数ある自転車パーツの中でも特に重要な役割を担っているのがチェーン。
チェーンが汚れていては変速のキレも悪いし、走りも重い。
さらに汚れてオイルの切れたチェーンではパーツの摩耗も一気に進行。加えて錆びてしまえばその錆は他のパーツにどんどん移り磨耗してなくても交換しなければいけなくなってしまいます。(当店ではチェーン交換だけでなくスプロケ交換も必要だったケースがかなりあります。)
そんな大事なチェーンのメンテナンス方法は大きく分けて4つ。今回はその中で最も手軽な方法をします。
チェーン洗浄がめんどいのは洗浄 → 注油と2ステップ必要なこと。
その手間をなくしてさくっとメンテナンスを終わらせてくれるのがこちらの1ーSTEPクリーナー。
洗浄液とオイルが一つになっているので、洗浄→注油が一気にできる優れものです。
今回使うチェーンはこちら。
わりとまめに掃除してるので外側はあまり汚れて見えませんが、内側のローラーが結構黒くなっているのがわかると思います。
使い方は簡単。
まず、「よく、しっかり、十分に振って」
あとはブシューとチェーンに吹いていくだけ。
汚れを吹き飛ばすようにしっかりかけてやるのがポイント。注油の意味もあるのでチェーン2周分位たっぷりとかけてください。
十分に塗布したらあとは拭き取るだけ。
チェーンのサイドやコマの一つ一つを回転させるようにしてしっかりと拭き取ります。
ついでに汚れがたまりがちなプーリーも綺麗にしておきましょう。
作業後のチェーンがこちら。
一見するとそれほど変わってないように見えますが、比べてみるとコマの黒ずみがすっきりと落ちているのが分かります。
(掃除前)
吹き上げたウェスにもごらんように汚れがたっぷり。
一見それほど汚れていないようでもここまで汚れが付着していたんですね。
2in1方式で気になるのは潤滑性能。これで走りがもっさりしてたらお勧めしにくいですがこちらも上々。
もちろん、もっと潤滑性能の高いオイルはありますが、日常的に使う分には全く気にならないレベル。
バイクによく乗るけどじっくり洗浄する時間があまり取れない人や雨の日もガンガン走る人はこれでまめにメンテナンスをした方が良い走りを維持できるのではないでしょうか。
最も効果が高いチェーンメンテはまずこれからスタートしてみるのがオススメです。
次回紹介するチェーンメンテは誰もが知ってるあの方法です。
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