ENVEのハンドル設計的にすごくいいですよ。ブラケットポジションを狭くする事で平地の巡行を効率的にして、ドロップがワイドになることでリラックスしたドロップポジションとスプリントで上半身を使える広いポジションが両立しています。
ENVE ARオールロードハンドル
AR(オールロード)という事でどちらかというとグラベルロード系のハンドルとなります。オールロードなのでロードレースじゃなくて様々な路面を走破する太めのタイヤを履かせるロードバイクなのでエンデュランスロードでもいいと思いますし、それこそ愛車をよりエンデュランスなバイクに仕上げたいという事であれば、レーシーなバイクでもカスタマイズとしても非常に適切なパーツだと思います。
特徴その1
トップのフラット部が薄く握りこみやすい幅になっています。ある程度のエアロダイナミクスのアドバンテージがあるので、それなりの速度で走るロードバイクアクティビティにも有効なハンドルとなります。
トップが薄く作られているので縦方向にしなりがあるので比較的乗り心地はいい方ですね。スプリントなどでドロップをグイグイ力を入れるとしなる感触はあると思います。
特徴その2
フルインテグレーテッドに対応&外装の場合はケーブルを通さずに組めるメンテナンス性の高さ。
最近は穴を開けてハンドルトップはバーテープを巻かないスタイルのエアロハンドルの方が多いですが、このハンドルはしっかりとバーテープを巻き切るタイプのハンドルです。エアロに特化しているというよりも、丸いハンドルをつぶして平らにしているぐらいの感じなのでバーテープを巻いてトップ部分を握ってリラックスポジションで走る事も想定している感じがします。
ACRなど各社のステムにケーブルを内装するシステムを採用しているバイクにもこのハンドルなら対応できると思います。(穴の位置が微妙に違うので都度相性を確認してください。)
逆に、内装する事自体はメンテナンスという事に対してデメリットしかないので折角外装できるバイクなのにハンドルの中にブレーキホースを通すのは特に意味がないですから、このように外装して組めるように溝が切られているのはうれしいですね!!
特徴その3
独特のフレア形状がこのハンドルの最大の特徴と言えます。選ぶサイズによって目的も変わるぐらいサイズ選びに癖が出ると思います。
例えばこの38サイズはブラケット部で38.5mmドロップエンドで43.2mmという極端なフレア形状です。一般的にフレアのキツイハンドルはブラケットが斜めに取りついてしまう為操作性の悪さや、ブラケットポジションが不自然になってしまう為、正直に言って人を選ぶアイテムではありますが、このハンドルは違います。ブラケットはほぼほぼ真っすぐ取り付け可能で、そのすぐ下から二段階にかくかくと曲がることでブラケットポジションは違和感ないまま、ドロップでフレアしているとても握りやすい形状となっております。
一番ベーシックにロングライドや普段のサイクリングにうってつけなのが40サイズだと思います。ドロップが45と広い事でリラックスした状態でドロップを握ることができ長距離のライドで肩がこるような状況も減ると思います。更には最近30cや32cなどタイヤが太くなっていることでハンドリングする際にハンドル幅が広い方がよりバイクを切り返しやすくなるので上が40でしたができるだけ広いハンドルというのは今時のロードバイクにピッタリだと思います。
更には、サイズを落として38にすると、エアロポジションが取れるのにドロップは43と安定したハンドリングを実現。それなりにスピードを出すロングライドをする方にもしかするとジャストなサイズではないでしょうか?
それ以上のサイズ感は完全にグラベルロード向けの幅になるのでアサゾーでは在庫をしていませんがご予約ご注文も可能でございます。グラベル用の更にフレアの広いモデルもラインナップはあるので、太いタイヤでアドベンチャーしたいなと思っている方はまた別途ご相談ください。
今回は、オールロードハンドルってロードバイクのロングライド用として最適じゃね?っていう私からの提案でした!
ENVEはワイズロード内でも取扱店が決まっております。是非アサゾー店店頭にてご相談ください。
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