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【HOW TO】スポーツ自転車 選び方 ジャンル別編 ロード

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川崎店】奥平 総帆 23年04月14日

いつかは乗ってみたいロードバイク。
たくさん車種があって選びにくいと思います。長く、気に入って乗るためには見た目が大事ではありますが、機能面も気になりますよね。
今回は、機能面にフォーカスを当てて解説してみようと思います。

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ロードバイクとはどういうスポーツ自転車?

元々、自転車レース用に開発された自転車ですので、以下のような特徴を持っています。

 

ロードバイクの見た目の特徴

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シンプルで軽量なフレーム

人力で走る自転車に、重量の軽さは、楽に速く走るためには必要な機能です。
必要最低限のフレームにより極限までシンプルな形状をしています。

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細いタイヤ

クッション性より転がりの軽さを重視した細身のタイヤがついています。
パンクしやすいと思っているかもしれませんが、ちゃんと週に1回空気を規定圧まで補充していただければ、かなりの確率でパンクを防止できます。
最近は徐々に太いタイヤが付けられるモデルも出てきていますので、後から好みで変えてみるのも楽しさの一つです。

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ドロップハンドル

深い前傾姿勢をとるための下側に巻き込んだ形のハンドルがついています。
これは、乗車中に様々なハンドル位置を握ることで、走り方に合わせたり、疲れ具合により持つ位置を変えることができます。
また、前傾していることで、勝手に体重がペダルに乗せられるようになるので、ペダリング効率のいい位置に来るようになっています。

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たくさんのギア 

ロードバイクは長い距離を、楽に、速く走るための物です。ということは、ご自身の体力を低燃費で使わなければすぐに疲れてしまいます。
なるべく楽に長い距離を走るために大事なのが、ペダルの回転率「ケイデンス」です。
路面は一定ではなく、向かい風や、上り坂、逆に追い風や下り坂など目まぐるしく変化します。
その変化があると回転数が速くなったり、遅くなったりしてしまうと非効率になってしまいます。
どんな時でも一定の回転数になるよう調節するためのものがギアになります。
段数が多くなるとその分、細かいギアチェンジができるようになります。ですので、ギアの段数が大事になります。

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どのような人にあっているか

スピードを出したい
遠くまで走りたい
レースに出たい

と思っている方に合っていると思います。
スピードを重視していないようでしたら、クロスバイクやグラベルロードがよろしいかと思います。

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使い方から見るロードバイクの種類

一口にロードバイクといっても種類があります。メーカーによって若干変わりますが大きく分類すると、
ロード3種類+グラベルロード1種類=合計4種類となります。
でわ中身を見ていきましょう。

軽量:ヒルクライムモデル

軽量で一番ロードらしいシンプルなシルエットのロードバイクです。

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メリット

あらゆる場面で使用できますが、軽量に作られているため、特に登坂に強く作られています。
アルミの軽量なモデルもあるので価格帯も広く選びやすいです。

デメリット

軽量でシンプルなので、余計な機能が付いておらず、振動吸収はほかのモデルに軍配が上がります。

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長距離:エンデュランスモデル

長距離を楽に速く走れるように作られているモデルです。

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メリット

前傾がきつくなりすぎず、楽な姿勢が取れるようになっています。
振動吸収に優れているモデルも多くあります。
ツーリングにも対応できるように、バッグや泥除けが付けられるようになっているモデルがあります。
30C前後の太めのタイヤがついています。
アルミの軽量なモデルもあるので価格帯も広く選びやすいです。

デメリット

振動吸収機構や、タイヤの太さなどから重量が重くなる傾向があります。 
重量の分、速度は出しにくくなるかもしれません。
(ホイールやタイヤを変えることで走りの質を変えることは可能です。)

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速さ:エアロロードモデル

自転車の一番の大敵、空力性能を高めた高速巡行モデルです。

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メリット

空力性能が高く作られており、平地での高速巡行に優れています。
最近のモデルは乗り心地を考慮しているモデルも多く出てきています。

デメリット

エアロ形状にするため、軽量モデルに比べると、重量が重くなります。
形状的にカーボンモデルとなるため、値段が高くなる傾向があります。

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悪路:グラベルロードモデル 

40C前後の太いタイヤを履かせており、ちょっとした段差や砂利道などどこでも走っていけます。
様々なオプションを付けてツーリングバイクとしても使用できます。 

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メリット

前傾がきつくなりすぎず、楽な姿勢が取れるようになっています。
ツーリングにも対応できるように、バッグや泥除けが付けられるようになっています。
40C前後の太めのタイヤがついて、フレーム自体も振動吸収に優れているモデルも多くあります。
アルミの軽量なモデルもあるので価格帯も広く選びやすいです。

デメリット

未舗装路にも耐えられるように頑丈に作られているため、重量がかなり重めにできています。
未舗装路での安定性に振った設計がなされているので、タイヤ、ホイールしてもロードレーサー並みの速さは出しにくい設計です。
未舗装路をあまり走らず、速度を重視したい場合はエンデュランスロードの方ががいいかもしれません。

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素材による違い

カーボン

 

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レース機材としての側面が強いスポーツ自転車で最も高性能な素材となる”カーボン”
最大の特徴は他の素材には無い圧倒的な軽さと、高出力のパワーにも対応可能な強靭さを実現できること、そして他素材よりも設計の自由度が高く様々な形状を得ることが出来るのです。
レースに挑戦してみたい、デザインにこだわりたい、そんなお客様にオススメな素材がカーボンとなります。
お値段は完成車ですと平均25万円~

メリット

基本的にカーボンフレームは複数のカーボンシートで構成されるので、設計の自由動画大きく、カーボンシートの配置によって快適性を高くしたり、剛性を高くしたりなどの調整も可能で、形状に関しても丸型、角型、翼断面刑状等の様々な形状が存在し、それにより空気抵抗を下げたりやバランスを調整することができます。
こういう素材そのものの自由度の高さから、現在のレース環境では絶対の素材となり、今のフラグシップモデルは、ほぼ全てカーボンを利用したものとなっております。
さらに機能だけではなく、デザインも様々なので、クラシカルなデザインからモダンなデザインの物まであるので好みの一台が見つかると思います。

デメリット

弱点は予期せぬ方向からの衝撃で、これにより車体にひびが入ってしまうともう乗れません。
現在では国内のカーボンリペア業者様へ依頼して修理ことも可能ですが、当然割れているフレームのメーカー保証はなくなり、修理費はそこそこしてしまいます。
もう一つはお値段が上がる事、上記のカーボンリペア費もそうですが素材の値段と作成の手間がかかるため、必然車体の金額も高くなります。
しっかりとメンテナンスしてあげれば、維持費は他の素材と大差ない上に、素材の寿命は鉄素材よりも長い傾向にありますので10年以上の走行も可能です

 

アルミニウム

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アルミニウムは重量剛性比のバランスが良い素材として、現代のスポーツバイクではポピュラーなフレームとなっております。
初めての1台や取り回しの良い車体を探している方にピッタリの素材となります。
お値段は平均10万円~となります

メリット

金属系の素材の中でも軽くて動力伝達に優れる素材となっており、さらにコストも少なくなることから、低価格でありつつ、スポーティーな車体を組む際に重宝する素材です。
現代に至っては競技向けの設計をしたものも存在しており、レースでの仕様でもカーボンと遜色ない性能を発揮する物もございます。

デメリット

ロードバイクなどに使用するパイプはかなり薄いチューブ設計にしてあるので、転倒やハンドルがチューブに強く当たるなど予期せぬ方向からの強い衝撃でへこむことがあります。各種形状がメーカーの専用設計な事も相まって、一度壊してしまうと修理も不可能です。
モデルにもよりますが、振動吸収が素材的に不得意なのと、硬めの車体が多い傾向があります。

 

クロモリ

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スチールチューブにクロム、モリブデンを添加した合金製のフレームのことを総称してクロモリと言います
このフレームの特徴は「高い強度と振動吸収性」になります。
お値段は平均10万円~となります

メリット

スチールチューブは粘り強い素材ですのでフレーム自体がそこそこしなりを生み出します、このしなりが振動を軽減して快適な乗り味を実現しております。
設計次第にはなりますが動力伝達も決して低くはなく、しなりを活かしたバネ感のある加速や、優しい乗り心地が魅力。
間違いなく強度は全素材中トップで、錆には弱いですが、しっかりとした保管状況で乗られていれば10年くらいは問題なく使用可能です。
クラシカルな車体や、快適性の高い車体をご希望の方にオススメの素材となります。

デメリット

弱点は上記で述べた錆に弱いところと、スポーツバイクの中では重量が重くなることです。
とはいえ、重いといっても10kg行くか行かないかくらいですので十分軽いとは思います。

 

ギア

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段数の違い

フロント変速は、通常2段、グラベル系は1段が多い設定なります。

リア変速は、
6、7、8、9段 スポーツ、レクリエーション
10、11段 レース入門、長距離
12段 長距離、レース、プロ用

とざっくり分けることができます。ただ、スポーツ、レクリエーションだから10段以上じゃないとだめ、長距離、レース用だから9段以下はだめという声を聞きますが、ロードバイクで走る目的はどちらも変わりませんので、段数にそこまでこだわりすぎなくてもいいと個人的には思います。

変速方式

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上位機種は電動、中間から入門グレードは機械式ギアとなっています。
機械式は低価格帯から中価格帯まで採用されています。前後ギアの組み合わせをマニュアル的なギア操作を覚える必要がありますので、ここが初心者にとって一番最初の鬼門かもしれません。

電動は充電が必要ですが、スイッチで変速させるため、疲れていても確実な変速が可能です。また、初心者にわかりにくいギアの組み合わせも感覚的に操作することができます。

 

ブレーキ方式

現在はリムブレーキとDISCブレーキの両方があります高額な車体はDISCブレーキにほぼ入れ替わっており、低価格帯にはリムブレーキがあることが多いです。個人的には晴れの日しか乗らないのであればどちらでも問題はないと思っております。
ただ、今後、カスタムをしていく上ではDISCブレーキの方が機材的な選択肢が多くあると思います。

DISCブレーキ

メリット
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制動力が高い
油圧は軽いタッチで握ることができる
リムが軽く作れる

デメリット

リムブレーキに比べると重い傾向がある
取り扱いが繊細
油汚れに弱い
擦れやすい
油圧だと自身でのメンテナンスがやりにくい

リムブレーキ

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メリット

DISCに比べ、軽い傾向がある
晴れであれば十分な制動力がある
DISCより繊細ではない

デメリット

雨天時に制動力が弱まりやすい
セッティングや機材の相性でレバーの引きが重たい場合がある

 

価格差

単純に値段が高くなると、軽くなり、高機能になっていきます。
土の値段を買えばいいかという質問を受けますが、大手自転車ブランドが出している物であれば、ほぼハズレはないので、どの価格帯でもいいと思います。
初心者だから高いものはダメ、上級者だから安いのはダメということはありません。
詳しくはこちらの動画をご参照ください。

 

サイズの選び方

サイズの合っていない車体は乗りにくくなってしまう場合があります。
自転車のサイズと言われても、イメージが浮かばないと思いますが、詳しくはこちらの記事をご参照ください。

 

 

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最後に 

たくさん種類が合って選びにくいと思います。基本まずは「かっこいい」から入っていただいて問題ないと思います。
最初の一台目は見た目が大切です。そこで選びきれなくなって悩んだら上記を参考に選んでみてください。

選び方に悩んだらぜひワイズロードのスタッフまでお声掛けください。
ご来店、ご相談、お待ちしております。

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