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【ENVE】その実力やいかに!?ENVE65×MERIDA REACTO 4000

2043
池袋本館】 23年03月13日

みなさんこんにちは!
池袋本館の河崎屋です!
今回は前回ご紹介したこちら☟☟☟

【スタッフカスタム】ENVE!憧れが現実に!いかついホイール買いました!

の実走編になります!

バイク詳細

MERIDA REACTO

念のためもう一度おさらいしておきます。

MERIDA REACTO 4000 2021年モデル

メインコンポーネント:SHIMANO 105 R7000SERIES
ハンドル:VISION METRON 5D ACR 3K
サドル:PROLOGO SCRATCH M5 NACK
ホイール:ENVE ENVE 65(FOUNDATION COLLECTION)
タイヤ:CONTINENTAL GRAND PRIX 5000S TR 25C
重量:8.22kg(ペダル・ボトルケージ込み)

今回主に変更した箇所を太字にしました。

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上記のとおり、タイヤにはCONTINENTALのフラッグシップ的存在であるGP5000を使用することにしました。
選んだ理由としてはもともとCONTINENTALのステッカーがチェーンステーに貼ってあるから(チーム準拠)というのもありますが、やはり安定で優れたグリップ力と耐パンク性に定評があるため、前から使ってみたいタイヤでした。
他の候補にはMcLarenつながりでPIRELLI P ZERO RACEもありました。
本当のことを言えば、28Cの太さのタイヤを装着したかったのですが、GP5000特にチューブレス対応のものは人気商品で、支店在庫なし、メーカーにも在庫がない状態でしたので、今回はあきらめて25Cを装着。
なので、リム外幅28mmで25C装着というリムの方が太い状態に(笑)
ホイールは25Cまで対応とのことなので、走行には問題ありません。
F1 MCLAREN
現在McLarenをはじめとしたすべてのF1チームがPIRELLIのP ZEROを使用しています。

性能の評判と同じくらいよく聞くのが、CONTINENTALのGP5000は硬すぎて、チューブレスは特にタイヤをはめるのが困難という話。どうやら間違いないようです(笑)
最終的には全然はまらないのを見かねた経験豊富な店長とスタッフがはめてくれました。情けない。

シーラントはMuc-Off大好き人間なのでもちろんMuc-Off。
粘性が高いタイプで早い修復力と定着が特徴です。
シーラントを注入する際は注射器型のものを使うとまき散らすリスクを減らすことができますよ!(それでもまき散らす人がいるみたいですが.........。え、誰だろう?スットボケ)

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GIANT REFILL AND CHECK SYRINGE

おすすめはこちらのGIANT REFILL AND CHECK SYRINGE(¥1,320税込)

いざ実走

ENVE65

今回この実走レポートを書くまでに走った場所はさまざま。
池袋本館から自宅までの区間から始まり、都心ライド&カフェライド(無風・強風)、尾根幹、V坂、100km程度の中長距離ライド、グループライド等々、多様なライドスタイル・地理環境を走って性能と相性を試しました。
これをもとに、いくつかの性能面からレビューしていきます。

巡行性能

このホイールの導入にあたり最も期待した性能がこの巡行性能。
結論から先に述べると、
素晴らしい。期待以上の性能でした。
巡行性能はロードバイクにおいてどのシーンにおいても重要であると感じます。一人で走るときはもちろん、グループライドやレースなどで早い人の後ろについて順位を上げたり、パワーをセーブしたり。
今回の実走で特にこの性能の恩恵を感じたのはグループライドでしょうか。
もちろん、導入した初日の池袋本館から自宅までの帰宅ソロライドでも、スピードはそこまで出ていませんでしたがこの性能の良さの片鱗が隠しきれていないのを否めませんでした。ただ、グループライドになると片鱗どころか本領発揮。ひとたび誰かの後ろについてしまえば、スピードがどんどん上がってもついていけてしまう。さらには必死こいてこぐ必要もなく、ペダリングを止めている時間の方が長いほど。40km/h台でもです。
ペダリングを止めても速度減衰はほぼ無し。さらにはペダリングを止めていて平坦であるにも関わらず前の自転車に近づいていくという訳の分からない状態にまでなることもありました(笑)一緒に走っていた何人かの方からは、「一人だけラチェット音が聞こえている時間が長い」と言われるほど、ほかの方に比べてペダリングを止めている時間が長かったです。

ENVE65

この性能に大きく寄与しているのはやはりエアロ効果でしょう。リムハイトが65mmであることによる恩恵は非常に大きいと思います。
また、これは特に一人で走っている際や前を引いているときに感じることなのですが、35±5km/hの速度で走るのがとても心地よく、速度維持が非常に楽です。
ただ、巡行性能が良いためか、車体重量は以前より軽くなったにもかかわらず、ブレーキ性能が落ちた気がします。単純に前より速度が出ているからかもしれませんが、早めのブレーキングを心がけるようになりました。

加速性能

この性能に関しては別の性能による影響を強く反映すると思います。このホイールにかかわらず、初期加速は軽量性、それ以降の中間加速等は空力性能による影響が大きいと感じます。このことを踏まえて評価していきます。
まずは初期加速。はっきり言うとあまりいいものとは言えません。決して悪いというわけではないのですが、「ふつう」です。
軽量ホイールみたいな初期加速でグイッと慣性力を感じるようパワフルな加速とはいえません。かといってもっさりしているかときかれるとそれも少し違います。「ふつう」なんです。
ストップ&ゴーが多い都心等を頻繁に走る私のような純カフェライダーには初期加速が良いにこしたことはないのですが、急いでるわけでもなし、車とドラッグレースをするわけでもないので不自由には感じていません。

MERIDA REACTO

次に中間加速。これはどちらかといえば良いに分類されると感じます。ただこれもグイッと加速するというよりかはスムーズにどんどんスピードが上がっていく感じです。これがどういうことかというと、かなり少ない力で加速してくれるということ。
これはエアロホイールの強い部分でリムハイトの低いホイールに比べて、高速度域での走行に重きを置いて設計されているため、許容できる速度の範囲がいくらか広く無理して加速していくような感じが無いように感じました。
ある意味天井がないといいますか、踏んだ力に対してしっかりと対応してくれるホイールであると思います。

剛性感

これはかなり個人の脚力などにより感じ方が変わるので、あくまで一感想としてお読みいただければと思います。
私的には剛性は硬めだと感じます。ただ、DT SWISSのようなパッキリとした剛性感というよりかはバネ感と伸びを感じられる硬さです。そのため、踏み込んだ際の反応性・力の伝達感はもちろん良いのですが、同時に快適性を損なわない絶妙な剛性に仕上がっていると感じました。
テンポよくペダリングするとこの剛性感が感じられてとても楽しいホイールです。レースからデイリーライドまで幅広いライドスタイルを許容してくれる剛性でミドルグレードとは言えど、ENVEホイールの完成度の高さを非常に感じました。

登坂性能

MERIDA REACTO

この性能を確かめるにあたって、山や峠などの本格的なヒルクライムはしていませんが、起伏の多い南多摩尾根幹線道路(通称:尾根幹)やV坂など短距離型ヒルクライムをしてきたのでそれをもとに評価していきたいと思います。

まあ自分含めてみなさん予想できるかと思いますが、坂はあまり得意なホイールではなさそうです。リムハイトのわりにはあまり重くないとは言え、1600g後半の重量。同リムハイト帯でもVISION METRON 60 DISCやSES 6.7、ZIPP 454 NSWなど軽量なものもありますが、何かしらを犠牲にしないといけません。

METRON60SLDISCWHEELSET0

 

VISION METRON 60 DISC(¥364,540税込)

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ZIPP 454 NSW TUBELESS DISC(¥785,000税込)

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ENVE SES6.7(¥499,950税込)

VISIONは剛性が犠牲にZIPPとENVEは自転車の軽量化と同時に財布の中の超軽量化に成功します。

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話が少しそれてしまいました。要するに言いたいことは重量相応です。
坂でもスイスイ行けるなんてことはありません。ダンシングに関しても振りやすいとはお世辞でしか言えません。
ただハイトを考慮すれば、他社同リムハイト帯近似価格帯の中では一二を争う性能であると感じます。
結局坂はつらいんです。

ダウンヒル性能&安定性

きました得意分野。
まあ装着した自転車がMERIDA REACTOだからというのもありますが、「無風での」(のちに説明します)直進安定性及びダウンヒルでの安定性、ダウンヒル性能は抜群です。やはりエアロフレーム×エアロホイールの強さを感じます。
速度はグングンと伸び、一旦速度が乗ってしまえばハンドリングがふらつくなんてことは「無風であれば」ありません。
ただ直進方向への推進力と追従性が非常に高いため、峠でのダウンヒルや高速でのコーナリングでヘアピンカーブなどを伴うものは操作に少し注意が必要です。ひとたび操作を誤れば命にかかわりますので。
少し気になるところがあるとすれば、タイヤがいくらGP5000とはいえ、リム外幅の方が太い25Cなので心理的にコーナリングが少し不安でした。いずれ28Cに交換したいですね。

対横風性能

今までのお話しはすべて「無風に近い状態」でのお話し。では風があるときはどうなのか?

追い風?最高に決まってるじゃないですか!
向かい風?うーんちょっと辛いけどなんとかなりそう!
横風?サイクリング行くのやめよ。

こんな感じでしょうか?どれも4m/sだったらまだかわいいのですが、7m/s~になるともぉ~乗りたくありません。

MERIDA REACTO

ちなみにこの章の一番最初にカフェライド(無風・強風)と書きましたが、ここからお話しするのはカフェライド(強風)です。
ちなみにその日の風速は7~8m/sで横風。走りだしてすぐ気づきました。これはダメだと。
命の危険を感じるまでにはなりませんでしたが、とにかくこの高いリムハイトで風の影響受けまくりです。もう風に寄りかかれるくらいに風に押されます。
近年のホイールはディープリムでもワイドリム化により横風への耐性が上がっており、例にもれずこのENVE65もワイドリムなのですが、それでもこれです。なので風の強い日はこのホイールにしないことが賢明でしょう。
さらに乗っているときだけでなく、どこかに停まって自転車を立てかけるときも注意が必要です。倒れます。というか私の自転車だけ倒れました。
また、走行中ダンプカーに抜かされたときもたとえ1車線分横に離れていたとしてもかなり風の影響をうけます。これに関しては少し命の危険を感じるほどだったので、避けにくいですが体幹に自信がない方にはあまりお勧めはできません(かといって自分も自信があるわけではありませんが)。
こればかりは命にかかわることなので、乗る場所や気候のこともホイールを選ぶ際には十分考慮する必要はあると思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。不利な点や不得意な面はあれど、REACTOとの性能における相性や見た目の相性がいいこともあり、個人的には非常に気に入っています。今回私は試乗をせず購入に至りましたが、期間や店舗、メーカーによっては試乗ホイールをご用意していることもあります。池袋本館でもMAVICの試乗ホイールのご用意があります!高いお買い物ですので、ご自身の自転車にぴったりなホイール選ぶためにも、ぜひこういった機会をご利用ください!

MAVIC
ディスクブレーキローター径が異なる場合はお客様による工賃負担の下交換してお試しいただく形式になります。基本的にはご予約制となっておりますので、あらかじめお電話か店頭にてお問い合わせください。

今は花粉症に悩まされて思うようにサイクリングに行けていない方もいるかもしれませんが、これから本格的にシーズンが始まります。ホイールのアップグレードで今年は今までより一層素晴らしいライド体験をしてみませんか?

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MAVICをはじめとしてご購入いただけるホイールの在庫もございます。わからないことやご相談などがございましたら、店頭のスタッフにお気軽にお声がけください!

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