先日ご紹介したARAYA TOURISTE に引き続き
環八R1店にて組立てさせてもらったツーリングバイクのご紹介になります。
今回はフレームを決めてそこから好きなパーツをチョイスしていく
いわゆるバラ完という選択です。
ツーリングのバラ完は例えば「SHIMANO 105フルセットで!」とかはあまりなく
ロードバイク等では一般的には使われないSUNXCDやマイクロシフトなどを組み合わせたり
本当にパーツひとつひとつをチョイスしていくのが面白い分
互換性や組み合わせには注意が必要です。
例えば今回のフレームではサイドプルブレーキを使用しますが、
タイヤとマッドガードを付けた場合のブレーキクリアランスなど
実際の経験がないとなかなか難しいものがあります。
ちなみにこの辺りは以前ESのフレームを組み立てた事があったので
今回はすんなり決められました。
それではまずは全体像から。
フレームカラーは旧カラーで基本的にはもう手に入りません。
国内の代理店さんにたまたま今回のサイズが残っていてラッキーでした!
お客様もこのカラーを見て「おじさんぽくっていいよ~」と仰っておりましたが、
私も組んでいく内にこれは若い人がおいそれと乗る訳にはいかないな~
と思い始めました(笑)
SOMAのフレームの多くは日本のTANGEのPRESTIGEを使用しつつ
価格は割りとお手頃なものが多いのでおすすめです。
環八R1店には現状在庫はありませんが私がSOMAのフレームに乗っているのもありたまに注文を頂いています。
また今回フレーム組みを選択して頂いた理由のひとつに
お客様が背が高かったのもありました。
国内の完成車メーカーのラインナップはARAYAのTOURISTEが一番大きく570
今回の様なスポルティーフ系で言えば550くらいのサイズが限界です。
身長が180cm位の方がサイズを合わせようとするとどうしても
ステムのコラムを長く出さざるを得ず、見た目があまりよくありません。
その点SOMAはサイズ展開が豊富で600前後までラインナップがあるのも魅力的です。
日本のクロモリ愛好家の方々にはどうもアヘッドが受け入れられない傾向にありますが
こんなのはいかがでしょうか??
VENOというメーカーの物でコラム部分とワンピースになった見た目が
個人的にはツーリング自転車にもピッタリだと思います。
またNITTOのアルミスペーサーもほとんど段差なく付けられますので一体感が増します。
今回はフレームサイズの関係やアヘッドステムであることからフロントバッグサポーターで
なかなか思案させられましたが、NITTOの便利ホルダーを使ってみました。
お客様的にはヘッドスペーサーの間に挟むタイプ等より、
こっちの方が外すときに簡単だからむしろ良かったみたいです。
泥よけは最近私も格好良さが分かってきたマヴィック型のH29。
以前のTommasiniの方と同じですね。
テールランプもツーリング車での打率は5割近いんじゃないかと目される
キャットアイのSLR100N。
サドルはBROOKSのSWIFTクロム。
車体のカラーとの相性が抜群です!このサドルは実際にフレームがお店に届いてから
色んなカラーと比べてみて決めたので間違いない選択になりました。
このESはシートクランプ部分にラグがない独特な造りなのですが、
シートポストとのこの一体感が何とも言えず格好良いです!
クランクセットはSUGINOのマイティーツアー。実はかなりお値段が張る物なのですが、
おそらくこのクランクを選んでいなければ大分この車体の雰囲気が変わっていたと思います。
見た目をこだわるならやはりクランクは妥協したくないパーツですね。
ペダルはすっかり定番になりました、異次元の回転性能と美しさを誇るシルバンツーリングNEXT。
個人的にも勝手に大満足している一台です(笑)
お客様的にも見た目はかなり満足して頂いているようで、後は乗り味だったり使い勝手はこれからですね。
売り場に置かさせてもらっているのですが、他のお客様も「格好良いね~」とよく仰ってくれます。
フレーム組と言うと敷居が高く感じると思いますが、
何も全てのパーツを自分で選ぶ必要はないんです。
ここはこうしたいと言う箇所は必ずあると思いますが、
それ以外の部分はこちらでご用途とご予算に応じて提案させて頂きますので
先ずはお気軽にご相談下さい!