こんにちは。二子玉川店の旅好きスタッフ長山です。
今回は、リムも消耗品ですよ、ということについて書いてみます。
昔から定番のリムブレーキは、ホイールの外周部「リム」の
ブレーキシュー当たり面にブレーキシューを押し当て、
その摩擦でスピードをコントロールします。
下手くそな絵で恐縮ですが、断面から見るとこんな感じです。
そして、ブレーキをかけ続けていくと、摩擦でだんだんすり減っていきます。
このすり減っていく対象が、どうもブレーキシューだけと捉えられがちなのですが、
リムのブレーキシュー当たり面も、当然、減っていきます。
ブレーキシューと比べて減りがゆるやかなので、気付きにくいだけなのです。
それが証拠に、このブレーキシュー画像。
銀色の破片がめり込んでいますね。
この銀色の破片の正体は、リムの削れカスです。
こうして、リムも少しずつ減っていっているのです。
破片がめり込んだ状態でブレーキをかけると、摩擦音が「シューーッ」でなく
「ガシューー!」という音に変わるので、すぐわかります。
そうしてリムの摩耗が進行し過ぎると、何が起こるかと言いますと・・・
またまた下手な図で、伝わるかどうか、ですが、
こんなことが起こります。
リムのブレーキ当たり面が薄くなり過ぎて、タイヤチューブの圧力を
押さえきれなくなり、リムが外側に広がってしまうのです。
こうなると 、空気を補充して空気圧が上がって行ったところで、
リムが変形してタイヤが外れバースト、なんてことも起こります。
そういうリムの減り過ぎを防ぐため、摩耗度合をチェックする
印が付いているリムもあります。
印の溝や穴が、薄く消えて来たら、かなり減っています、というサインです。
先日、ブレーキシュー交換を承った自転車が、
正にリムが広がり始めており、オーナー様は
全くそれに気付いておられませんでした。
そういう方も、ブレーキを多用する街乗りクロスバイクを中心に
少なくないと思い、今回、書いてみました。
ブレーキシューの摩耗度合だけでなく、
リムの摩耗度合も要チェックです!!
もしよくわからなければ、点検にお出しください。
リムがそこまで減った自転車だと、他の箇所も
くたびれてきている可能性が高いですよ!
※点検、修理をご希望の際は、お手数ですが
出来るだけご予約をお願い致します。
飛び込みの修理も、可能な範囲で承っておりますが、
混雑時にはご希望に添えない場合もございます。
先にご一報頂ければ
「この時間は無理ですが、この時間なら大丈夫ですよ」
といった具合に、ご案内が出来ます。
また、ご予約のご連絡を頂いた時点で、大まかに診断して、
部品取り寄せの有無や納期、予算の目安を
ある程度お伝え出来る場合もありますので、
宜しくお願い致します。
直す気満々ではるばるお越しいただいてから
「部品取り寄せが必要で、後日の修理です」
なんて展開になると、悲しいですからね!
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誠に恐れ入りますが、御予約の上
ご来店くださいますようお願い申し上げます。
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