ピナレロジャパン様協力のもとに試乗会を開催頂き、ニューモデルと試乗してきました!
今回紹介するモデルはピナレロが提案する新コンセプトモデル
PINARELLO X3 Carbon T600 UD
[ysid 2023000010617]
[ysid 2023000010525]
スペック
105 Di2 完成車 | |
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希望小売価格 (税込) |
¥700,700- |
メインマテリアル | Torayca T600 CARBON |
ボトムブラケット | イタリアン |
在庫サイズ SL=スローピング |
43, 46, 49, 51.5, 53, 54.5, 56, 58, 60 |
カラー (在庫カラー) |
D160/DEEP BLACK D161/KEEN RED |
メインコンポ | シマノ 105 12s Di2 |
ホィール | フルクラム Racing 800 DB |
ハンドルバー | JAGUAR AERO XA TiCR |
その他 | ペダル別売 |
メーカーサイト
THE PERFECT BALANCE
PINARELLO Xは、パフォーマンスと快適性の完璧な融合を提供するためにデザインされたフレームです。
一日中快適なジオメトリーを新たに設計しました。
PINARELLO Xは、厳選された素材、独自の形状、真に革新的なリアエンドの組み合わせにより、反応性、パフォーマンス、快適性の完璧なバランスを実現しています。
COMFORTWITHOUT COMPROMISE
快適性と耐久性を追求したバイクは、重くてレスポンスが悪いことが多すぎる。でも、これはピナレロなんです!
新型PINARELLO Xの開発では、振動吸収に優れたリアトライアングルを開発することに注力し、同時に最大32mmの余裕あるタイヤクリアランスを確保しました。
最新世代のチューブレスタイヤと組み合わせることで、ペダリングの快適性、正確なハンドリング、反応の良いパフォーマンスが融合され、他の追随を許さない性能を実現しています。
GEOMETRIC PERFECTION
新しいPINARELLO Xは、純粋にライディングを楽しみながらも、パワフルな加速とアドレナリン全開の下りのスリルを求めるすべてのライダーに捧げられます。
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インプレッション
まずは、F5とのジオメトリを比較すると
トップチューブは同じながらシート/ヘッドアングルが少し立っている。
フロントフォーク長は同じだが、フォークオフセットが大きい。
リアセンターが7mm(ロードバイクとしてはかなり)長くなっている。
ヘッドチューブ長が38mm長く、アップライトになっている。
結果F5よりも、リーチは約13mm近くスタックは約33mm高くなっています。
試乗してみた!
上記のジオメトリの違いなどは頭に入れてなかったので素直に乗り始めました。
まずハンドルポジションが楽なので、「距離を走りたい」という希望をかなえてくれるバイクだというのが第一印象でした。
とはいえ前傾はしっかりとっているので、風が強い時(この日も風強め)には下ハンを持てば、アップライトで風を受けすぎて辛い!なんてこともありません。
次に感じたのが、「しっかり走れる!」ピナレロっぽさも残した走行感でした。
「F」よりもカーボンのパリッとした感じはありませんが、十分に反応が良かったです。
一番にXに乗ったのでなんの不満も感じずに走っていましたが、その後のFでパリッと感を大きく感じたので「比べれば」程度です。十分な反応性能です。
次に「安定感と癖のなさ」を感じました。
安定感はリアセンターが大幅に長くなっているのも影響しています。
ロードの操舵性の速さは悪く言えばピーキーなので、初心者には怖く感じる方もいますが、リアセンターが長くなっていると腰の安定感が違います。フォークオフセットの影響もあります。
ロードらしいきびきびした反応がマイルドになり、いい意味で「癖のなさ」が万人向けで長く乗っても飽きが来ない、オールラウンドに使えてつぶしの効くバイクになっていると思います。
実際にレース志向・競技志向は年とともにだんだんと減少していくと思います。
そんな時に、レーシングだけじゃない「ロードの楽しみ」を感じるバイクが、寄り添ってくれたら・・・楽しいスポーツサイクルライフが続いていく。。。と思うバイクでした。
加速性能や巡行性能など走行性能を比べたら「F5」を勧めます!
ロードバイクを長く楽しみたい!ずっと続く趣味にしたい!という人には「X」を勧めます。