10世代目と言う節目に入ったGIANTのロングセラーモデルTCR。
軽量性のコンセプトは維持しつつさらなる軽量化とエアロ性能を高めました。
2025 GIANT TCR ADVANCED 1 KOM ¥429,000(税込)
GIANTの軽量ロードバイクシリーズTCR。
現在のロードバイクの設計のお手本になったと言っても良い名車です。
このTCRが出るまではロードバイクのフレーム設計はホリゾンタルと言う設計でした。
TCRはマウンテンバイクで取り入れられていたスローピング設計をロードバイクにも取り入れました。
当時は異端児扱いでしたが、ホリゾンタルと比べて軽量性や快適性や剛性などを確保できるともありその後各社がこの構造を徐々に取り入れていきました。
10世代目に突入したTCRの大きなポイントはケーブル内装化です。
現在各社標準仕様となっていますが、ようやくTCRにも採用されました。
こちらのグレードはケーブルは完全内装ではなく一部外装となります。
よく考えられており見た目とメンテナンス性を両立しています。
また完成されつつある設計を更新。
不要な箇所を削り落とすことによりさらなる軽量化とエアロ性能を向上しています。
細部をよく見ると前作とかなりの個所が変わっていることに気づかされます。
メーカーがマイナーチェンジではなくフルモデルチェンジと言っているのにも納得です。
フロントフォークはかなり細身です。
さて、こちらのADVANCED KOM1にはフレームとフォークにADVANCEDグレードが採用されています。
ほどよい剛性感でサイクリングやロングライドに最適なカーボン材質となっています。
GIANTオリジナルホイール&チューブレスレディタイヤを標準装備。
最初からチューブレス として使用する事が可能です。
バイクに限らずパーツ用品も充実しているGIANT。
このバイクにも細部にGIANT純正品で固められています。
その分バイクの価格を抑えられることもありコストパフォーマンスの高さはいまだに健在です。
メインコンポーネントはシマノ105Di2です。
なおギアはフロント50/34T&リア11/36Tとなり、かなりワイドなギアを装備しているのが特徴です。
モデル名にKOM(King Of Mountain)の名前が付く通りこのバイクで登れないところはないようなパーツ仕様となります。
最近はエアロ形状のロードバイクが一目置かれています。
またディスクブレーキを搭載したロードバイクがメインになっていますが、その分車体の重量が増量しているのは間違えないです。
あえて軽量設計のTCRを選ぶという選択肢もアリです。
なお、別色のレッドカラーも在庫ありますのでご来店お待ちしております。
2024/8/12 古谷野