コスパの知恵、『MIXコンポ』
グレード別・メーカー別のコンポーネントをミックスさせて組み上げる事により、車体全体に掛かるコストを統一コンポーネントよりも安く仕上げた完成車の事を指すのですが、やっぱり・・・搭載パーツのグレードは統一したいですよね~。
主に変速機構などに直で影響しないブレーキやクランクにグレード別・メーカー別の物をアッセンブルしたものが多いのですが皆様やはり…、最初のグレードアップパーツに選ぶのは『ブレーキ』ではないでしょうか?パーツ交換に掛かる費用も手間もクランク程ではなく、実感が感じやすいパーツでもあるブレーキ。「105に変えて全然効きが違う!!」などお話も良く効きますよね~。
そのグレードアップちょっと待ったーッ!!!
確かにグレードアップで効果を感じるのは確かですが、それは正しく組み付けてこそ。少々前置きが長くなってしまいましたがブレーキ交換での思わぬ見落とし、皆さん気付いてますか?
MIXコンポに採用されていたロゴ入りブレーキ。…決して悪いブレーキではないんですよ。
組付けブレーキとBR-5800の比較
両モデル、同じくデュアルピボット式を採用したコントロール性能の高いブレーキなのですが、105モデル(BR-5800)は左右対称ピボット軸でガッチリとした見た目でより制動力が高そう。
両モデル、ブレーキシューはカートリッジ式なので消耗時の交換の際も位置決め作業の手間を省けるのは同様の仕様。
ケーブルを受ける上部のアームが組付けブレーキに比べると105モデルの方が少々短いかな?…ってココが思わぬ見落としポイント!!この違いを見落としてブレーキグレードアップをされている方、多く見かけます。これではグレードアップの効果も半減!!
そのままブレーキ組み変えちゃうと…、
足りない足りない!!ツッパリツッパリ!!アームが短くなっている分アウター&インナーケーブルの長さが足りず突っ張りワイヤー状態となっており、引きの重さや偏った感触と負荷の原因になっておりますので正しくケーブルを張りなおしてあげましょう。
理想のケーブルの長さは?
もちろん長すぎても良くありません。緩やかカーブを描くように♪グレードアップは正しく組み付けてこそ真の性能を発揮します。
ちなみに長さにして2.5㎝程の違いがありました(※このモデル・サイズの場合)・・・たかがケーブルの長さと侮るなかれ!グレードアップパーツの周辺も見落としの無いようにカスタムを楽しみましょ♪
池袋チャーリー店でもブレーキはもちろん、その他パーツ・グレードアップのカスタム作業も承っております。お見積もりも致しますので、まずはお気軽にご相談ください♪