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直接吹きかけるのはNG!スプロケット掃除の便利アイテムをご紹介します!

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神戸店】近藤 俊志 23年02月17日

毎年寒い時期にはメンテナンスのご相談が多くなります。今のうちにお手入れをしておけば、暖かくなってきた頃に気持ち良く絶好調の自転車に乗れますので、最近寒くてあんまり乗ってないな~と言う方は、このタイミングでぜひお手入れをしておきましょう。

さて、自転車には日ごろのメンテナンスが必須ですが、気を付けないと逆に調子を悪くしてしまうこともあります。今回はその中でもやってしまいがちな失敗についてご紹介します。

 

スプレーを吹きかけるのはNG!

スプロケット

スプロケットの掃除をしたことはありますか?この後輪のところに付いているギアで、何枚も重なっていて掃除しにくい面倒な部分です。一番の方法は自転車から後輪を外して、さらに後輪からギアを外してゴシゴシするのがベストです。

とはいえ車輪からギアを取り外すには専用の道具が必要ですし、毎回掃除するたびにやるのも手間です。面倒くさくなってパーツクリーナーやホースの水を直接ブシャーッとかけてしまいたくなるところですが、やりすぎると逆に調子が悪くなってしまいます。

 

修理代が高額になる場合も…

フリーボディ

スプロケットはこんな形の部品に取り付けられています。これがフリーボディという部分で、この中にはギアやバネなどの細かい部品が入っています。ペダルを漕ぐ足を止めた時に出るシャーッという音がしているのはこの部分です。

フリーボディ2

良く見ると隙間から白いグリスが出ているのが見えますね。水や細かいゴミが入りにくくするために、こういう隙間や奥の方にはグリスが塗り込まれています。スプロケットを掃除する時に直接パーツクリーナーや水を勢いよく吹きかけてしまうと、こういった必要なグリスまで溶かしてしまって、内部にゴミや水が入り込みやすくなって故障の原因になります。

よほど詳しい人でないと、この部分の異変にはカンタンには気付きません。変な音がするとか、漕いでもギアがかからず空転するようになって、お店に相談に来られる方がほとんどです。で、ここのトラブルは修理すると最低でも1~2万円はかかることが多く、修理不能で新しい車輪にまるまる買い換えないといけないケースもあります。掃除の時のちょっとした不注意でこんな出費になってしまっては、勉強代と思うには高すぎますね。

 

稼働部分の近くは直接吹きかけずに掃除するのが基本

トラブルを避けるために、こうした動く部分を掃除する時は部品に直接吹きかけずにウエス(雑巾)の方に吹きかけて染み込ませたもので拭くのが基本です。

FLギアフロス

FINISH LINE ギアフロス(20本入)¥1,122(税込)

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FLギアフロス2

お手入れ用品の定番メーカー フィニッシュラインの便利グッズ。スキマ掃除用のヒモ状のウエスです。パーツクリーナーが染み込みやすく、ギアの間やいろいろなパーツの狭いスキマに通してゴシゴシできます。普通の雑巾でギア周りを掃除すると、歯に引っかかって糸くずが隙間に挟まりやすくて面倒ですが、こちらは繊維がちぎれにくいので糸くずも出にくく作業もしやすいです。

 

PARKTOOLギアクリーンブラシ

PARKTOOL GSC-1 ギアクリーンブラシ ¥710(税込)

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こちらも定番の工具メーカー パークツールの掃除用ブラシ。スキマに入り込みやすい薄型になっています。こびり付いた泥などの大まかな汚れは反対側のギザギザでかき落としましょう。ギアだけでなくチェーン掃除にももちろん使えます。またブラシ部分の交換パーツ(¥400ほど)も別売で用意されています。

 

ギア掃除セット

汚れでジャリジャリだとチェーンやギアの摩耗が早くなり、チェーン外れなどのトラブルも起こりやすくなってしまいます。きちんとお手入れすることで部品も長持ちするうえ不調の防止にもなります。使いやすい道具を準備してできるだけ手間をかけずに掃除できるようにしておきましょう!

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