ユニバーサルディレーラーハンガー
UDH
¥3,300-
[ysid 0601842824092]
数年前からSRAMがディレーラーハンガーの世界共通化を目指すべくUDHというものを開発しました
MTB系に先に入ってきて近年MTB向けコンポーネントでこのハンガー部分にダイレクトマウントするリアディレーラーが開発されていたりします。
ロードバイク業界では今年のモデルのTREKが新型の自転車にUDHを導入してきています。
もとよりTREKは自社ブランドの自転車のほとんどのディレーラーハンガーを共通化していたりと
部品点数を減らすことに注力してくれていたブランドでもありましたがここにTREK内だけじゃなくとも共通化できるパーツに乗り換えていくということですね。
UDHはのちにつながるディレーラーの為に取り付け部分はただの円筒になっています。
どこかに引っ掛けるといった構造ではなく挟んで締め付ける構造ですね。
締め付けトルクは25Nmとかなり強力になっています。
上の写真でピッチが見えると思いますが約2㎜と大きいのはこのためですね。
雑な絵で申し訳ありませんがこんな感じで取り付けがされているパーツになると思います。
25Nmと抱えている部分のすぐ右側のななめになっている部分、ここをフレームと合わせておくことでハンガーとして適した位置にディレーラーを持っていくことができます。
なぜこんな構造になっているのか?
ロードバイクでは滅多にありませんがMTB系では稀に木の枝などがスポークに絡みディレーラーやハンガー部分を壊してしまうことがあります。
そういった際にも今回の取り付け方式でスト後ろ方向へぐるっと回ることで破損を回避できる可能性があります。
これはロードバイクにももちろん役立つのですが同じ条件にヒットすることはほとんどないと思いますのであまり気にしなくてもよいかもしれません。
そんなことよりもディレーラーハンガーが共通化されるということは
破損したその日に店舗に持ち込んで修理完了となる可能性が非常に高くなります。
正直なところを言うとディレーラーハンガーは車種事に1本専用品になっていますので今までの自転車前部に対応できるお店はありません(断言できます。)
ひどい話ではなりますが来るかもわからない商品を1,000種類や2,000種類おいておくのは不可能です。
ですので今回のUDHというのは我々自転車のお店からしても非常にありがたい規格だったりします。
メーカーもお店も在庫数を減らせてユーザーは困ったときに駆け込めばすぐに直せる可能性が上がる
こんなにいいことはないのではないでしょうか?
ご案内は上山翔でした。