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【ワイズロード社内試乗会】V4RSの性能やいかに!

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川崎店】平山 冬芽 23年02月14日

本日ご紹介するのはこちら!

COLNAGO V4Rs

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V4Rsとは

V4Rsとはコルナゴの誇るフラッグシップモデルの内の1台。

勝利の歴史を積み重ねてきたV3RsのDNAを色濃く引き継ぎ、昨年末に満を持してモデルチェンジ。

V4Rsという新たな名で2023年のグランツールでの活躍を目指します。

軽量性・剛性・エアロ性能そのすべての点で進化を果たしたと言われるV4Rsの実力やいかに!

 

 

勝利のためのバイク!

このモデルの開発にはV3Rsを勝ち馬に伸し上げたUAEエミレーツが大きく関与しています。

以下メーカーHPより引用

2022年末に発売。あらゆる地形で優れた性能を発揮する史上最速のモノコックフレームとして、プロトタイプの段階からUAEチーム・エミレーツと協力して開発されました。数多くの風洞テストや実地テスト、そして実際のレースでもテストが行われ、ポガチャル選手をはじめとする、世界で最も要求の厳しいトップライダーたちからのフィードバックを得て設計されています。「エアロダイナミクス」「軽量性」「動的剛性」「ジオメトリ」「堅牢性と信頼性」の5つの領域で進化を遂げ、コルナゴの「V」を継承する、勝つためのバイクとして誕生しました。

一言で言って勝つために生まれたバイクなのです。

V3Rsで結果を出すことに成功し、ブラッシュアップの方向に進んだということでしょうね。

 

実はエアロロード!?

現在は終売となってしまいましたが、以前同社から発売されていたCONCEPTと比べても、フレームは細身で『いかにもエアロロード』という感じはしません。

ましてや、エアロを謳っていないV3Rsと比較してもぱっと見では大きな差は感じられません

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先代V3Rs

しかし細部によく目を凝らしてみると各チューブ同士の接合部やフォークからヘッドチューブに向けてよりシームレスになった印象を受け、各チューブはD型が意識されています。IMG_5939

ここ最近では各メーカー、フラッグシップモデルには横から見た時の面積が広いエアロ形状を採用する流れとなっていますが、コルナゴはそうではなく細身で軽さを優先しつつ適度な剛性感を演出させています。

個人的には一時期のcerveloのRシリーズとも似たコンセプトを持っているなと思いました。

 

インプレッション

前置きが長くなりましたが実際に走った感想を書いていきます。

まず第一印象は剛性感!

見た目に反してエアロフレーム 感のある走りにギャップ感じ驚きました。

10年以上ロードバイクに乗ってきて、どうしても見た目からの先入観で『こんな走りだろうなぁ』と決めつけてしまいがちですが、今回は完全に裏切られるような形となりました。

目を瞑って乗ったら(そんな事できませんがw)エアロフレームと信じてしまうようなトルクの太い走りが特徴。重いギアでグイグイ踏めばどこまでも加速してしまうような印象を受けました。

 

次に受けた印象は、走りの軽さ

ディスクブレーキのエアロフレームでありがちな低重心で安定感はいいものの、走りに上手く昇華できていないものがあります。

V4Rsは見ての通りの細身のフレームデザイン。車両重量の軽さが、そのまま走りにも反映されている印象を受けました。

 

次に受けた印象は安定感

ここでいう安定感とは”車重の重いSUVのようにずっしりしてる”という意味ではなく、”いいサスペンションが付いたスポーツカー”といったところ。

路面追従性が高く、若干荒れた路面での巡行やスプリント、コーナーでは抜群安定感を発揮してくれました。

さすがは石畳レースまで視野に入れた最強オールラウンドモデル!といったところ。

 

デザイン性も抜群!

機能美という言葉がふさわしいほど、機能性に優れたV4Rs。
ただ、それだけではないのがコルナゴのいいところ。

イタリアンブランドの特徴ともいる美術センスに優れた有機的なデザインも特筆したい。

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普段はピナレロのセールスに注力しているワタクシですが、イタリアンブランドには通ずる部分があると思っていて、1番は所有欲を満たしてくれる点ではないかと思います 。

数字は嘘をつきませんから合理的なデザイン、合理的な設計というのは必ずあると思います。

そんな中、V4Rsは勝利の為に作られたバイクでありながらユーザーを満足させるデザイン性を持っていると思います。

画像はこちらでご確認ください

[メーカーHP ここをクリック]

 

オススメのユーザー

ヒルクライム好きにおすすめです!

書いたそばから自らの記述を否定するようですが、基本的には全員におすすめできるモデルだと思っています。グランツールを走る選手達は登りも下りも平坦も、長距離や石畳のガタガタ道も走ります。

だからといって、V4Rsはプロ専用設計だと敬遠する必要はそこまでなくて、プロの極端な使用にも耐えうるオールラウンドモデルですからどなたが乗っても、その性能の凄さは体感していただけるし、発揮できるのではないか、と思うのです。

なので!全員におすすめです!
ただその中でもあえて、あえて特筆するとしたらヒルクライムではないかと思います。

車重が軽い点、トルクをかけても不安にならない剛性感がある点、パヴェも耐えうるリア三角の設置感がある点、加えて、インナーギアを使わないような速度域では空力性能も生かせる、という点でヒルクライムユーザーに強くお勧めしたいです。

 

まとめ

・昨年末に発表されたV4Rsは、既に実績のあるV3Rsからの正統進化

・勝利の為に作られた最強オールラウンドバイク

・物欲を刺激し、所有欲を満たすデザイン性

・乗り手を選ばない走り

・敢えて特筆するならヒルクライムユーザーにおすすめ

 

ご不明点は平山まで

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