ワイズロード 新ポータルサイト移転統合

.

【インプレ】新型のPINARELLO試乗してきました!2023年モデルのFシリーズ、Xシリーズ乗り比べた感想。

1620
新橋店】 23年04月11日

ワイズロード新橋店、ピナレロルーム担当の酒井です。

IMG_6901

 

P1127869

 

_1030509

 先日埼玉県某所でPINARELLOの新型モデルの試乗をさせていただきました!
よくある試乗コースとは違いアップダウンや長めのストレート、路面も普段走り慣れたアスファルトでしっかりと試乗させていただきました。
まずはこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。貴重な機会をありがとうございました。

ちなみに近日中にお客様も乗れるチャンスがあります!!
このインプレ記事の最後に情報を載せておくのでお見逃しなく!

今回試乗させていただいた車体がこちら!

・F9
・F5

・X3

F7はF9とフレームが一緒なので、F7をご検討されている方はF9のインプレを参考にして下さい。

それではさ早速インプレに入っていきます!

↓スペックなどの詳細はコチラ!↓

PINARELLOブランドマネージャーが語る最新2023年モデル

 PINARELLO 2023年モデル 試乗インプレ

試乗インプレ① F9

IMG_20230405_095942

¥1,606,000(税込)
メインマテリアル:T900 CARBON
メインコンポ:シマノデュラエース 12s Di2
ハンドル:MOST TALON ULTRALIGHT TiCR
ホイール:MOST ULTRAFAST
重量:7.72kg(51.5)

まずはDOGMA Fに次ぐグレードのF9から。
F7はF9とフレームが一緒なので、F7をご検討されている方はF9のインプレを参考にして下さい。

フレームの素材が『東レT900』になっているのでPRINCE FXの後継車と思われがちの『F7』、『F9』ですが、フレーム形状がDOGMA Fに瓜二つなところや、DOGMA専用だった一体型のカーボンハンドルが搭載され、値段も上がりましたがそれ以上に性能が上がっています。
乗ってみて感じたのは『洗練され完成されたレースバイク』。
今までのPINARELLOはDOGMAが絶対不動のスーパーハイハイエンドバイクで、他のモデルに比べて性能が飛びぬけていましたが、今回の『F9』はDOGMAに迫るものがあると感じました。

P1127593

剛性は他メーカーのオールラウンドバイクよりも高く固く感じ、踏んだ分ロスなく地面にパワーが伝わり、ある程度スピードが乗った状態からでも、踏み込んだ分どんどん加速していきます。
車体を振りもがいた時、最近の軽量なオールラウンドバイクにありがちなフワフワ感が少なく、安定感があり安心して踏み切ることが出来ます。
踏めば踏むほど、どんどん加速していく感覚はまさに絶品、ただ自転車に踏め踏めと言われているような感じがして、パワーが無い自分が乗ると少しの距離で足が持って行かれてしまいます。
パワーがあればある人程、評価が高くなりそうな乗り味です。
ハンドリングやコーナリングは流石ピナレロ、レースバイクなのでハキハキしていますが、思った通りにコントロールでき安定しています。

正直、マイナスな点は何も見つかりませんでした。
DOGMA Fと乗り比べてしまうと、ヒルクライムレースで多くの人に選ばれるほどの軽量さや剛性があるのに固すぎず、レースバイクなのに乗る人を選ばない乗り味などDOGMAがいかに特別なモデルかを改めて感じましたが、スペック的には他メーカーのハイエンドレースバイクと比較しても全く引きを取らず、好みや乗り方によっては『F9』の方が、好みの人も良そうなくらいです。
洗練され非の打ち所がないバイクですが、レースバイクなので正直、サイクリングメインの方にはオススメしずらいですが、競技志向の方は最高の選択になる事間違いはないでしょう。

[ysid 2023000009994]

試乗インプレ② F5

IMG_20230405_092413

¥836,000(税込)
メインマテリアル:T700 CARBON
メインコンポ:シマノ 105 12s Di2
ハンドル:JAGUAR AERO XA TiCR
ホイール:フルクラム Rasing 800 DB
重量:8.98kg(51.5)

続いては個人的に一番気になっていたミドルグレードの『F5』。
フレーム形状はFシリーズ共通ですが素材が『東レT700』なのでレースだけでなくサイクリングでも快適なように振動吸収にも優れています。
PRINCEの後継に当たる車体で『F5』はハンドルが今まで通りフル内装のアルミのエアロハンドルでステムと分かれているので幅などの細かい調節がしやすく、サイズが決まってきたら、MOSTの一体型カーボンハンドルにする事ができます。

IMG_6737

金額が『F9』のほぼ1/2で素材も東レT700なので、どの程度なのかと思っていたのですが乗ってみると見方が180度変わりました。
もちろんコンポーネントがDURA-ACEでホイールやハンドルがカーボンの『F9』の方が性能が高いのは当たり前ですが、フレーム単体の性能で見たら物凄い性能差はないように感じました。
もちろん使用されているカーボンが違うので剛性や重量に差はありますが、ミドルグレードとは思えないほど固くパリッとした乗り味で正直、競技をする人の中でも固すぎる『F9』よりも『F5』を選ぶ人が良そうな、何ならレースの上位も目指せそうな仕上がりです。
ハンドリングやコーナリングも流石ピナレロ、上位モデルと差は感じません。
『F9』よりはマイルドになっていますが正直他のオールラウンドバイクと比べて固く感じました。
ただ本格的にロードバイクを始めたい人には、ちょうどいい選択肢になると思います。

[ysid 2023000010365]

[ysid 2023000010433]

試乗インプレ③ X3

IMG_20230405_111515

¥700,700(税込)
メインマテリアル:T600 CARBON
メインコンポ:シマノ 105 12s Di2
ハンドル:JAGUAR AERO XA TiCR
ホイール:フルクラム Rasing 800 DB
重量:8.98kg(51.5)

次にエンデュランスモデルの『X3』。
ジオメトリーが高スタックのショートリーチになっており、長距離走っても疲れにくいポジションを取る事ができ、使用されているカーボンが『東レT600』なので剛性よりも振動吸収性特化でブルべやロングライドで快適に走れるようになっています。
PARISの後継になるのですが、105 Di2が搭載しており、上位モデルにしか搭載されていなかった、ハンドルなど全てケーブルが内装になるシステムが搭載されるなど レース屋のピナレロが本気でエンデュランスモデルを作り始めているのが分かります。

IMG_6882

実際に乗ってみた感想は『面白い』でした。
タイヤが太くフレームもFシリーズに比べてフレームも明らかに柔らかくて、乗り心地もいいのですが、踏めばどんどん加速していきます。
前作のPARISもそうでしたが、エンデュランスモデルだからと言って走行性能は妥協されていません。
上り坂はやはりもたついてしまいますが、漕ぎ始めも意外に軽く、平坦は空力性能もあってかエンデュランスモデルとは思えないほどの伸びが有ります。
他メーカーのエンデュランスモデルは乗り心地などに特化しすぎていて、乗り心地がフワフワしていまい、ロードバイクらしい軽やかな走りができず、逆に疲れてしまう感じがありますがこの車体は全くそれを感じさせません。
タイヤは32Cまで対応しているので太くしてあげればちょっとしたグラベルに、細くしてあげれば、サイクリングやレースイベントなども楽しめる、初めての人でも乗りやすい一台です。

[ysid 2023000010501]

[ysid 2023000010587]

総評

全体的な値上げで話題になりましたが、どのモデルも想像以上に完成度が高く、驚かされました。
付いているパーツなどを見るとコストパフォーマンスが良いとは言えませんがフレームの完成度を考えると値段以上の価値はあるでしょう。
ただ完成度が高すぎてレースをガチガチでやる人以外の多くの人は『F5』で十分な気がしました。
あくまでもこれはネガティブな意味で言っているのではなく、完成度の高さ故とご理解ください
今回、出てこなかった『F7』も『F9』と同じフレームのUltegra Di2搭載で¥1,155,000(税込)からラインナップがあるのでそこから、自分の好きなパーツに変えていくのも、意外とコストパフォーマンスが良いと感じました。
あと思ったのがフレームの性能にホイールが有っていないと感じました。
『F5』や『X3』に装着されているフルクラムの完成車ホイールもそうですが、『F9』に装着されているMOSTのカーボンホイールも、いいグレードを付けてあげた方がフレームの良さをもっと引き出せると感じました。
ピナレロのホイールアップグレードプログラムも復活するので、性能を引き出すためにもホイールのグレードアップをおすすめします。

今回このインプレがどこまで参考になるかは分かりませんが、2023モデルの本格的な試乗を行ったのは日本国内でも今回試乗会に参加したワイズロードスタッフのみです。少しでも新型にご興味のある方は是非新橋店の酒井までご相談下さい。スペック等の細かい質問などにもお答えします。

試乗会情報

mv_01 (1)

2023年4/15,16日に東京ビックサイトで行われるサイクルモードTOKYO2023でDOGMAを含めた2023年モデルを試乗する事ができます!
今までのイベントでは展示が有ったので実物を見ることはできましたが国内で試乗できるのは最初のイベントになっています。
色々なブランドの車体が試乗できる最高のイベントですが毎年、PINARELLOは事前予約をしないと乗れないほど人気になっています!
予約の受け付けは2023.04.11 20:00より開始なのでお早めに!!

↓ラインナップや申し込みフォームはこちら↓

【CYCLEMODE TOKYO 2023】 PINARELLO出展ならびに試乗のご案内

PINARELLOをお探しなら港区にあるワイズロード新橋店まで!!

ピナレロルームが併設しており、ほぼ全てのモデル、カラーがございます!
ご来店お待ちしております。

ピナレロに関するお問い合わせは新橋店ピナレロ担当酒井までチャットでお問い合わせください!!
チャットはブログページ右下の緑のアイコンからできます!!

IMG_20230311_174255

一覧へ戻る


LINE相談

Pageの先頭へ戻る