ワイズロード神戸店サンデーライド/フィッティング担当の盛山(セイヤマ)です!
いよいよ今週末3月18日(日)に迫ってきました
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店頭にも試乗用の貸し出しホイールが続々と届いております!
試乗会まで待ちきれず、ひとあしお先に職権乱用?キシリウムプロUSTに試乗させていただきました!
試乗会用に用意していただいたホイールは「キシリウムプロUST」「キシリウムエリートUST」の2種類。
今回は上位グレードの「キシリウムプロUST」を普段乗り慣れている自分のバイクに取り付けていつものホイールとの違いを探ってみたいと思います!
僕が普段使用しているホイールはフルクラム「スピード40C」にタイヤはヴィットリア「コルサ」という組み合わせ。
早速装着して走りだしたいところですが、まずはマヴィックがオススメする推奨空気圧で乗ってみたいと思います!
最近マヴィックの公式アプリ「MY MAVIC」がリリースされたそうで、こちらを使用するとご購入いただいたホイールで製品補償を受ける為の登録や、ご自身の体格や乗り方に合わせた推奨の空気圧、タイヤ幅を調べることが可能です。
今回は
・自転車のタイプ ロード&オールロード
・目標 パフォーマンス
・チューブタイプ チューブレス
・ウェザー ドライ
・リム幅(内-内) 17mm
・タイヤ幅 25mm
・体重 65kg
・自転車重量 8kg
で入力。
結果、推奨空気圧はこういう結果になりました。
ちなみに、同じ条件で目標の項目を「コンフォート」に設定すると、
こうなります。
フロントタイヤはUSTタイヤの適正空気圧下限ぎりぎり。
タイヤを手で触った感触はしばらく空気入れをさぼった時に非常によく似ています。(笑)
まずはパフォーマンスの数値に合わせて空気を入れてみました。
ここまで済んだらいよいよいよいよ外へ。
今回は職場から自宅までのほぼ平坦路約20kmでテストしてみます。
手で触った時の感触とは裏腹に、漕ぎ出しはスムーズで意外としっかりとした乗り心地。
普段7bar入れているコルサと比べても遜色ない漕ぎ出しの軽さです。
逆にこのUSTの組み合わせで7barまで入れてしまうと乗り心地が固くなりすぎてしまいそうなので「MY MAVIC」で算出された空気圧は非常に良いバランスだと思います。
平坦の巡行性能も高く、楽に30km/hくらいなら維持できます。
流石にそれ以上の速度域となると、リムハイトの高いスピード40Cの方が速度の伸びは上回りますが、倍近い価格差も踏まえて考えれば十分すぎるくらいでしょう。
この走行性能の高さには恐らく新型フリーハブ「インスタントドライブ360」が効いているのだと思います。
DTスイスのハブ構造とほぼ同じ仕組みとなっており、ラチェットのギア同士が面で接触するためパワー伝導効率が高く、また噛み合う歯の数も40箇所にあるためどの位置で踏んでもすぐにギアが掛かります。
また、チューブレスタイヤはクリンチャータイヤと比べて「タイヤとチューブが摩擦することで発生する抵抗」がなくなる為パワーロスがクリンチャータイヤと比べて少なく、同じセッティングでもチューブレスの方が良く転がるというデータも出ています。
マヴィックの営業の方のお話によると、他社ホイールメーカーが採用しているカップ&コーン式のベアリングとマヴィックが採用しているシールドベアリングを比較した場合、車輪を手で回して空転しているときはカップ&コーン式の方が抵抗は少なくなり良く回るそうですが、実際に上に人間やバイクの荷重がかかった状態だと反対にシールドベアリングの方が抵抗が少なくなるということらしいです。
確かにマヴィックのホイールは手で回した感じだと、セラミックベアリングを搭載しているホイールと比べると回転が重いような感じはありますが、今回実際に乗ってみてその回転の重さは全く感じませんでしたし普段使用しているセラミックベアリングを搭載しているスピード40Cと比べても転がりの軽さに関してネガティブに感じるところは全くありませんでした。
さて、帰り道も半分近く消費したところで空気圧をさらに下げて「コンフォート」の5barに近づけてみます。
帰り道で気圧計は持っていなかったのでバルブコアを押して、感覚で2プッシュ分くらい空気を抜いてみました。
するとどうでしょう。
予想通り信号でストップしてからの漕ぎ出しはやや重たい印象に変わりました。
ですが、そこからのスピードの伸びは相変わらず気持ちよく、さらに乗り心地は平凡な表現ですが路面にマットを一枚敷いたような、もしくは新たに舗装しなおしたかのような乗り心地です。
普段のタイヤでここまで気圧を低くするとパンクが心配になってしまうところですが、USTでは全く嫌な感覚はなくソフトな中にもしっかりと芯があり少し傷んだ舗装路も安心して走行することができました。
ということで、インプレッションは終了です。
定価¥130,000(+税)でこの性能は、十分どころか価格破壊レベルのスペックの高さ。
さらにこのホイールには1本¥7,500の専用設計チューブレスタイヤが前後で2本、¥1,000のシーラント液、合計¥16,000分の「おまけ」が付属しコストパフォーマンスも抜群です。
それらを抜きで考えると前後重量1420グラムのホイールが実質¥114,000(+税)で購入できる計算に。
ハイエンドアルミホイールで定番の「シャマルウルトラC17」が前後1449グラムで定価¥152,000(+税)ということから考えるとこのホイールの凄さがお分かりいただけると思います。
あと今回まだ試せておりませんが、UST最大のメリットでもあり過去のチューブレスホイール最大の欠点だった「タイヤの装着」についてです。
マヴィックが開発したUSTとは、タイヤメーカー「ハッチンソン(ユッチンソン)」と共同開発した専用タイヤとマヴィックが得意としてきたリム製造技術を組み合わせることにより、脱着しやすくエア漏れを起こしにくいチューブレスタイヤのことです。
実際に、発表された時の製品展示会で脱着を試させていただきましたが、少しコツを掴めばタイヤレバー一切無しでも取り付けが可能で、しかも携帯用の小型空気入れでもしっかりビードを上げることができました。
入れる空気圧はインプレッションでも書いた通り5~6bar程度で十分なため出先でパンクした際も小さいポンプやCo2ボンベで対処可能です。
また、今までチューブレスを使ったことがない方に良く聞かれる質問で「チューブレスのパンク修理」についてですが、チューブレスタイヤは中にチューブを入れて使えば普通のクリンチャータイヤとしても使用出来ますので穴はタイヤ用のパッチなどで塞いでおいてチューブを入れて自宅に帰るまで応急処置をするという使い方もアリ。
マヴィックがロードホイールをほぼすべてUST対応にモデルチェンジさせている「本気度」も踏まえると、これからのロードホイール業界はどんどんチューブレスが進行していきそうです!
ワイズロード神戸店
サンデーライド/フィッティング担当
盛山 新太郎
セイヤマ シンタロウ
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