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新型OLTRE RC 試乗してきました!これが”BIANCHI新時代”の始まりです。

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上野アサゾー店】石川 康輔 23年03月24日

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近年もレーシングモデルは作ってきていたBIANCHIですが、今年は一味違います!!スーパーバイクと呼ぶにふさわしい、いえ、もはやハイパーバイクと呼ぶべきレースのためのバイクが登場しました!

究極のエアロロード “OLTRE RC”

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こちらが実際の完成車仕様スペックです。CK16チェレステカラーですが、カーボンマットベースでレースバイクの雰囲気が出ています。

”RC”というのはレパルトコルサ(REPARTO CORSE)の略で直訳すると”レーシング部門”を表す言葉となっております。

ビアンキロードバイクの中でもレースを目標とするすべてのライダーに最高の体験を届ける為のバイクが今回の”RC”に込められていると感じられました。

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注目のRCコックピット

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一体型のハンドルは数あれど、今まで見た中でも特に奇抜な形状をしているこのハンドルですが、ここに今回のエアロロードとしての最も大きな役割があると思います。

今回OLTREが着目したのはライダーにかかる空気抵抗の削減という事ですが、実際に自転車にかかる空気抵抗と人間が受けている空気抵抗はどのぐらいの比率だと思いますか?

条件にもよると思いますが、自転車が受けている空気抵抗は2割、人間が受けているものが8割という事でかなりの比率で人間の抵抗の方が大きいわけです。

その為、ポジションを含めたハンドル形状のデザインにより、人間にかかる空気抵抗をどのように削減できるかを追求した結果がこの形状になっているとのことです。

また、エアディフレクターと呼ばれているヘッドチューブについているカバーはペダリングする足に対しての整流効果を果たすものとなっており、UCIレースでは使えない程のアイテムとなっております。市民ライダーの特権ですよ!

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細かいところに目を配るとちょっとした要素でも高速走行へのアプローチを垣間見ることができます。

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各所にみられる突起は、ツルっとしたデザインよりも意図的に気流を乱すことで空気の離れが良くなり、速度の高い状態で発生する通過する気流に引っ張られて後ろに向かって車体が引っ張られるような力を”抑える”効果があります。

流行りではない真にエアロなデザイン

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フレーム各所のデザインでは最近多くのバイクが採用するカムテールデザインを採用せずに、エアロロードらしい薄く平べったいデザインがベースとなっています。剛性の高さと軽さが問題なく解決できているのでこっちの方が確かにエアロ性能は高いはずですよね。

TTバイクのようなリアホイールを隠すデザイン

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徹底的に空気抵抗を削減する強い意欲を感じられます

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これまで長きにわたって活躍したビアンキのエアロロードであるOLTRE XR4と比較しても完全なレースマシンとしてデザインされていますね。

デザインなどこれまでのBIANCHIとは一味違う、研ぎ澄まされたレースエアロ性能を表現している新型OLTRE。

”OLTRE”という言葉にはデザイン的な意味ではなく、自らを越えてその先へ進んでいくという”言葉として”の意味を込められているので、これが今の”OLTRE”です。OLTREって造形ではなく精神論なんですね。すごくいいと思います。

完成車にはこだわりのRCパーツがアッセンブルされる

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今回個人的にすごく感心したのが、レパルトコルサブランドのパーツ達!

特にホイールはこのハイトにして横風に強い最新の設計が施されており、正直、単品で欲しいレベルでした。

フロントが50mmリアが65mmのセラミックベアリングを搭載したチューニングモデルがRCの完成車には付属します。

この後紹介するPROグレードの完成車にも同じくレパルトコルサブランドのホイールがつきますが、こちらは前後50mmハイトのノーマル仕様となっております。RCについてくるホイールが特にエアロ性能だけでなく走りのキレを感じさせてくれる個人的にお気に入りのフィーリングでした。

サドルは3Dプリントのカーボンモデル

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RCに乗るのが楽しすぎて、そういえば気にしていなかったサドルですが、思い返すとかなり乗り易かったと思います。短時間の走行なのでサドルに関しては全く意識をしていませんでしたが、意識をする必要がないサドルというのはライド中に不満がなかったという証だと思います。

バイクもガンガン振り回して加速していましたが重量的にも軽くこれも多くの方にフィットしそうなレパルトコルサに相応しいサドルだと思います。

レパルトコルサというある種のブランドが、今回これらのパーツの登場によってビアンキロードバイクとの今後の相乗効果を期待できるハイクオリティな逸品たちでした。

ちなみに専用ハンドルもレパルトコルサですよ。OLTRE RCとPROはこのハンドル専用設計です。COMPというOLTREシリーズ普及モデルは設計が違う為つきそうに見えますが対応していません。

COMPはまた別のステムが付属になります

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奇抜さだけでなく、ライダーの空気抵抗を考慮したハイパーバイクに相応しい専用のハンドルシステムです。

たしかに、レパルトコルサハンドルとノーマルハンドルを装着したOLTREを乗り比べるとなんとなくお腹の周りを流れる空気の感じが違う気がしました。なんとなくです。気のせいかもしれません。

商品詳細

OLTRE RC

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完成車スペック

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フレームスペック

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完成車¥2,002,000‐税込

フレームセット¥836,000‐税込※ハンドル別売

OLTRE RC/PRO専用エアロハンドル¥132,000‐税込

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究極のロードレーサーとして疑いのないスペックの完成車となっております。フルデュラエースにパワーメーターと全部入りとなっております。

今世代はカウンターヴェイルを無くすことを前提とした設計を行ったRCグレードですが、特に乗り心地として気になる要素はありませんでした。

むしろ、ピュアレーサーとしてカリカリにチューニングされたそのフレームはアタックの反応性や細かい旋回切り替えしバイクを大きく振って登りでの加速など速さに直結する要素はこれまでになかったような痛快なものがあります。

フレーム単品だけでなく、アップグレード版のRCホイールが良い味を出しており、当日試乗コースで一か所だけ真横から風の吹く場所があるのですが、ハンドルへの不安感も全くなく、横風への耐性もピュアエアロロードながらものすごく優秀だと思います。

当店の立場上アサゾーなのでバラ完をおススメしたいところではありますが、こればかりは完成車のクオリティが高いので悩みどころですね。

OLTRE PRO

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完成車スペック

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フレームスペック

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完成車¥1,155,000‐税込

フレームセット¥638,000‐税込※ハンドル別売り

OLTRE RC/PRO専用エアロハンドル¥132,000‐税込

PROグレードについては、これまでのビアンキを象徴する素材のカウンターヴェイルを採用しており従来のXR4を思い起こさせるようなバランスの取れた設計。硬いフレームを少しでも振動から守るためにカウンターヴェイルを採用しておりその独特な感じがRCモデルの一番の違いだと思います。剛性はこっちも高いのでこれまでにフラッグシップバイクを乗っている方や、日々トレーニングを積んでいる方に最適な硬いフレームです。

比較してしまうとアタックのキレや反発力のある感触が生かせるライダーはRCを是非お勧めしますが、ロングライドなどで使うのがメインであればこっちの方が走りやすいと思う方も多いと思います。

RCと比べると少しだけマイルドに感じる(RCは本当に硬いです。すごくいい硬さ。マジ速い。)フレームは、ある意味一般の方にとっての最上級フレームのような感じです。

完成車付属のホイールはRC同様の最新設計!ハブとリアのリムハイトの違いがRCとPROの主な違いです。

OLTRE COMP

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完成車スペック

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完成車のみの販売です。

別売りRCハンドルはつけられません。

105DI2仕様

¥781,000‐税込

RCグレードではないもののオリジナル50mmハイトカーボンホイールがついておりかつ、剛性も程々でかなり乗りやすいです。

このCOMPはスーパーバイクを気軽に味わっていただける最良の選択肢だと思います。

良くも悪くも専用ハンドルの敷居の高さは速さを求めたが故のスーパーチューンナップみたいなところがあります。

一般的な形状のハンドルを使えるという点でも非常になじみやすいですし、剛性感も扱いに困ることはなく、エアロロードらしいスピードの伸びもしっかりと体感できるベストバランスに仕上がっています!!

重さは他のグレードと比べるとホイールとハンドルの分差があるので感じてしまいますが、スピードの乗っている状態では剛性の扱いやすさ的にも疲労しにくいバイクかなと感じました。

カウンターヴェイルはないですが、剛性の差がある分一番乗りやすいと思います。

エアロロードに憧れているけど乗りこなせるか心配だと思っている方はこのバイクからスタートして、スーパーバイクを体感しましょう!

ご予約、ご相談承ります!

今回試乗をする機会に恵まれましたが、BIANCHIの新しい時代をいち早く感じることができたと役得だと思っております。

このOLTRE RCからBIANCHIのロードバイクは次のステップへ踏み出していくことでしょう!!

気になっている方はご予約ご相談お待ちいたしております!

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