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【MAVIC】かんたん‼ID360グリスアップ!!

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新宿本館】 23年02月26日

みなさんこんにちは新宿本館の服部です。

当店で大人気のホイールMAVIC。
乗り心地の良いチューブレスレディや、軽量なリムが特徴ですが、もう一つの大きな特徴としてID360(インスタントドライブ360)というフリーボディがあります。

効果的なパワー伝達

これは、いわゆるスターラチェット(面ラチェット)と言われる方式のラチェット方式を持つフリーボディで、ノッチの細かさやパワー伝達性の高さが特徴です。ID360に限った話ではありませんが、これらのメリットはしっかりとしたメンテナンスがされてこそのものです。特にこのフリーボディに関しては1000KMに一回程度グリスアップが必要とされています。このグリスアップがしっかりとなされないと最悪機材を壊しかねません。しかし、グリスアップと聞くと大掛かりで大変なイメージですが、このID360に関しては工具なしで、比較的簡単に作業できるのも特徴です。今回はそのID360のグリスアップの手順をご紹介します。

1.フリーボディを外す

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 ID360は工具なしで外せます。しっかりとフリーボディを握って、引っ張るだけです。

ID360
ID360はフリーボディ含め7つのパーツで構成されています。それぞれを取り出します。取り出しにくい場合は、ピンセットなどを使うと良いでしょう。また、外す際は組み付けの順番を間違えないように、トレーなどに外した順番で並べておくと良いでしょう。

2.古いグリスを綺麗に

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パーツが全て外せたら、古いグリスや汚れを落としましょう。汚れががひどくなければウエスやペーパーで拭きとるだけでも良いです。奥まった部分や手が届かない部分には綿棒があると便利です。また汚れがひどい場合は、パーツクリーナーを使うと良いでしょう。しかし、ホイールやパーツに直接吹きかけるとベアリング内部の必要なグリスが溶けてしまったり、パーツが傷んでしまう恐れがあるため、ウエスなどに吹き付け、そのウエスで拭き上げるようにしてください。

3.新しいグリスを塗布

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いよいよ新しいグリスを塗布します。専用グリスは1パッケージで丁度良い量が入っています。
パウチになっているので、パッケージの角を斜めに小さく切ってあげると使いやすいです。

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塗る場所は基本的にラチェットなどのギザギザの部分を重点的に。

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まずはハブ本体のラチェットの爪が収まる部分に。

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次はハブ本体側のラチェットの爪に。そして反対側の爪、
ばねにも防錆の意味で薄く塗ってあげると良いでしょう。

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そして更にハブボディ裏のギザギザの部分。
また、ゴムでできた水などの侵入を防ぐシールのパーツにも薄く塗っておきましょう。

4.組立て

それぞれのパーツにグリスがしっかり塗れたらいよいよ組み立てていきます。

①ハブ本体にラチェットの爪をはめる

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このときハブ本体側のギザギザとラチェットの爪のギザギザを合わせ、しっかりと奥まではめ込んでください。また、裏側にゴムのパーツをはめ込むのを忘れないように気を付けてください。

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②大きなゴムパーツをハブボディにはめる

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この時、円錐状のヒダが外側(進行方向右側)になるようにしてください。

③もう片側のラチェットの爪をはめる

④スプリングをラチェットの爪の裏側に

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⑤フリーボディを奥まではめ込む

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⑥エンドキャップをはめる

あとはホイールを回し、ラチェットがしっかりと機能することが確認出来たら完了です!

また、走行距離に関わらず、雨のライドの後や水洗車の後は必ずグリスの状態をチェックし、適宜グリスアップを行いましょう!!
ご自身での作業が難しい場合は、当店も作業を受け付けています。是非ご相談ください。

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