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こんにちは、ワイズロード東大和店の大元です。
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最近私は、気になる事があります。
それは『11-28Tスプロケットの人気』
コンパクトクランクと組み合わせる事で、
軽く回せる34×28のギアが手に入り、
一躍当たり前のパーツになりました。
特に山が多い日本では最適なギア構成です。
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ですが
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50×34のコンパクトクランクブームが落ち着き、
今は52×36のミッドコンパクトクランクブームです。
世界的なスタンダードとして脚光を浴びており、
日本でもその流れが確実にきていてほとんどの方が
今は52×36のミッドコンパクトを選択されています。
エアロロードを購入すれば100%このギア構成です。
これは11速化によりギアの選択肢が増えた事が起因しています。
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クランクのギア比が上がった。
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なのに!
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スプロケットは引き続き『11-28T』が主流です。
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軽いギアの選択肢が増えるのはギア構成の流れでしたが、
『今は逆にギアが重くなってしまっているのです』
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そこで近年モデルチェンジした新型リアディレイラー。
30Tまでのワイドスプロケットを使用する事が出来ます。
でもこんな先入観がありませんか。
『シフトアップをしにくい歯数差が出るのでは?』
急にペダリングが重くなりすぎるのではという懸念です。
なんとなく30Tという大きさで尻ごみされるでしょう。
では実際ギア比で見比べてみるとどうでしょう。
登りで多用するロー側のギアをピックアップすると
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上がコンパクトのインナー34T
下がミッドコンパクトのインナー36T
ミッドコンパクトに11-30Tの組み合わせは
コンパクトクランクに11-28Tの組み合わせと
ギア比はほとんど変わりがありません。
0.03未満なら感覚的な違いを感じる事はほぼないでしょう。
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もし36Tで11-28Tを使っていた場合で比較すると
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なんとギア比が0.1前後もの差が出てきます。
小数点の世界過ぎて大した差が無いように感じてしまいますが、
実際の登りで使い比べてみれば差を感じるはずです。
ミッドコンパクト構成で28Tを使ってヒルクライムをする場合、
コンパクトで例えるなら26Tのギアで登る事に相当します。
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34T×28T相当の軽さと52T×11Tのトップスピードの両立。
11段変速のまま。より大きなローギアを使えるようになった
モデルチェンジはこれがやりたかったのではないかと思います。
ミッドコンパクトクランクを使うのならば、
30Tのスプロケットは決して大げさな
サイズのスプロケットではないという事です。
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『 僕の足じゃ登れないからコンパクトと11-28Tでいいや 』
とミッドコンパクトを諦めたりしていませんか?
11-30Tなら登りやすさはそのままに、
トップスピードをアップする事が出来ますよ。
これから乗せ換えでギア構成を選び直す方は
11-30Tの導入をぜひ検討してみてください。
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