ZIPPといえば「エアロ」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
風洞実験のデータを公開する数少ないブランドで、エアロに対して絶対の自信を持つブランドです。
しかしながら往々にしてエアロに寄せると重くなってしまいがち。
今回はそんな両方のいいとこどりをした
ZIPPの中堅グレードにして圧倒的パフォーマンスを誇るホイールをご紹介します。
ZIPP 303 Firecrest Tubeless Disc-Brake
[ysid 0710845851179]
スペック概要
ホイール重量:前後合計1352g
リムハイト:40mm
リム幅:25mm
価格:365,400円(税込)
注目ポイント1: ワイドリムと軽さの両立
25mmという圧倒的に広いリム幅は巡行の際の快適性を大きく伸ばしてくれます。
一方でワイドリムにすればその分大きくする必要があるため、往々にして重くなってしまう傾向があります。
しかしながらこれでも1352g。これは他メーカーと比較しても驚異的な数字で、同リムハイトのものと比べると
5~10%程軽い計算になります。
クライミング性能としても一級品のホイールと言えます。
その軽さを実現するのがフックレスのリム。チューブレスのみの対応になりますが、
近年のチューブレスタイヤは進化が目覚ましく、ミシュランやコンチネンタルなどの高性能、
かつ楽なインストールを実現したタイヤも増えてきました。
余談ですがスタッフもチューブレスタイヤが嵌らないことで
嘆く回数が明らかに減ってきました。
技術の進化はこっそりと表れています。(笑)
注目ポイント2: エアロとワイドリムの共存
ZIPPの代名詞ともいえるあの凸凹。
ZIPPによると
U字型のリムとディンプルを組み合わせることで
リム表面に乱流境界層を形成し
あらゆるヨー角からでも気流がリムに沿って流れるようになる。
トレードオフとしてリムの表面摩擦抵抗はやや高くなるが、
これはドラッグが発生することで受ける抵抗の約10分の1に留まる。
とのこと
要約すると
・あらゆる向きの風を推進力に変える
という事になります。
このディンプルは多くのユーザーから絶大な支持を受けています。
そしてワイドリムとの両立も実現。
リム幅が大きければ射影面積が大きくなり空気抵抗になりますが
前モデルからエアロ性能が最適化されており、
よりエアロになっています。
注目ポイント3: レスポンスの早いハブ
搭載されているZR1ハブは66ポイントの噛み合わせとなっており
踏んだ直後に加速する大変レスポンスの良いハブがポイントとなっています。
ゴールスプリントや差し合いにも出遅れないので戦いにもってこいです。
また、高耐久ベアリングの採用とアップデートされたシール性能により
泥/砂区間も安心して使用できます。
レース、決戦用に使えるオールラウンドなホイールになります。
戦局を変えるホイールにいかがでしょうか??