皆さんこんにちはワイズロード名古屋本館の安川です。
これまで何度かブログにてご紹介してきたChallengeというタイヤブランドには、シクロクロスとグラベルロードで同じ見た目をしたタイヤがラインアップされています。
シクロクロスでは
CHICANE TLR(33mm)
[ysid 22160201]
グラベルロードでは
GRAVEL GRINDER TLR(33mm)
[ysid 22068187]
この2つはパッと見で見た目に区別がつかず、両タイヤ共にコンセプトはセンターノブがダイヤ目で路面抵抗を大きく減少させつつも最低限のトラクションを確保。その反面サイドブロックは角張っておりダートでの高速コーナーでもしっかりとグリップをさせる事ができるハイスピード仕様向けのタイヤです。
上記で書いた通り見た目に加えコンセプトまで同じなのであればいよいよもって2つ存在する意味が分からなくなってきます。
という事で今回はこの一見全く同じ2つのタイヤが何故分かれているのかを深堀していきたいと思います。
TPIの違い
最近何度もブログにて書いているこの言葉。簡単に言えばどれだけ細かい糸で成型されているかを差すもので、一般的に大きな数字であればしなやかさが増しグリップ力も向上されると言われています。その反面異物の貫通を許しやすくパンクへの不安が残ります。
この値がCHICANEが300TPIに対してGRAVEL GRINDERは260TPIとなり先述の通り一見するとCHICANEの下位互換に見えてしましますが、一発勝負の競技の世界であるシクロクロスと比べ、普段使いを含むよりタフに使われる事が想定されるグラベルタイヤの方をあえてTPI値を下げている予想が付き、それを裏付ける要素があります。
耐パンク耐性ベルトの有無
両モデルを比較した際にGRVEL GRINDERにのみ採用される技術がありまして、ChallengeではPPSと表記されるものとなります。それが意味する機能は通常1枚のみ貼る貫通防止ベルトをもう1枚貼り強度をアップさせるというものです!!
このことからも「しなやかさ<パンクに強い」が狙いある事が分かりハッキリ違う狙いを持って作られている事が分かります。
まとめ
シクロクロスだからChicaneじゃなきゃいけないって事も無いですし、逆もまたしかりです!ご自身が狙いたいポイントを考えた上で最適なモデルを選んでみてはどうでしょうか?
名古屋本館ではChallengeコーナーを設けて皆さんのご来店をお待ちしております!
2023/2/13 安川いきる