以前は様々なサイクルイベント(レース含む)に参加していましたが、愛娘が生まれてからヒルクライムとZwiftをメインでサイクルライフを過ごしている名古屋ウェア館の尾林です。
ブルベは2020年に200km・300km・400km・600kmを完走致しまして、SRメダルを獲得したこともあるので、ロングライドに対して有用な商品に対して興味津々です♪
さて、そんな私の元にまさかまさかのビッグアイテムが届きました!!
それが!?
GARMIN EDGEシリーズ最新作!
GARMIN
EDGE540 SOLAR
¥69,800(税込)
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なんでこれがここにあるんだーーー!!??
と、驚いてしまうぐらいのビックリアイテム!GARMINのまだ未発表の最新モデルEDGE540 SOLAR!!(※このブログ投稿時には発表されてます)
とてもありがたいことに、GARMIN JAPANさんのご厚意でこの商品のインプレをさせて頂くことになりました!
こんなレアな機会に巡り合わせていただけるなんて、大変ありがとうございます!!
ということで、約一か月ほど使用させていただきましたので、しっかりとご紹介させていただきます。
当たり前ですがEDGE540はボタン式
私は、EDGE1030を使用しておりますので、周知の事実として540はボタン式であるというところのメリットデメリットをはっきりと感じました。
というのも、800シリーズや1000シリーズはタッチスクリーン式なので、メリットとしては直感的な操作なので押し間違え(操作し間違え)が少ないことで、ボタンを押すときの力もいりませんので走行中でも最小限の力でページをめくったりとかが出来ることです。
デメリットは、タッチの反応がグローブや雨や手の乾燥とかで鈍い時があるので、特に冬用グローブのチョイスに困ることがあります。
そんな印象を持った私が、EDGE540を使ってみて感じたメリットは、さっきの真逆でタッチスクリーン非対応のグローブでも良いことや、ボタンだから押したらちゃんと反応することです。
デメリットとしては、慣れないとボタンの押し間違えが意外と起きやすいこと。左側の上下ボタンが近いので分かりにくい。
右上が決定ボタンなのですが、サイコンを持つように人差し指で押そうとすると反対側の電源ボタンを押してしまうことが多々あったことですね。
これは、フルフィンガーグローブを使用してるさいに、指先の感覚が鈍ることで起きやすかったので、夏場の指切りグローブならほとんど起きませんでしたので、冬場はどっちの方式でもデメリットはあるということですので、540と840で悩む際の参考にしてみてください。
530からの変更点
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前提として、この商品が未発表の状態でこのインプレをさせて頂いてますので、正式なマニュアルが無いためこのモデルの全ての機能を網羅している訳ではないということと、ライドデータの管理やルートを読み込ませるためのアプリであるガーミンコネクトとの連携が出来ていないため、全ての機能は使用できなかったというのをご承知おきください。
ということで、前作との分かりやすい違いとして、まずEDGE1040にも搭載されていたリアルタイムスタミナとパワーガイド、ナビだとトラックバック(スタート地点に戻る)そしてソーラー充電(SOLARモデルの場合)が追加されております。
しかし、パワーガイドはルートの読み込みが必要な為か一度も試すことはできませんでしたので、ここは未知数でございます。
他にも、その時のトレーニング状況に応じたオススメのワークアウトが表示されたりしましたが、私はレーサーではないため使用しておりません。
なので、ホビーレーサーの方にもさらに有用な情報が分かるようになってますので、よりストイックな方達にも嬉しい内容が増えたのだと思われます。
150kmライドでのインプレ
今回私が重視したのがブルベ(ロングライド)での有用性なので、そこにフォーカスして150kmライドをしてきましたのでご紹介していきます。
まず、今回の機能で最も楽しかったのがリアルタイムスタミナ(パワーメーターなどが必要)です!当日までに疲労が残るような運動負荷がかかっていればスタート時点で100%を下回りますが、この日に向けて休養をしっかりとっていたので100%でのスタートです。
少し走るとパワーデータなどから、今のペースならどれくらいの距離を走れるのかを表示してくれます。
しかし、ガーミンコネクトと連携できていないため、私の蓄積データが無くて過小評価されてます(笑)
そして、この日は終始曇り空でしたが、ソーラー充電を含めたバッテリーの持ちも確認していきます。
最初の休憩時は20kmで想定距離もほぼ20km減少。
ソーラーとしては天気の影響で獲得バッテリーが2分10秒とほとんど効果がありませんね(笑)
ただ、50分走ってバッテリーが3%しか減ってないのはちょっと驚きです。ソーラーが無くても長時間使えそうです。
雨沢峠を上る前です。
20分ほどのヒルクライムで、スタミナがどう変わるのかが見ものです。
20分ちょっとで14%も減少。『あなたの体力はもう半分よ』と、言われるとちょっと先行き不安になってきます。
なので、距離を走るための強度と速く走るための強度は違いますので、そこら辺を意識できるいいギミックかと思います。
ちなみに、スタミナが切れるとこんな表示になりました。90km地点ですね。
最初の想定距離よりも少なくなったのは、やはり途中のヒルクライムで頑張りすぎちゃったからでしょうか?
ちなみに、約4時間でソーラー充電の効果は18分28秒獲得となってます。曇でもちゃんと機能してるんですねぇ。スタートからまだ13%しかバッテリーが減ってないってホントすごいです。
ちなみに、折り返し地点からスタート地点に戻るトラックバックを使ったので、クライムプロも起動しました♪パワーガイドはスタミナが0だからか発動しませんでした(笑)
ナビの画面表示がEDGE1030とほとんど変わらないぐらいの見やすさになっていたので(写真撮り忘れてました)、ブルベで使っても困らなそうなぐらい見やすくなってましたが、画面の小ささ(1030がデカいだけ)から走りながらだと細かな表示が見にくかったので、目が悪い人はやっぱり大画面に限りますね♪
ということでゴールです。
10時スタートの19時ゴールだったので、9時間も起動しっぱなし(休憩時もつけっぱなしです)で26%の消費。しかも後半はナビも起動していたので、これはブルベ400kmどころか天気が良ければ600kmも充電なしで完走できそうですよ!!
これは、モバイルバッテリーを減らせる分の重量的メリットと、充電しなきゃいけないという精神的負担も減りますので、ナビも見やすさも相まってブルベライダーにピッタリなのではないでしょうか!?
特に、ヒルクライムやブルベでもタイムを気にする方(まさに私)にベストチョイスと言えそうです!!
ただ、私は重度の方向音痴の為、大画面ナビでトレーニング効果もちゃんと確認できる1000シリーズ推しですが(笑)
リアルタイムスタミナの仕様説明
ライド後にしっかり休憩を取った後の推定距離です。めっちゃ伸びましたね(笑)これぐらいのポテンシャルはあると認められたということですね。データの蓄積は大事です。
さて、さっきの300kmはあくまで省エネ走行時なので、別の日に二ノ瀬ヒルクライムをしに行った時のデータだと、所々で頑張りますので全体での想定距離は180kmぐらいでしょうか?
ソーラー充電も天気が良かったので1時間で6分獲得と、約1割の節約につながってますね。
さて、ここでリアルタイムスタミナの仕様ですが、あくまで私の経験則ですので正式には違うかもしれませんが、右の潜在的なスタミナは元々持ってる最大値みたいなもので、疲労が溜まっていくことで減っていき、その日は回復することはありません。
左のスタミナはその場その場の体力的な物で、例えば全力疾走したら1分ぐらいで走れなくなるけど、休憩したらまた走れるようになるものなので、その時の運動強度に応じての動きが激しいです。
しかし、さっき1分走れたとしても、また全力疾走したら今度は40秒しか走れなかったりします。それは、潜在的なスタミナ(最大値)が減っているからですね。そして、潜在値はスタミナが少ない状態が続けば続くほど減りが早いです。
なので、スタミナ管理としてはFTP強度を超えないってのが基本で、一時的に頑張っても脚を休めたりしてスタミナ回復に努める方が長持ちするって感じの事を可視化できるのは、素直にすごいと思いました。
ちなみに、上記画面はヒルクライムでのタイムアタック終盤なので、スタミナが最大値より多く減ってますが、ギリギリ限界ではありません。
しかし、撮影する余裕がなかったので画像はありませんが、スタート直後は推定距離が10kmになるほど強度が高かったので、そのままだと後半バテるよってことも可視化されてたので途中でペースを抑えました。
ソーラーの有用性
結局、天候に恵まれなくてロングライドでは確認できませんでしたが、通勤の20分程度でもこの様に3分半ほどバッテリーを獲得できてますので、実際に150km走ったあと3週間ほど充電なしで通勤で使い続けてみたところ、結局一回も充電せずに返却の日を迎えましたので、充電スパンがとても長いというのは色々と面倒くさがりやの私にとってすごくストレスフリーでしたので、結構買い替えに心が揺らぎました(笑)
ただ、子育てで走る時間が限られているため、もう少し娘が大きくなるまでは今のデバイスで頑張る予定です。
イベント参加が増えてきたらきっと買い替えるでしょう♪
最後に
このモデルの総括としては、トレーニングを積み重ねるホビーレーサーは勿論のこと、高度なナビ機能を必要としないほとんどのサイクリストに有効と言えるポテンシャルを持っていると言えるでしょう。
もちろん、心拍計やパワーメーターといったセンサー類は必要ですが、それらが揃っていれば初心者の方ほど自分を知ることで無茶なサイクリング計画でボロボロになることも避けれますし、レースであれば今の自分の余力が可視化されているので、アタックできるスタミナがあるのか?とか、そのアタックのペースだとどれくらい維持できるのかとかの目安にもなります。
さらに、トレーニングツールとしては、スタミナを減らす動きをすれば自然と効果の高い強度で走れているという証拠になりますし、その限界を超えてやろうというモチベーションにも繋がります!実際、私は限界超えて表示バグらせましたし(笑)
そんな楽しいリアルタイムスタミナをなるべく安価で済ませたいなら、EDGE540で決まりでしょう!!
他にも有用な機能はたくさんありますが、さすがに長くなりすぎますので今回は新機能のインプレをさせて頂きました。他にももっと詳しく聞きたい方は是非!ワイズロード名古屋ウェア館へご来店下さいませ!お待ちしております♪