、現行PRINCE DISKへとモデルチェンジした大きなトピックスはケーブル類のフル内装化

TiCRケーブルフル内装システム

最新のロードバイクにおいて一つのベンチマークとなっているケーブルのフル内装、フレームの（特にヘッドチューブ周りの）空力性能を発揮する前にワイヤー類が乱気流を起こしてしまうと真価を発揮できないため、「ワイヤー類をしまってしまおう！」という発想へと行き着き、現在の多くの最新モデルに取り入れられています！

PRINCE DISKのモデルチェンジ箇所としましてもこのTiCRケーブルフル内装システムが大きなトピックスとなっています！フレーム各所もそうですがケーブル類フル内装も外観がとても美しく、エアロ要素は機能美を感じますね！

ジオメトリーから読み解く

以下ピナレロジャパンHPより引用

GEOMETRY RACE

ピナレロのレースジオメトリーは、最も効率的なエアロダイナミクスポジションと正確なハンドリングを実現します。

CC：BB 芯〜トップチューブセンター・フレームサイズ
CE：BB 芯〜シートチューブトップ・フレームサイズ
L：トップチューブ長	A：シートアングル	B：ヘッドアングル
P：リアセンター	T：ヘッドチューブ長	D：ハンガー下がり
R：フォークオフセット	G：フォーク長

CE	CC	L	I	A	B	F	P	T	D	R	G	REACH	STACK
425	430	505	115	74.50	71.00	569	408	106	67	52	373	356	513
440	460	515	125	74.25	71.75	572	408	108	72	52	373	364	523
470	490	525	135	74.00	72.25	577	408	116	72	52	373	370	532
495	515	535	144	73.75	72.75	576	408	124	72	47	373	376	543
510	530	545	150.5	73.50	72.75	584	408	135	72	47	373	380	554
525	545	557	157	73.25	73.00	591	410	151	72	47	373	385	570
540	560	565	161	73.25	73.00	599	410	168	72	47	373	388	586
560	580	580	172	72.75	73.25	607	410	193	67	47	373	392	606
590	600	600	180	72.50	73.25	624	410	231	67	47	373	398	642

一見オーソドックスなオールラウンダータイプのジオメトリーではあるのですが、まずはチェーンステイ長(P)の短さ、最近のオールラウンドタイプのロードバイクでは410～415mmぐらいである事が多く、ロングライドを意識したモデルの場合は420mmを超えることもあるのですが、サイズ530(CC表記)まではまさかの408mm！チェーンステイ長が短いと加速性能がアップ（逆にチェーンステイが長いと振動吸収性能アップとホイールベースの確保で安定性アップ）、レーシングブランドとして名高いPINARELLOの意思がこういった箇所からも出ているのかもしれないですね！

ロングライドからファンライドまで幅広く

同社のハイエンドバイクDOGMA Fと比較するとヘッドチューブ長(T)はPRINCE DISKの方が各サイズ約10mmほど長めの設計となっており、ハンドル落差は若干抑え気味（DOGMA Fと比べて）、突き詰めたレース用設計というわけではないことがジオメトリーから読み取ることができます！なのでカーボンマテリアルT700の特性とジオメトリーの両方の観点を合わせるとPRINCE DISKはロングライド～ファンライドまで幅広く多くの方々が楽しめるモデルとしてオススメ♪初めてのロードバイクとしても選ばれますし、入門モデルからのステップアップとしてもPRINCE DISKは人気のモデルです！